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2010/09/12 [Sun] 23:24:41 » E d i t
2001年に米ニューヨークの世界貿易センタービル(WTC)やワシントン郊外の国防総省などに乗っ取られた旅客機が突っ込み、約3千人が犠牲になった米中枢同時テロは2010年9月11日、発生から9年を迎えました。

11日、ニューヨークやワシントンでは追悼式典が行われたのですが、今年はWTC跡地「グラウンド・ゼロ」近くのイスラム教モスク(礼拝所)建設を巡り世論が二分され、キリスト教牧師がイスラム教の聖典コーランを焼く行事を企画(その後中止発表)する中での追悼となり、会場周辺は厳戒態勢が敷かれました(「米同時多発テロ:発生9年 厳戒態勢下の追悼」毎日新聞 2010年9月12日 東京朝刊)。

9月13日付追記で、鈴木宗男衆院議員のムネオ日記から一部引用しました。



1.追悼式を中心とした報道記事を幾つか。

(1) 共同通信:2010/09/12 01:28

同時テロ9年、米各地で追悼 イスラム世界と戦争せず

 【ニューヨーク共同】2001年に米ニューヨークの世界貿易センタービル(WTC)やワシントン近郊の国防総省などに乗っ取られた旅客機が突っ込み、約3千人が犠牲になった米中枢同時テロから9年を迎えた11日、WTC跡地付近など各地で追悼式典が開かれた。オバマ米大統領は国防総省の式典で「イスラム(世界)と戦っているわけではないし、戦争に乗り出すことも決してない」と演説、宗教的寛容を訴えた。

 WTC跡地近くのモスク(イスラム教礼拝所)建設計画やフロリダ州のキリスト教会牧師によるイスラム教の聖典コーラン焼却計画をきっかけに、保守派を中心とする一部の米国民の反イスラム感情が顕在化。オバマ氏は就任後2度目の「9・11」で亀裂の拡大防止と修復に務めた。

 オバマ氏は式典に先立つ週末恒例の国民向けビデオ演説でも、信仰の違いに乗じて米国民の結束を引き裂こうとする一部の試みに「屈してはならない」と呼び掛けた。

 ニューヨークの式典では、遺族のほかバイデン副大統領やブルームバーグ市長らが出席。旅客機2機がWTCの北、南2棟にそれぞれ突入した時刻と、さらに両ビルが崩壊した時間に合わせ計4回黙とうした。

 弦楽器の荘重な音楽が流れる中、銀行の駐在事務所長だった菊地原聡さん=当時(43)=ら日本人を含むWTCでの犠牲者2752人の名前が次々と読み上げられた。

2010/09/12 01:28 【共同通信】」



(2) 東京新聞平成22年9月12日付朝刊1面【国際】

「9・11」テロから9年 モスク論争の中、追悼式
2010年9月12日 朝刊

 【ニューヨーク=加藤美喜】ハイジャックされた旅客機がニューヨークの世界貿易センタービル二棟とワシントンの国防総省に突入するなどし、約三千人が犠牲となった米中枢同時テロから十一日で九年を迎えた。同センター跡地近くに持ち上がったモスク(イスラム教礼拝所)建設計画が全米で論争を巻き起こす中、各地で遺族が参列してしめやかに追悼式典が営まれた。 

 世界貿易センター跡地脇の公園を会場に行われた式典では、旅客機二機が突入した時刻などに合わせて黙とうが行われ、日本人を含む犠牲者二千七百五十二人の名前が順次読み上げられた。オバマ大統領は国防総省の式典に出席し、「米国はイスラム教と決して戦争をしない」と演説。米国民に対し、宗教的な憎悪や偏見に屈しないよう呼び掛けた。

 モスク建設計画をきっかけに米国では一部国民の反イスラム感情が顕在化し、フロリダ州の教会牧師が「9・11」当日にイスラム教の聖典コーランを燃やす計画を発表。焼却計画は直前に中止されたが、イスラム社会の強い反発を呼び、アフガニスタンでは大規模な抗議デモが起きた。十一日はテロ後初めて、イスラム教のラマダン(断食月)明けを祝う祭りの日と重なった。米国内では祭りを自粛する動きも出ている。」



(3) asahi.com:2010年9月12日0時8分

9・11演説、米大統領「イスラム教と戦うことはない」
2010年9月12日0時8分

 【ワシントン=望月洋嗣】オバマ米大統領は11日、同時多発テロで180人余りが死亡した米国防総省での追悼式典にゲーツ国防長官らと出席し、イスラム教を敵視する米国内の風潮を意識して「我々はイスラム教と戦っておらず、決して戦うことはない」と演説した。

 遺族ら数百人を前に演説したオバマ大統領は、「9月11日に我々を攻撃したのは、特定の宗教ではなくアルカイダだ」と強調。「敵が最も恐れるのは、我々が忠実な米国人であり続けることだ。これは現在の戦争で最も強い武器であり、死者への最高の敬意だ」と述べ、多様性や寛容さを重んじ、団結するよう国民に訴えた。」



今年の9月11日は「モスク建設計画をきっかけに米国では一部国民の反イスラム感情が顕在化」するなど、おかしなことになっています。

オバマ米大統領は2010年9月10日、中枢同時テロから丸9年を前にホワイトハウスで行った記者会見で、オバマ氏は「イスラム教徒の米国民は何百万人もおり、アフガニスタンで戦っている米兵もいる。彼らはわれわれの仲間だ」と述べ、イスラムへの偏見を戒めています(「米大統領、テロ脅威は長期間継続 イスラムと協調呼び掛け」共同通信:2010/09/11 11:46 )。オバマ大統領は、国防総省の式典においても、「米国はイスラム教と決して戦争をしない」と演説しています。米国民に対し、ごくごく当たり前と思えることを何度も演説し、宗教的な憎悪や偏見に屈しないよう呼び掛けているのです。

なお、「「9・11」テロに関して、1面で掲載したのは東京新聞だけでした。朝日、読売、日経は1面に掲載することもなく、毎日新聞に至っては9月11日の追悼式に関して、9月12日の紙面には全く掲載していないのです。日本のマスコミの間では「9・11」テロに対して関心が乏しくなっているようです。



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2010/09/08 [Wed] 22:02:57 » E d i t
民主党代表選では、菅直人氏と小沢一郎氏の政見(代表選公約)に関して政策はかなり異なりますが、特に注目すべき点は米軍普天間飛行場移設問題です。

菅直人氏は、「普天間移設問題では日米合意を踏まえ取り組むと同時に、沖縄の負担軽減に全力に取り組む」としています。共同会見でも「これ以上、方向性が定まらない状況を継続すると悪影響が出る」と合意の実行に全力を挙げる立場を表明しています。

これに対して、小沢一郎氏は、「普天間移設問題は沖縄県民と米国政府が理解し、納得する解決策を目指し、改めて話し合う」としています。「菅・小沢氏の政見要旨=民主代表選」時事通信(2010/09/01-13:36)。小沢氏は共同会見で「白紙に戻すと言っているわけではない」としつつ、「沖縄県も米国政府も納得できる知恵を出せば必ず(解決)できる」と強調し、合意の見直しに取り組む姿勢を示しています(時事通信(2010/09/01-21:39))。 

簡潔に言えば、菅直人氏と小沢一郎氏とでは、また「沖縄を見捨てる」道を選択するのか否かの違いがあるわけです。私たちは、どちらの道を選ぶべきなのでしょうか。投書とインタビュー記事を引用しておきます。



1.投書とインタビュー記事。

(1) 朝日新聞平成22年9月7日付朝刊14面「声」欄

沖縄県民は小沢氏に期待する――沖縄県糸満市・60代

 民主党代表選では、ほとんどの沖縄県民が小沢氏の勝利を願っていると思います。民主党支持者ではない私もその一人です。理由は普天間飛行場問題への姿勢です。過重な米軍基地の負担を少しでもいいから軽くしてほしいというのは、全県民の一致した願いです。だからこそ知事はじめ県内全市町村の首長らが県内移転に反対しているのです。

 全県民の反対にもかかわらず沖縄に再び基地を押しつける政治は、民主主義と言えるのでしょうか。菅首相の対応には幻滅です。県民を裏切り、最終的に県内移設を結論としたのは鳩山由紀夫前首相ですが、鳩山氏が一時、真剣に県外移設を模索したことだけは、疑いません。しかるに菅首相は就任当初から問題解決にあたる姿勢すら見せません。1%の国土に75%の基地を押しつけ、こんなに嫌がる県民に平気で「感謝する」などと言える人が本当に市民運動出身者なのでしょうか。

 小沢氏は「沖縄も米政府も納得できる案は必ずできる」と主張しています。その「剛腕」に大いに期待します。」



(2) 日刊ゲンダイ2010年(平成22年)9月9日付(8日発行)5面

私は小沢一郎を支持する<4>――俳優・菅原文太

今の日本はチリの鉱山に埋まった作業員と同じさ

 人々が困難な状況に陥った時こそ、リーダーの力量が問われる。チリの鉱山で33人もの作業員が地下に閉じ込められただろ。あの事故だって、現場監督が優れた統制能力を発揮したから、皆、整然として救出を待っていられる。あの暗闇のパニック状態だ。舵を取るべきリーダーが誤った判断をすれば、全員が生きていたかどうかは分からないよな。

 今の日本の状況は地下に閉じ込められたチリの作業員と同じさ。先行きの見えない暗闇で国民は皆さまよっている。日本人にもチリの作業員と同じように、しっかりと舵を取れるリーダーが必要な時だと思うね。

 オレが小沢さんを支持しようと思ったのはね、沖縄の問題だよ。先月半ばに辺野古の美しい海を訪れて、こんなところに滑走路を造るべきじゃないと改めて思った。

 沖縄問題は戦後日本の米国一辺倒が招いた、あらゆる問題の縮図だとオレは考えている。復帰前から現地の人に触れて感じることだけど、彼らは助けを待っているよ。なのに、救い出す立場の本土の政治家が一致して沖縄に視線を向けることはない。遠い、よその国のようにしか見ていない。チリの作業員は4カ月後に脱出できるそうだが、沖縄県民は戦後65年間も“地下”に閉じ込められている。そう言っても過言ではないんじゃないかな。

 菅さんは総理になって沖縄の「お」の字も言わなくなり、前例踏襲で辺野古に基地を造ろうとしている。代表選ではしきりに市民活動家としてのルーツを縷々(るる)述べているけど、市民運動に関わったアナタにとって沖縄は大事じゃないのか。そんなに米国が怖いのか。ぜひ聞いてみたいね。

 政治家も官僚もメディアも自民党時代から変わらぬ米国追従一辺倒の中、小沢さんは「日米中の関係は対等な正三角形であるべきだ」と主張している。出馬会見でも「沖縄も米政府も納得できる解決策が知恵を出せば必ずできる」と力強く語っていた。彼の思想と姿勢があれば、米国相手にも粘り強く交渉してくれると希望を託したい。 

 真の改革は辺境から訪れるもの。明治維新の中心となった薩長とも江戸や京都から見れば辺境さ。21世紀はさらに遠い沖縄から変革を起してくれと、小沢さんにはエールを送りたいな。

好かれてばかりの男は面白くない

初対面でハラの据わった人物と感じたね

 先日、週刊誌の対談企画で小沢さんに始めて話を聞く機会があった。数々の修羅場をくぐってきているから、ハラが据わっていたね。今の政治家は大衆におもねり過ぎて総じて軽い。嫌われたっていいじゃないか! 男は外に出れば7人の敵ありさ。好かれてばかりの男は面白くない。オレなんかも映画界ではエライ嫌われていたからな。敵が揚げ足を取ろうが、放っておけばいい。三船敏郎さんのように「男は黙って」じゃないと。

 今回の代表選が小沢さんの「最後の大勝負」と言う向きもあるけど、これで終わりだなんて思っちゃダメだ。男はいったん立ち上がったなら、命ある限り戦い続けないと。負けても、また挑戦すればいい。

 小沢さんはオレよりも9歳も若い。まだまだ、これからさ。

 聖書には「新しい革袋には新しい酒を」という言葉がある。せっかく政権交代で「新しい革袋」を作ったのに、中身は官僚主導で「古い酒」のままだ。小沢さんには新しい酒を入れ直して欲しいな。古い酒がおいしいのは泡盛だけ。特にウマイんだよ、沖縄の古酒は(笑い)。

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すがわら・ぶんた 本名同じ。1993年、宮城県栗原市出身。早大中退後、新東宝にスカウトされ、58年に本格デビュー。73年、「仁義なき戦い」でキネマ旬報主演男優賞、75年、「トラック野郎・御意見無用」などでブルーリボン主演男優賞を受賞。現在、飛騨・清見で夫人とともに田舎暮らし。山梨の休耕田を借り、農業支援にも取り組んでいる。」



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2010/09/04 [Sat] 12:52:46 » E d i t
民主党代表選挙が平成22年9月1日に告示され、届け出順に小沢前幹事長と菅総理大臣の2人が立候補し、はそれぞれ「政見」(代表選公約)を発表し、共同記者会見で説明しています。なお、この代表選は、今月14日が投票日であり、2週間の選挙戦に入りました。


1.菅直人氏と小沢一郎氏の「代表選公約」の違いと共同記者会見後の論説を引用します。

(1) 時事通信(2010/09/01-21:39)

公約の扱い、普天間で相違=争点鮮明に-民主代表選・政策比較

 1日告示された民主党代表選に立候補した菅直人首相、小沢一郎前幹事長はそれぞれ「政見」を発表し、共同記者会見で説明した。子ども手当や高速道路無料化などを盛り込んだ昨年の衆院選公約(マニフェスト)の扱いや財源、米軍普天間飛行場の移設問題などで両氏の立場の違いが明確になり、争点が浮き彫りになった。

 衆院選公約について、首相は政見で「実現に誠実に取り組む」としながらも、「財源の制約などで実現が困難な場合は、国民に率直に説明し、理解を求める」と修正に言及。会見では「消費税を含む議論が必要」と指摘した。

 これに対し、小沢氏は会見で「衆院選で約束したことを着実に実現していく」と強調。財源については、政見で、国家予算の全面組み替えと無駄の削除により「充てる」と確約した。

 普天間問題に関し、首相は政見で、沖縄県名護市辺野古への移設を確認した5月の「日米合意を踏まえ取り組む」と明記。会見でも「これ以上、方向性が定まらない状況を継続すると悪影響が出る」と合意の実行に全力を挙げる立場を表明した。小沢氏は会見で「白紙に戻すと言っているわけではない」としつつ、「沖縄県も米国政府も納得できる知恵を出せば必ず(解決)できる」と強調。政見では「改めて話し合う」と、合意の見直しに取り組む姿勢を示した。 

 一方、首相は政見で「クリーンな政治に向けた改革」を掲げ、企業団体献金の禁止などについて「年内に党方針をまとめる」と明記。会見では「クリーンでオープンな民主党をつくる」と訴えた。小沢氏は政見で「政治とカネ」の問題に触れておらず、会見でも具体的な取り組みに言及することはなかった。(2010/09/01-21:39)」



(2) 日刊ゲンダイ2010年(平成22年)9月4日付(3日発行)7面「日本経済 一歩先の真相―高橋乗宣」

小沢氏を批判する菅首相は闘う相手を間違えている

◆「雇用」がスローガンで終わる限界

 民主党代表選で驚かされたのが、菅首相の闘争心である。小沢氏との一対一の対決が確実になった途端、それまでのチンタラがうそのように、日銀の白川総裁と会談したり、経済対策の基本方針を打ち出したりと、精力的に動き出した。さすが市民運動家出身、闘いの場面になると目の色が変わるようである。

 候補者2人による共同記者会見でも、「お金がまつわるような古い政治から脱却しなければならない」と、政治とカネの問題を抱える相手を批判。「予算委員会で長い間小沢さんが座っている姿は想像できない」と、欠席が多い小沢氏を皮肉った。

 マスコミの前では、挙党一致とか何とか言っているようだが、国民の目の前で展開されているのは、まぎれもない権力闘争である。小沢氏を排除するための戦いだ。

 しかし、いまの民主党政権に、ドタバタの闘争劇を演じていられるヒマなどあるのか。民主党は政権交代当時の高い支持は失っている。そのうえ、菅首相が権力に固執するあまり、仲間を口汚くののしる醜態をさらせば、国民は失望し、政権は崩壊する。日本の社会や経済は、それを許せるような状況ではないのだ。

 小沢氏の言動を見ていると、人間的には好きになれそうにない。しかし、自らの力をフルに使って物事を前進させる才能は希有(けう)に思える。彼のような政治家に活動の場を与えることは、菅首相が掲げる挙党一致に欠かせないはずだ。民主党は、いま、難題が山積した日本の課題に対処しなければならないのである。すべての力を結集して、命懸けで取り組む必要があるはずだ。この難局は、だれかを排除してやれるほど甘いものではないだろう。

 とりわけ菅首相は、政策責任者として力不足である。何をどう変えようとしているのかを示せないため、言葉を弄して周囲をけむに巻こうとしているフシがある。どうも信頼に欠けるのだ。

 例えば、代表選では、「雇用重視」を主張し始めているが、どうやって雇用を確保するのかが見えてこない。雇用を改善するには、景気を上向かせなければならない。企業活動を活性化させる策も必要だ。そういう視点を欠いたままで雇用問題を語るから「雇用」がスローガンにしか聞こえないのである。

 市民運動家的野党の時代なら、それでよかっただろう。だが、一国の総理がスローガンを唱えて終わりではダメだ。どんな人材でも使えるものは使えばよいのである。

 久しぶりの闘いに血が騒いでいるのかも知れないが、菅首相が闘うべき相手は小沢氏ではない。古い体制を守るとする勢力だ。そこをはき違えられては困るのだ。(金曜掲載)」





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2010/09/01 [Wed] 00:21:01 » E d i t
民主党代表選に関して、菅総理大臣と民主党の小沢前幹事長による「対決回避」に向けた会談が平成22年8月31日、行われましたが、物別れに終わりました。その結果、9月1日告示の民主党代表選は再選を目指す菅直人首相と小沢一郎前幹事長の一騎打ちの構図となりました。


1.菅直人氏は平成22年8月30日、鳩山由紀夫前首相と会談し、小沢一郎前幹事長との「トロイカ体制」の重視と挙党態勢の確立要求を受け入れていました。しかし、菅直人氏は、31日に至り、一方的に、「トロイカ体制」の重視と挙党態勢の確立要求を破棄してしまったのです。

(1) 時事通信(2010/08/31-19:30)

小沢氏支持重ねて表明=対決回避できず「残念」-鳩山氏

 民主党の鳩山由紀夫前首相は31日午後、党代表選への対応について「選挙になれば前から申し上げている通りだ」と述べ、小沢一郎前幹事長を支持する考えを重ねて明らかにした。衆院議員会館で記者団の質問に答えた。
 鳩山氏の仲介にもかかわらず、菅直人首相と小沢氏の対決を回避できなかったことに関しては、「昨夜(30日夜)は、いわゆる挙党態勢で一時的に首相の理解をいただいたので、その方向で収束できるかと期待したが、一夜明けて必ずしもそのような状況にならなかった。残念な思いだ」と語った。その上で、「結果が出たら、党内の結束がさらに高まるような状況をつくりあげていきたい」と強調した。 (2010/08/31-19:30)」



(2) ところが、鳩山氏が、「昨夜(30日夜)は、いわゆる挙党態勢で一時的に首相の理解をいただいたので、その方向で収束できるかと期待したが、一夜明けて必ずしもそのような状況にならなかった。残念な思いだ」と語っているように、菅直人氏は、約束を一方的に一夜で破棄してしまったのです。

何の約束もなしに――当然、「小沢外し」のまま――小沢一郎氏と会談したのですから、「物別れ」に終わるのは当然
でした。

「トロイカ体制」の重視と挙党態勢の確立要求を約束した、「8月30日の菅・鳩山会談は、何だったのでしょうか。菅直人氏にとっては、鳩山氏との約束は、一夜で破棄してしまうほど軽いものなのでしょうか。「トロイカ体制」の重視と挙党態勢の確立要求を破棄し、何の約束もなしに、一体、何のために菅直人氏は小沢一郎氏と会談したのでしょうか。鳩山氏及び鳩山氏のグループは、馬鹿にされた気分になったはずです。

何度も触れているのように、菅直人氏は、株安円高対策が必要とされていたのに無為無策のままであったように、無知無能で無為無策の人物です。ですから、「トロイカ体制」の重視と挙党態勢の確立要求の受入れは、菅直人氏自身は容易だったのです。しかし、前原氏、枝野氏、野田氏、岡田氏という「4人組」が、菅直人氏を焚き付け、「トロイカ体制」の重視と挙党態勢の確立要求を破棄させてしまった、というのが真相でしょう。

もし、小沢一郎氏が代表に選ばれた場合には、菅直人側に投票した議員はすべて当然ながら干されることは必至です。当然、前原氏、枝野氏、野田氏、岡田氏、仙谷氏は、閣僚や党の役職から外され、菅直人氏は事実上の閑職扱いになるでしょう。もし、3年後まで小沢氏が代表であった場合には、前原氏、枝野氏、野田氏、岡田氏、仙谷氏は、衆議院選挙の際には公認を得られず、政治生命が終わってしまうかもしれません。



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2010/08/31 [Tue] 20:11:52 » E d i t
今、民主党代表選の行方に関心が集まっています。しかし、その前に、前原誠司沖縄北方担当相(国土交通相を兼務)は、公共事業の見直しという民主党の政権公約を破って、有権者を裏切る行動に出ています。

沖縄本島中部の泡瀬干潟の埋め立て事業をめぐり、前原誠司沖縄担当相は平成22年8月3日、昨年11月から中断している1期工事(約96ヘクタール)を再開する方針を決めてしまったのです。福岡高裁那覇支部が昨年10月、土地利用計画に「経済的合理性がない」として一部予算の支出差し止めを命じ、判決が確定していたのに、それを無視したかのような判断をしたのです。



1.報道記事を幾つか。

(1) 東京新聞平成22年8月31日付朝刊26面「こちら特報部」

普天間「県内」の見返り?  沖縄・泡瀬干潟埋め立て再開 

 「コンクリートから人へ」を掲げて公共事業の見直しを進めてきた民主党政権。ところが前原誠司沖縄北方担当相(国土交通相を兼務)が、中断されていた泡瀬干潟(沖縄県沖縄市)の埋め立て事業の再開を了承。さらに内閣府は来年度の沖縄振興予算の概算要求に再開経費を盛り込んだ。不採算を理由に開発計画に難色を示していたはずの前原担当相が突然、“変節”したのはなぜか。 (出田阿生)

◆政府、振興策で変節

 まず泡瀬干潟問題をおさらいすると―。干潟は約270ヘクタールあり、サンゴ礁や多くの希少生物が生息する貴重な海だ。ここを埋め立ててリゾート開発する計画を沖縄市が打ち出したのが1987年。人工島は一期と二期に分け計約187ヘクタールに上り、事業費は450億円以上。工事は2002年に始まった。

 反対住民は「貴重な自然資源に加え、市の財政も破壊する」と提訴。09年10月、福岡高裁那覇支部は「計画は経済的合理性に欠ける」として公金支出を差し止める判決を出し、確定した。同市は二期工事を断念、一期工事(96ヘクタール)は見直すとしていた。

 一方、前原担当相は現地を視察し、東門美津子同市長との会談で「採算は取れるのか」と疑問視する考えを表明。「民主党政権になって、海の公共事業の見直しも始まったと地元は湧き返った」(環境保護団体)

 ところが前原担当相は今月3日、一転して東門市長が持ち込んだ見直し計画を了承。「約1000億円の事業費で、1600億円の経済波及効果」という市長の説明を評価し、事業再開を約束した。

 この変節について沖縄大の桜井国俊教授(環境学)は「大臣は経済的合理性を確認できたというが、とんでもない。完全な出来レースだ」と指摘する。隣接する中城(なかぐすく)湾港の整備事業で出る土砂が、干潟の埋め立てに使われる―というからくりがあるためだ。

 前原担当相は見直し計画を了承した日、来年度以降に集中整備する「重点港湾」を発表。この中に、泡瀬干潟や中城湾港を含む「中城湾」も含まれた。国の湾港整備事業では、深くしゅんせつした土砂の処分先確保のために埋め立て事業を再開する必要も出てくる。

 関係者によると、中城湾は重点港湾から外される見込みだったが、仲井真弘多(ひろかず)知事と政府との交渉で復活したとされる。

 その背景について、桜井教授は「米軍普天間飛行場移設の問題があるのでは」と推測する。

 菅政権は県外移設を断念し、名護市・辺野古沿岸に移設する自民党政権時代の路線を継承。県民は県内移設に強く反対しているため、政府は見返りとして沖縄振興策を強化しているとみる。

◆「自然破壊、事業破綻」の声も

 それ以前に振興どころか開発事業の採算を危ぶむのが「泡瀬干潟を守る連絡会」の前川誠治事務局長だ。「半分は公共のスポーツ施設というが、市も赤字を予測。残りは民間施設だが進出企業も決まらない。減少傾向にある観光客が大幅増加することを前提にした計画で破綻(はたん)は目に見えている」

 桜井教授も「埋め立て再開は、市民の税金をどぶに捨てるだけでなく、地元が干潟という自然資源を活用して発展するという可能性も奪う。アメどころか、毒まんじゅうだ」と話している。」



(2) 日刊ゲンダイ(2010年8月10日)

前原国交相の重大背信
【政治・経済】
2010年8月10日 掲載

八ツ場ダムに続き沖縄も

●結局、コンクリート派の正体バクロ


 民主党政権の裏切りがまたまた発覚だ。前原国交相が八ツ場ダムの本体外工事を容認したのに続き、沖縄市の泡瀬干潟の埋め立て事業でも凍結していた工事の再開を決めたのである。

 なぜか、新聞はほとんど報じていないが、これは絶句するような背信だ。

 問題の泡瀬干潟は嘉手納基地がある沖縄市の東海岸に位置する沖縄最大の干潟で、美しいサンゴ礁も広がる生物の宝庫だ。国は2000年、この干潟を埋め立て、ホテルや公共施設を県と市がつくる東部海浜開発を承認する。事業費は650億円。ホテルの需要予測のずさんさが発覚し凍結された時期もあったが、計画はゴリ押しされ、干潟やサンゴは絶滅の危機にひんしたため、反対運動も激化した。

 しかも、である。昨年10月、高裁が問題の干潟埋め立てには経済合理性がないとして、「公金支出差し止め」の判決も出している。前原も当時は工事の中断を表明。「経済合理性を厳しくチェックする」と否定的な立場だったのに、今月3日、東門美津子沖縄市長から計画の見直し案を説明されると豹変(ひょうへん)。工事再開方針に転じたのだ。

 市の計画は1000億円の事業費に対して、1600億円の経済効果があるとしていて、前原は「堅めの予想がされている」とか評価したが、冗談じゃない。

「埋め立て事業のメーンはホテル誘致などのリゾート開発ですが、沖縄の売りは夕日が沈む西海岸。だから、リゾートホテルは西側に集中していて、東海岸で成功したリゾート事業は少ない。民間企業誘致やスポーツ施設なども計画していますが、隣に完成した埋め立て地もガラガラで、スポーツ施設も市内に既にある。それなのに、なぜ、新たな埋め立て地をつくり、自然を壊すのか。沖縄市の中心街はシャッター通りで、中心市街地の活性化に税金投入した方が経済合理性にかなっています」(ジャーナリスト・横田一氏)

 民主党は政策集インデックス2009年で〈泡瀬干潟干拓事業など環境負荷の大きい公共事業は、再評価による見直しや中止を徹底させます〉〈特に干潟とサンゴ礁については、その周辺も含めた保全を図り、日本に残された貴重な自然・生態系を保全します〉と謳(うた)っていた。ひどい公約違反だ。

 前原といえば、普天間移設問題でも、砂利採取場を保有する地元名護市の建設業者、「東開発」の仲泊弘次会長らと密談しているところを琉球新報にスッパ抜かれた。結局、コンクリート派の沖縄族議員ではないか。国民をバカにした話だ。」


前原国交相は、いつも当初は、政権公約を遵守することを強調するのです。

ところが、国交相就任直後、八ツ場ダムの中止を謳っておきながら、「八ツ場ダムの本体外工事を容認した」のです。そして、前原担当相は泡瀬干潟(沖縄県沖縄市)を視察し、東門美津子同市長との会談で「採算は取れるのか」と疑問視する考えを表明しておきながら、一転して、泡瀬干潟(沖縄県沖縄市)の埋め立て事業の再開を了承してしまうのです。

「民主党は政策集インデックス2009年で〈泡瀬干潟干拓事業など環境負荷の大きい公共事業は、再評価による見直しや中止を徹底させます〉〈特に干潟とサンゴ礁については、その周辺も含めた保全を図り、日本に残された貴重な自然・生態系を保全します〉と謳(うた)っていた。ひどい公約違反だ。」



前原国交相は、いつも最初だけは政権公約を遵守するかのような発言をするのですが、後で政権公約を平気で破ってしまうのです。政権公約で、泡瀬干潟干拓事業を明記して中止対象としていたのに、干拓事業を認めてしまうのですから、とても信用できない人物といえます。政権公約を単なるパフォーマンス程度にしか考えていない、前原誠司氏は、自民党へ行くべきです。



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