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主に社会問題について法律的に考えてみる。など。
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2007/12/24 [Mon] 00:01:54 » E d i t
朝日新聞のHPには、asahi.com:住まいコラム「世界のウチ」というコラムがあります。このコラムを見ると、通常紙面では報道しないような生活に密着したコラムが多く、色々と初めて知ることができるものがかなりあり、実に楽しいものです。

そのコラムのうち、クリスマスに関わる話題を1つ紹介します。


1.asahi.com:「住まいコラム・世界のウチ」年がら年中クリスマス?

年がら年中クリスマス?
2007年12月12日

 アラブ首長国連邦・ドバイ 伊勢本ゆかり クリスマスを楽しみマス

 アラブ首長国連邦はれっきとしたイスラム教国。世界各国の人々が居住し、観光客が闊歩(かっぽ)するドバイにいるとふと忘れがちではあるが、生活はしっかりとイスラムの教えに基づき、祝日は太陰暦で数える宗教記念日。他宗教の信仰や外国人に関して寛容な国ではあるが、イスラムでご法度とされていることはおおっぴらには許されていない。例えば飲酒は限られたホテルやレストランでのみ。市中での購入にはあらかじめ警察署で発行される「許可書」が必要という具合だ。

 そんなイスラム教国のドバイでは、クリスマスも言わば他宗教のお祭り。おおっぴらには許されていないかと言うと、実はそうでもない。そう、クリスマスはドバイお得意の「ビジネスチャンス」でもあるからだ。ショッピングモールには巨大なツリーが立てられ、人々のお財布の紐を緩めるプロモーションやセール、在住外国人が楽しめるよう様々なクリスマスツリーやオーナメント、電飾などもしっかりヨーロッパからの輸入販売。クリスマスケーキやターキーだってあるのだ。

 在住外国人キリスト教徒は教会に集い、ホームパーティーを開いたり家族でクリスマスを過ごしたりする。何しろドバイは輸入品の集まる街、本国と変わらぬクリスマスが12月の暖かい日に祝えるというもの。在留邦人家庭にとっても、世界中から洒落たクリスマス用品やおもちゃが集まるので日本にいるよりも出費はかさむと言えるだろう。

 当然、アラブの富豪たちはイスラム教徒。インターナショナルスクールに通う子どもたちにせがまれてプレゼントを購入することはあっても、クリスマスをおおっぴらに祝ったりはしない。だがしかし夜の街中で時折「あれ? もうクリスマスの準備??」と思うような光景に出会う。電飾でいっぱいに飾られた彼らの家なのだがクリスマスの時期だけではなく、不特定にまれに見かける。この不思議な光景、実は結婚式などのお祝いごとを控えたアラブ人家庭が家に施す電飾である。その家でおめでたいことが起きているということをご近所や通りがかりの人たちにお知らせしているというものだそうだ。

 それにしても家の周りをびっしりと豆電球が取り囲む様子は、眩しくてとってもゴージャス。日本のシンプルな門松など、彼らの美意識の範疇では絶対にあり得ないのだと実感する毎日である。」





2.朝日新聞のHPのコラム(「住まいコラム・世界のウチ」年がら年中クリスマス?)の方では、電飾がびっちりでピッカピカのお宅、アラブらしい!?「てっぺんにコーヒーポットを飾ったブーゲンビリアのツリー」、サンタ姿のラクダ人形の写真がありますので、ぜひそちらもご覧ください。


(1) これを読むと、イスラム教国であるアラブ首長国連邦は、「イスラムでご法度とされていることはおおっぴらには許されていない」のですが、クリスマスという「言わば他宗教のお祭り」は、結構、おおっぴらに許されてしまっていることが分かります。

「ショッピングモールには巨大なツリーが立てられ、人々のお財布の紐を緩めるプロモーションやセール、在住外国人が楽しめるよう様々なクリスマスツリーやオーナメント、電飾などもしっかりヨーロッパからの輸入販売。クリスマスケーキやターキーだってあるのだ。」



日本は、多宗教が混在して祝うことが多く、古くから根付いていた仏教観も希薄になっており、キリスト教徒と無関係にクリスマスを契機として楽しむ方が多いように思います。心の安定性を求めて、よく分からない新興宗教にのめり込んでしまう方は増えたと思いますが。

クリスマスはドバイお得意の「ビジネスチャンス」であるとか、アラブでは「おめでたい」ことについて楽しむという意識があるのでしょう。そうであったとしても、クリスマスはおおっぴらに許してしまっているのですから、アラブ首長国連邦は、他宗教の信仰に関して寛容な国であるのです。



(2) では、今の日本はどうでしょうか? 何事にも寛容さを失っているように思えます。

公園の噴水で遊ぶ子供の声やスケートボードの音が苦痛だとして、近くの女性(68)が「西東京いこいの森公園」を管理する西東京市に騒音差し止めを求めた仮処分について、東京地裁八王子支部が10月1日、女性の訴えを認める決定を出しました。市は翌日から噴水を止めるとともに、スケートボード施設の利用を中止したのです。

“騒音”だけではありません。今や公園でのボール遊び全般を禁止している場合も多く、公園は「自由利用が原則」ではなくなっています。公園では子どもが自由に遊び、子どもが声を挙げて騒ぐことは普通であった時代ではなくなり、寛容さを失っているのです。

今や“公園”だけではありません。東京都杉並区では隣接しあう学校とアパート住民が、生徒が部活動でボールを打ったりする音を巡って対立したりするなど、学校での校門の開閉音やブラスバンドの練習の音さえ、地域住民から学校に対して「静かにしろ」と文句を言ってくるのです。今の日本では、学校には生徒が遊び、学習する音が生じることは普通であるという意識が欠けた人々がいる時代であり、ここまで寛容さが欠けてしまっているのです。

つい最近触れた「政党ビラ配りと住居侵入罪の成否」についても、東京高裁平成19年12月11日判決はマンションでビラ配布を行った人を住居侵入罪で有罪判決を言い渡してしまい、寛容さに欠けた判断を示したのです。



(3) 一生懸命真面目に働いてきた人々が高齢になって不安になってしまうのが今の日本であり、格差が拡大し日々の暮らしに不安を抱えている国民が増加しているのに、十分な対策をしないで放置するのが自公政権(福田内閣)です。

「年金の問題については戦後の復興とその後の国の発展を目指し、一生懸命まじめに働いてきた人々が、高齢になって不安を持つことがないように、この問題が解決の方向に向かっていくことを願っています。

 社会格差の問題については、格差が少ない方が望ましいことですが、自由競争によりある程度の格差がでることは避けられないとしても、その場合、健康の面などで弱い立場にある人々が取り残されてしまうことなく、社会に参加していく環境をつくることが大切です。

 また、心の中に人に対する差別感を持つことがないような教育が行われることが必要と思います。」(asahi.com「天皇陛下会見全文(上)」(2007年12月23日05時56分)

天皇陛下でさえ、年金記録問題や格差問題(おそらくは、生活保護基準の引き下げも)を心配している状況なのに自公政権は何もしないのです。このような日本においては、日本の市民は何かしら不安解消に逃れたいという気持ちになり、差別感情を他人にぶつけることになってしまうのかもしれません。日本社会全体でギスギスした感じが否めませんし、市民がイライラしがちになるのもやむを得ない面があります。ただ寛容性を求めても、難しいことは確かです。

しかし、忍耐、寛容、献身、和合……すべてを超えて行き着くところに善意を謳うのが「クリスマス精神」です。アラブ首長国連邦でのクリスマス風景について触れたコラムを読んで、寛容さに欠けていなかったどうか、振り返ってもらいたいと思います。まずは、パラダイス山元 (著)『サンタクロース公式ブック~クリスマスの正しい過ごし方~』(2007年10月)を読んで、日本風のクリスマスを見直してみるところから始めるのもよいかもしれません。



クリスマスの時期には、毎年「クリスマス」エントリーをアップしています。
去年は、「クリスマス・キャロル~スクルージは拝金主義者で悪人なのか?」、その前の年は、「サンタクロースの法律問題」でした。こちらもご覧ください。

なお、「サンタクロースの法律問題」に関することですが、米国ユタ州のソルトレイクシティには、小型機の最低高度を2,000フィートに定める条例があり、「クリスマスイブにトナカイの引く荷物だけは例外とする」という明文があるそうです。1985年に、そりに乗って空からプレゼントを届けるサンタクロースへ配慮して盛り込まれたとのことです。ユーモアに溢れた規定ですね。


<平成19年12月24日付追記>

「NORAD(北米航空宇宙防衛司令部)」は、毎年、防空最新設備をつかってサンタクロースを追跡するプロジェクト(「Norad Tracks Santa」)を行っています。米軍の行動に対して、世界から感謝される唯一のこと……かもしれません。

テーマ:クリスマス - ジャンル:ニュース

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コメント
この記事へのコメント
西東京いこいの森公園の件について
ニュースを聞いただけでは、たしかに訴えを起こした女性が「不寛容」なクレーマーのような印象を受けますが、本当にそうなのでしょうか。
 ひとりの市民が行政を相手にして裁判で勝つこと自体、非常にまれで、ある意味、画期的であるとも言えます。
裁判所は、公園に公共性があっても、騒音の数値などの証拠に基づいて「受忍限度を超える」と判断しているわけですから。
 法律家なら、原告側がどのような主張をして裁判所の決定を勝ち取ったのかに関心を向けるのではないでしょうか。
2007/12/24 Mon 03:19:23
URL | もみじ #jnRiruIs[ 編集 ]
クリスマス
クリスマスのすてきな画面に驚きました。
朝日のコラム、ご紹介と掲載ありがとうございました。ドバイでのクリスマス風景が伝わってくるようでした。また、春霞さんの記事を通しても、「寛容」って何だろうと改めて考えさせられました。他国でのユニークなクリスマスの法律についても知ることが出来て楽しかったです。
何かと慌ただしい年の瀬ですが、よきクリスマスの時をお過ごしください。
2007/12/24 Mon 10:15:45
URL | rikachan #-[ 編集 ]
Merry Christmas です。

うちのexciteにも、このようなステキな&文字が見やすい
クリスマス用のブログ・デザインがあればいいのにな~。

忍耐、寛容、献身、和合・・・確かに日本人は、どんどん
このようなものを失って、ぎすぎすしているように思えます。
チョット自分さえよければ、自分の損得、快・不快だけで
ものごとを判断する人が、増えすぎかも知れません。

それで、保守勢力が、戦後の教育が・・・アメリカが個人を
尊重する教育をするから、こうなったとか言うのですけど。
それと、これとは話が別なんじゃないかな~と思うのですけどね。
相手の個も尊重してこその、自由権ですから~。

でも、騒音の件については、一言、書きたい気持ちも。
公園の騒音の件も、・私も、その助成と同じように公園のヨコ
で生活してみないと、何とも言えない部分があるかな~と
思いました。

昨日、上の階に3人の子供が住んでいて、騒音に悩んで
いた人が、お母さんを刃物で刺した事件がありましたが。
<それ以前から、苦情を言ったり、下から棒で天井を
突っついたりしていたらしい。>

実は、天井からドタバタが絶えないい、同じような状況で
生活したことがあり、精神的におかしくなりそうになったことが
ありました。<あまりにヒドイ時は、ついに棒で突っつく手段も
使ったりりしてたし~。>

車や飛行機の騒音問題などもそうですけど。一時的なら
平気な音量でも、毎日、継続すると、かなり苦痛なんです
よね~。<基地問題もしかり。>

人権の調和は、難しいですぅ。(^^ゞ
2007/12/25 Tue 12:08:23
URL | mew #mQop/nM.[ 編集 ]
>もみじさん:2007/12/24(月) 03:19:23
コメントありがとうございます。お久しぶりです、でいいのですよね?


>法律家なら、原告側がどのような主張をして裁判所の決定を勝ち取ったのかに関心を向けるのではないでしょうか

このエントリーでは、法解釈を離れて「クリスマス精神」に基づき寛容さを説いてみたのです。クリスマスのときぐらい、法律から離れてもいいのでは、と思いまして。
ちなみに、ローマ法王もクリスマスイブのミサで、他者への思いやりの大切さを訴えています。

「ローマ法王、クリスマスイブのミサで「他者と環境への配慮」訴え
2007年12月25日 12:07 発信地:バチカン市国

【12月25日 AFP】ローマ法王ベネディクト16世(Benedict XVI)は25日未明、バチカン市国(Vatican City)のサンピエトロ大聖堂(Saint Peter's Basilica)で行われたクリスマスミサの説教のなかで、利己主義と環境破壊をいさめた。イタリア語で行われた法王のメッセージは、サンピエトロ広場を埋め尽くした数千人に加え、テレビ中継を通じて世界各地の信者ら数百万人に届けられた。

 大聖堂のバルコニーからローマ法王は「われわれ人類は時間、空間、所有物などを自分の欲望のためだけに渇望する、あまりにも利己的な存在となり、隣人、貧しい人々、そして神のために分け与えることを忘れてしまった」と信者らに呼びかけ、イエス・キリスト(Jesus Christ)が生まれた際、すべての宿屋が満室でマリアとヨセフに部屋を与える宿屋がなかったことを思い起こすよう語りかけた。

 また法王は「人類は豊かになればなるほど、自分を取り巻く空間を自分たちだけで独占するようになる。そうして他者のための空間をより狭めてしまう」と諭し、「私たちの言葉や愛を必要とする隣人のために、私たちは自身の時間をさいているだろうか。安全な避難場所を求めている亡命者や難民たち、そして神のために、私たちは時間や空間を捧げているか」と問いかけた。

 ローマ法王はさらに、4世紀のニュッサの主教、聖グレゴリオ(Gregory of Nyssa)」がクリスマスミサの説教のなかで「罪により引き裂かれ歪められた社会」を嘆いたことに触れ、「貴重なエネルギー資源を欲望のままに搾取し続ける我々の社会の現状を、聖グレゴリオが目にしたらなんというだろうか」と語った。(c)AFP/ Gina Doggett」


>西東京いこいの森公園の件について

いずれエントリーという形で触れることにします。
2007/12/28 Fri 08:23:49
URL | 春霞 #ExKs7N9I[ 編集 ]
>rikachanさん:2007/12/24(月) 10:15:45
コメントありがとうございます。お久しぶりですね。


>クリスマスのすてきな画面に驚きました。

クリスマスの時期にはテンプレートをクリスマス模様に変更しています。綺麗ですよね。


>春霞さんの記事を通しても、「寛容」って何だろうと改めて考えさせられました。

毎年、クリスマスの頃には、寛容、善意などのクリスマス精神を説いています。寛容さや善意は大事なことです。例えば、移植問題にしても、提供者側は善意の気持ちと、受け取る側には感謝の気持ちがあるわけですから。


>他国でのユニークなクリスマスの法律についても知ることが出来て楽しかったです。

楽しい法律、イイですよね。


>何かと慌ただしい年の瀬ですが、よきクリスマスの時をお過ごしください。

ありがとうございます。よきクリスマスの時であったと願っています。
2007/12/28 Fri 08:42:59
URL | 春霞 #ExKs7N9I[ 編集 ]
>mewさん:2007/12/25(火) 12:08:23
コメントありがとうございます。クリスマスをだいぶ過ぎてのコメントになり、すみません。


>うちのexciteにも、このようなステキな&文字が見やすい
>クリスマス用のブログ・デザインがあればいいのにな~。

さすがに目の付け所がいいですね。FC2の「聖夜テンプレート」は綺麗ですし、文字の見易さは、文章主体のブログにとっては大事ですから。でも、exciteにもイイところがあるわけですから、いいところを集めたようなブログ運営会社がほしいです。欲張りすぎかな……。


>騒音の件については、一言、書きたい気持ちも。
>公園の騒音の件も、・私も、その助成と同じように公園のヨコ
>で生活してみないと、何とも言えない部分があるかな~と
思いました。

公園の噴水問題については、賛否の分かれる問題ですね。このエントリーでは、詳しい事情も触れなかったので「寛容さの観点であっさりと触れてもね~。そう割り切れないよ」と思うのも無理はないかもしれません(^^ゞ 近いうち、この公園規制問題についてはエントリーとして触れたいと思います。


>車や飛行機の騒音問題などもそうですけど。一時的なら
平気な音量でも、毎日、継続すると、かなり苦痛なんです
よね~。<基地問題もしかり。>
>人権の調和は、難しいですぅ。(^^ゞ

難しい問題ですが、世の中から騒音をすべてなくすことは無理な話なわけで。どこで調整するか、ですね。
2007/12/29 Sat 08:25:46
URL | 春霞 #ExKs7N9I[ 編集 ]
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2007/12/25(火) 15:27:34 | 日本がアブナイ!
   もう幾つ寝ると、・・・   いつも、   当ブログをご訪問して頂き有り難う御座います!    「 自民党 」エンド目指して頑張りましょうゾ!   皆様方と一致団結「打倒!自公チュー」しかない!     ガンバロウ! ガンバロウ! ガンバロウ! ...
2007/12/26(水) 22:38:37 | 晴天とら日和
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