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2008/02/20 [Wed] 23:59:24 » E d i t
宇和島徳洲会病院と市立宇和島病院の保険医療機関指定や万波医師の保険医登録の取り消し処分問題について、「移植への理解を求める会」(向田陽二代表)という患者団体など地域住民は、取り消しを行わないよう抗議の意思表明を行っています。

また、保険医療機関指定や万波医師の保険医登録の取り消し処分がなされると、四国西南地域の多数の住民や万波医師を頼りにしている全国の患者が多大な被害を被ることを背景にして、超党派の議員連盟が動き出しています。


1.まず、2月18日の抗議活動について。

(1) YOMIURI ONLINE(地域:愛媛)(2008年2月19日)

病気腎移植処分問題 患者団体反対の抗議文 「医療は大混乱来す」

 宇和島徳洲会病院(宇和島市)の万波誠医師(67)らによる病気腎移植問題で、腎移植経験者らでつくる「移植への理解を求める会」(向田陽二代表)は18日、松山市の愛媛社会保険事務局を訪れ、同病院と同市立宇和島病院の保険医療機関指定や万波医師の保険医登録の取り消し処分を行わないよう求める抗議文を古元大典局長に手渡した。

 午後1時、会員ら約60人が同局前に集まり、「処分されれば四国西南地域の医療は大混乱を来す」などと訴える抗議文を提出した後、病気腎移植を一般医療として認めることなどを求め、全員でこぶしを突き上げて気勢を上げた。

 同代表によると、古元局長は「患者の気持ちは厚生労働省に伝える」と答えたという。向田代表は「私たちの命がかかわる問題。万波先生を助けるため、今後も頑張りたい」と話した。

 同会は19日には同省で同様の抗議活動を行う予定。

(2008年2月19日 読売新聞)」




(2) 産経新聞(2008.2.19 03:29)

患者団体らが抗議 万波医師の処分撤回求め 愛媛
2008.2.19 03:29

 愛媛県宇和島市の宇和島徳洲会病院で万波誠医師(67)が実施した病腎移植などをめぐり、厚生労働省が保険医療機関の指定と保険医登録の取り消しなどの処分方針を固めるなか、病腎移植の推進を求める「移植への理解を求める会」(向田陽二代表)は18日、万波医師による保険診療の保証などを求める要望書を愛媛社会保険事務局の古元大典局長に手渡した。

 要望書は、移植先進国では病腎移植が成果を収めていることや、万波医師による病腎移植は安全性と有効性が明らかになっていることなどを指摘。万波医師が病腎移植を行った同病院と市立宇和島病院の保険医療機関指定と万波医師本人の保険医登録の取り消しなどの処分方針の撤回を求めた。

 古元局長は要望書を受け取ったあと、向田代表ら同会の役員ら6人と懇談。「処分については現時点ではまだ検討中。みなさんの気持ちは舛添要一大臣にも伝える」と応じたという。

 このあと、向田代表らは同事務局の前で、集まった同会の会員ら約60人と「万波先生の医療活動を保証せよ」などとシュプレヒコールをあげ、抗議の意思を表した。

 同会はこれまでに約7万人分の署名を同省に提出しているが、19日にはさらに約4万人分の署名を同省幹部に手渡し、要望を伝えるという。

 一方、加戸守行知事は18日の定例記者会見で、短期間での再指定が予想される市立宇和島病院への処分方針について、「たとえ短期間でも病気の進行が止められるわけではない。タイムスパンの問題ではない」と、指定の取り消しに強く反対する姿勢を改めて示した。」




(3) 毎日新聞2008年2月19日

病気腎移植:宇和島病院など「保険診療、継続保証を」 支援メンバーが要望書 /愛媛

 ◇社保事務局に要望書

 宇和島徳洲会病院の万波誠医師(67)らによる病気腎移植に関連し、厚生労働省が万波医師の保険医登録と同病院、前任地の市立宇和島病院の保険医療機関指定を取り消す方針を固めたことに対して、万波医師らを支援する「移植への理解を求める会」のメンバーらが18日、保険診療の継続保証を求める要望書を愛媛社会保険事務局に提出した。19日には厚労省を訪ねる予定。

 「患者の願いを聞いて」「南予の医療を守ろう」などのメッセージを掲げたメンバーら約60人が参加。同会役員らは「国民の健康を守るべき立場の貴省が、患者や住民の医療を受ける権利を奪うような処分を下すことは断じて許されない」と処分をしないよう求める文書を古元大典事務局長に手渡した後、面談した。

 参加した高知県大月町の主婦、倉田洋子さん(63)は「万波先生は、移植後『大丈夫やけんね』『頑張ろう』と励ましてくれた。先生が診療を続けられなくなったらどうしたらええんか考えもつかない」と話した。

 一方、加戸守行知事は、18日開かれた定例記者会見で「今は指定取り消しには絶対反対。取り消すのであれば、南予の地域医療について市や県に代わって厚労省がどのように保証なさるのですかと問い掛けをしたい」と述べた。【加藤小夜】

毎日新聞 2008年2月19日」




松山市の愛媛社会保険事務局の古元大典局長に対して、「処分されれば四国西南地域の医療は大混乱を来す」などと訴える抗議文を提出したということから、事の重大さが伺えると思います。

「(「移植への理解を求める会」)同会はこれまでに約7万人分の署名を同省に提出しているが、19日にはさらに約4万人分の署名を同省幹部に手渡し、要望を伝えるという。

 一方、加戸守行知事は18日の定例記者会見で、短期間での再指定が予想される市立宇和島病院への処分方針について、「たとえ短期間でも病気の進行が止められるわけではない。タイムスパンの問題ではない」と、指定の取り消しに強く反対する姿勢を改めて示した。」(産経新聞)


約11万人もの方が署名に応じていることからして、地域住民の多数が危機感を抱いている問題であり、加戸守行知事も指定の取り消しに強く反対する姿勢を示していることから分かるように、「移植への理解を求める会」だけが不利益を受けるわけではなく、「医療過疎」と言われる地域においては、愛媛県知事が取り消し反対を表明するほど影響の大きい問題なのです。


2.2月19日の抗議活動についても。

(1) TBS-NEWSi(2月19日23:55)

万波医師の保険医取り消し方針に抗議

 愛媛県宇和島市で万波誠医師らが行っていた病気腎臓移植をめぐって、厚生労働省が万波医師の保険医登録を取り消す方針を固めたことに対し、患者団体は厚生労働省を訪れ、舛添厚生労働大臣あての抗議文を提出しました。

 厚生労働省は、万波医師が勤務していたふたつの病院の保険診療機関の指定も取り消す方針ですが、処分に反対する署名は19日までに11万人を超えています。(19日23:55)」



(2) 日テレNEWS24<2/20 9:19>

病腎移植で処分検討 支援患者が抗議行動<2/20 9:19>

 病気の腎臓を修復後、ほかの患者に移植するいわゆる「病腎移植」をめぐり、愛媛県の2つの病院と万波誠医師への処分が検討されていることを受けて、患者が19日、処分をしないよう求め、抗議行動をした。

 厚労省は病腎移植は保険のきかない特殊医療にあたるとしている。このため、保険請求をしていた宇和島市立病院と宇和島徳洲会病院、それに執刀医の万波誠医師を保険指定や保険医の取り消しによって処分する方針。これに対し、万波医師を支援する患者約60人が19日、厚労省を訪れて5万人分の署名を提出し、処分をしないよう訴えた。

 21日は、自民党や民主党の議員らが病腎移植問題を検討する議員連盟を立ち上げるなど、是非をめぐる議論が活発になってきた。」



「患者団体は厚生労働省を訪れ、舛添厚生労働大臣あての抗議文を提出」したとのことです。何度も繰り返しますが、保険指定や保険医の取り消しがなされると、「四国西南地域の医療は大混乱を来す」のですから、単に2病院と万波医師に対して保険指定や保険医の取り消しをすることでペナルティを与えるということで済まされることではないのです。


厚労省によると、「2病院が不正請求したから保険指定を取り消す」との方針のようですが、不正請求があったとはいえないと思うのです。

「実は、この移植が始まった当時から、それぞれの病院の事務方では、普通に保険で請求してもいいものかどうか迷い、社会保険庁への問い合わせが何度もされています。通常の生体腎臓移植ならばレシピエントに請求されるべき、ドナー手術料金が加算されていないこと、また、禁止されている移植臓器の斡旋にあたるのではないかといった疑問がだされ、そのつど社会保険庁、厚生労働省、支払い基金などに問い合わせを行い、または、それらから質問が来て、回答し、問題ないとのことで、保険が通されている事実があります。多くは電話での問い合わせなのですが、中には、文書として保存されているものも見つかっています。

特に、市立病院での病気腎移植の時、当時の移植コーディネーターや担当の医師が、厚労省に確認の上で、診療報酬の請求をすることで了解を受けているます。また、「病気で摘 出された腎臓を他の医療機関へ斡旋することが斡旋業禁止の法規に反することに成りはしないか。」とも心配されたのですが、それも問い合わせで、問題ないと確認されています。さらに、移植件数の統計においては、生体腎として計上 することなどまでオープンに相談されています。一方、現場の医師・医療事務をするサイドでも、例えば、生体腎加算も死体腎加算もない腎移植が行われたレセプトが不思議に思 って受理されず戻ってきたこともあり、「これは病気で摘出された腎臓を移植に利用したものである。」と追記した上で、医師自らがサインをして、適正なレセプトと処理された例が何 例もあるわけです。」(「地獄への道は善意で舗装されている」さんの「レストア腎移植は、診療報酬の不法請求?」から一部引用)


請求当時、社会保険庁への問い合わせを行い、「問題ないとのことで、保険が通されている事実」があり、「厚労省に確認の上で、診療報酬の請求をすることで了解を受けている」のです。請求当時、厚労省自ら適法な請求と判断としておきながら、後になって不正請求だと翻すのは禁反言に反する行動であって、あまりにも不合理です。




3.東京新聞だけで報道しているようですが、病気腎(レストア腎)移植とその通達(原則禁止)の妥当性を再検証する超党派の議員連盟が動き出しています。

(1) 東京新聞平成20年2月20日付朝刊3面

病気腎移植で議連 手術など妥当性再検証
2008年2月20日 朝刊

 宇和島徳洲会病院の万波誠医師らが行ったことで知られ、厚生労働省が「原則禁止」の通達を出した病気腎移植について、移植と通達の妥当性を再検証する超党派の議員連盟が結成されることが十九日、わかった。

 議員連盟は、自民党の平沢勝栄外務委員長や杉浦正健元法相などが昨年五月に立ち上げた勉強会に、同党の深谷隆司元通産相や衛藤晟一厚労部会長、民主党の山田正彦厚労部会長らが加わり数十人になる予定。二十一日に一回目の会合を開く。

 厚労省や愛媛社会保険事務局は、病気腎移植手術に関する宇和島徳洲会病院などからの保険請求が不当であったとの見方を強めており、二十五日に処分検討のための聴聞を行う。

 先だってこの日、処分をしないように求める患者ら約七十人が四万七千人分の署名を厚労省に提出した。

 平沢氏は「病気腎移植は被害者がいない。厚労省は通達で制約をかけたがこれが果たして正しいのか。患者をはじめみんなが手術の成果を喜んでいるのに、なぜストップをかけるのかわからない」と話した。」




(2) この超党派の議員連盟はかなり幅広い人物が含まれています。

「議員連盟は、自民党の平沢勝栄外務委員長や杉浦正健元法相などが昨年五月に立ち上げた勉強会に、同党の深谷隆司元通産相や衛藤晟一厚労部会長、民主党の山田正彦厚労部会長らが加わり数十人になる予定。」


自民党と民主党の厚労部会長が含まれていることからすれば、まさに厚生労働に詳しい議員の中心的人物が集まったといえます。愛媛県知事が反対の意思表明を行うほどの重大事由なのですし、民意を尊重し、住民の生命・財産を保護する立場にある政治家とすれば、必要な行動といえるかと思います。

超党派の議員連盟が「病気腎移植について、移植と通達の妥当性を再検証する」のであれば、病気腎移植が妥当という方向を目指していることだと思います。そうすると、病気腎移植を実施したことで不正請求の疑いとなった以上、超党派の議員連盟が積極的に行動すれば、不正請求の根拠がなくなります。

依然として臓器移植法改正は行われない以上、極めて深刻なドナー不足の日本においては、病気腎(レストア腎)移植を認めることが最も現実的です。超党派の議員連盟の動きは、病気腎(レストア腎)移植が極めて深刻なドナー不足の解決策の1つとなるという意図もあるように思います。世界の移植事情では推進されている病気腎(レストア腎)移植に対して、日本だけが“鎖国状態”であることは、対外的に説明がつかないという判断もあるでしょう。

超党派の議員連盟の行動に期待したいと思います。

テーマ:政治・時事問題 - ジャンル:政治・経済

コメント
この記事へのコメント
政治家の真価が問われますね。
マスコミのフィルターなしに平沢勝栄代議士が、記者団にコメントしている声を生で聞いてきました。
あくまでもニュートラルな立場というのを強調してました。
そのこともかえって両方の意見を聞くことによってきちんとした対応をしていくということでなるべく多くの人の意見を聞こうという政治家らしい立場を感じました。
詳しい事は、まだわかっておられないようですが、首尾一貫して被害者がいないのになぜ罰せられるのかわからないという点を強調していました。
政治家のすべきことは、一番大切なことは、民衆の命を救う事でしょう。
他のことは、できなくてもそれが出来さえすれば最高の政治家と言えると思います。
彼等が政治家を志す本当の意味に目覚めてくれてうれしいです。
特に会見で言っていましたが、民主党の山田正彦厚労部会長は、生体腎移植体験者だと告白してました。
つまりレストア腎移植で山田代議士も長生きできる可能性があるということです。
当事者が議連にいることは、本当に嬉しいと思いました。
真剣に成らざるえないですからね。
いろいろな勢力に取り崩しに合うかもしれないですが、世論が後押しするように応援して行きたいと思います。
2008/02/21 Thu 02:44:30
URL | ほっちゃれ #17ClnxRY[ 編集 ]
>ほっちゃれさん
コメントありがとうございます。


>マスコミのフィルターなしに平沢勝栄代議士が、記者団にコメントしている声を生で聞いてきました
>首尾一貫して被害者がいないのになぜ罰せられるのかわからないという点を強調していました。
>政治家のすべきことは、一番大切なことは、民衆の命を救う事でしょう

平沢議員のお話ありがとうございます。今、生命の危機に瀕するほど困っている人たちを助けることができなくて、何のための政治家だろうか、ということですね。


>特に会見で言っていましたが、民主党の山田正彦厚労部会長は、生体腎移植体験者だと告白してました
>当事者が議連にいることは、本当に嬉しいと思いました

「修復腎移植を考える超党派の会」 の発起人には、家西悟議員の名前もありました。病気腎移植の必要性は、当事者であれば一番よく理解できるのでしょう。これを契機として、もっともっと理解が広がってほしいものです。
2008/02/23 Sat 21:39:36
URL | 春霞 #ExKs7N9I[ 編集 ]
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