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2007/11/27 [Tue] 23:02:59 » E d i t
11月25日午後、愛媛県宇和島市において「万波誠先生の医療活動をストップさせないで」と題して、「移植への理解を求める会」第2回総会と記念講演会が開催されました。



1.まず報道記事を。

(1) 東京新聞平成19年11月26日付朝刊22面

病気腎移植の継続訴え決議 宇和島、患者ら800人

 宇和島徳洲会病院の万波誠医師(67)らの病気腎移植が議論となってから約1年の25日、同医師らを支援する「移植への理解を求める会」(向田陽二代表)の講演会が愛媛県宇和島市で開かれた。患者など800人が出席。病気腎移植の有効性を訴え、万波医師らの医療活動継続を求める決議を行った。

 自らも万波医師の手で腎移植を受けた向田代表は「厚生労働省は病気腎移植を原則禁止し、保険診療適用外として、宇和島徳洲会病院などに診療報酬返還と保健医療病院の指定取り消し、万波医師の保険医取り消しを検討しているとされる」と指摘。

 代理出産などで知られる諏訪マタニティークリニックの根津八紘院長も招かれ「患者の訴えや立場を軽んじてはならない。新しい医療は常にたたかれる。優れた点を検討していかないと、新しい医療は開発されない」と訴えた。

 広島大の難波紘二名誉教授は、病気腎移植は確認されただけで国内で90例、オーストラリアで40例余と発表。

 「オーストラリアを中心に世界で認められつつある。行き詰っている日本の移植医療を変える起死回生の道」とした。」



(2) 産経新聞2007.11.25 18:47

代理出産の根津院長が病気腎移植を評価 
2007.11.25 18:47

 病気腎移植を実施した宇和島徳洲会病院の万波誠医師の支援集会が25日、愛媛県宇和島市で開かれ、代理出産などを手掛けた諏訪マタニティークリニック(長野県下諏訪町)の根津八紘院長が参加、「歴史は病気腎移植を評価するはずだ」と万波医師を擁護した。

 2人の行為は日本移植学会や日本産科婦人科学会などから批判されている。根津院長は「学会は権威集団と化している。患者優先に立ち戻るべきだ」と主張した。

 集会では難波紘二広島大名誉教授が「過去約30年に世界で92例の病気腎移植が行われた」と強調。万波医師は来年1月の全米移植外科学会で、自らの病気腎移植事例を報告することを明らかにした。」



11月25日の講演会においては、「患者など800人が出席。病気腎移植の有効性を訴え、万波医師らの医療活動継続を求める決議を行った。」(東京新聞)ということを表明することが一番意義あることだったのだと思います。深刻なドナー不足の現状からすれば、病気腎移植を実施する必要性があるのですから。

また、 諏訪マタニティークリニックの根津八紘院長が講演を行い、「歴史は病気腎移植を評価するはずだ」と述べて、患者のため必要となる医療を行うべきことを訴えたことも、意義あることであったと思います。根津八紘院長の名前は、代理出産(代理懐胎)問題を扱うこのブログでは、なじみのある名前ですから、改めて説明することはないでしょう。


2.この記事は共同通信も配信していましたが(「産経新聞2007.11.25 18:47」は共同通信の記事のまま)、全国紙ではいずれも全国面で掲載することなく、地方欄扱いでした。

ただ、地方欄扱いだとしても、記事の分量はかなり多いものでした。ですので、新聞紙面で目にしなくても、ネット上では知ることができた内容でした。それらの記事を引用しておきます。


(1) asahi.com(マイタウン愛媛:2007年11月26日)

「病腎移植の定着を」
2007年11月26日

◇万波誠医師支援する会
決議と活動方針決める


 宇和島徳洲会病院の万波誠医師を支援する「移植への理解を求める会」 (向田陽二代表、会員1300人) が25日、宇和島市内で第2回総会と記念講演会を開いた。 会員ら約800人が出席して、不当な行政処分をしないよう厚生労働省に求める緊急アピールや決議文を採択した。

 会合で向田代表は「私たちは地域医療を守る立場から厚労省に処分の再考を促し、一日も早く病腎移植が日常的医療として定着するよう訴えていく」 とあいさつ。 会員が「市立宇和島病院と宇和島徳洲会病院の保険医療機関の取り消し、万波医師の保険医登録取り消しがもしも現実になれば、南予地域の医療が崩壊する。賢明な対応を強く要望する」 とする緊急アピールを読み上げた。

 総会では、活動方針に新たに「両病院に対して予想される不当な行政処分に反対し、各種活動を展開する」 との項目を盛り込み、万波医師が処分される場合は法的手段を検討することなども話し合われた。

 万波医師は報道陣に対し「病腎移植原則禁止の国の方針には従うが、多大な負担を伴う生体腎移植より病腎移植のほうがリスクが少ない」 との考えを示した。

 記念講演では、根津八紘・諏訪マタニティークリニック院長ら3人が「誰がための医療か」 などと題して話した。」



(2) YOMIURI ONLINE(愛媛11月26日)

病気腎移植 医師や病院処分反対 決議

宇和島で支援の会 厚労省、社保などに

 病気腎移植問題で、宇和島徳洲会病院の万波誠医師(67)らを支援する「移植への理解を求める会」(向田陽二代表)の第2回総会が25日、宇和島市内で開かれた。同会は、厚生労働省と愛媛社会保険事務局が、病気腎移植を行った同病院や市立宇和島病院、万波医師に対して処分を検討していることについて、「万一処分が出たら、断固抗議し、撤回を求めて反対運動を展開する」とする決議文を採択した。

 総会では、同会内での病気腎移植の呼称を「レストア(修復)腎移植」に改めることも決定。会員からは「厳しい処分が下された場合は、仮処分申請など法的措置をとるべき」などの意見も出た。

 総会に先立って開かれた講演会では、代理出産や、非配偶者間の体外受精などを行っている諏訪マタニティークリニック(長野県下諏訪町)の根津八紘院長が「病気腎移植は、目の前の患者のためを思って行ったこと。学会は現実の医療を無視している」などと万波医師を擁護した。

 ゲスト参加した万波医師は終了後、「国が病気腎移植を原則禁止したけれど、捨てられる腎臓を有効に活用できる意義は大きいはず。やはり推進されるべきではないか」などと話していた。

(2007年11月26日 読売新聞)」



(3) 毎日新聞(地域ニュース・愛媛:2007年11月26日

腎移植:推進へ総会と記念講演 患者ら800人が参加--宇和島 /愛媛

 腎移植の推進を訴えている「移植への理解を求める会」(向田陽二会長)の総会と記念講演会が25日、宇和島市栄町港3のJAえひめ南会館で開かれ、約800人の患者らが参加した。総会では「病気腎移植が一日も早く一般医療として実施されるよう訴えていく」との決議文を採択した。

 長野県下諏訪町、諏訪マタニティークリニックの根津八紘院長と難波紘ニ・広島大名誉教授、病気腎移植を受けた岡山県の林秀信弁護士の3人が講演。根津院長は「歴史は病気腎移植を必ずや評価する」と述べた。

 厚生労働省などが市立宇和島病院と宇和島徳洲会病院を合同で監査している問題で、総会では両病院の保険医療機関取り消しなどの処分が出た場合は法的な対抗手段も考えるべきだとの意見も出た。取材に対し宇和島徳洲会病院の万波誠医師は「生体腎移植は原則禁止し病気腎移植を先に進めないといけない。病気腎移植は原則禁止になったのだから従うしかない」と話した。【川上展弘】

毎日新聞 2007年11月26日」



(4) 産経新聞(地方:四国・愛媛(2007.11.27 03:34) )

病腎移植に理解を 宇和島で講演会
2007.11.27 03:34
 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の泌尿器科部長、万波誠医師らが行った病腎移植の推進を求める記念講演などが25日、同市内で開かれた。

 「移植への理解を求める会」が主催し、500人以上が会場を訪れ、万波氏と広島呉共済病院の光畑直喜医師も姿を見せた。長野県の諏訪マタニティークリニックの根津八紘院長▽広島大名誉教授の難波紘二氏▽求める会の役員で弁護士の林秀信氏が病気腎移植の必要性を訴えた。

 根津氏は「学会は権威や権力の集団と化している」と指弾し、患者の側に立った医療の大切さを強調。難波氏は、全米移植学会で万波氏の論文が発表されることの意義や、日本移植学会の田中紘一理事長が平成15年、米国の雑誌に病気やウイルスに冒された肝臓の移植を推奨する論文を発表した件を取り上げ、病腎移植を否定する同学会の矛盾する体質を批判した。

 また、求める会は、厚労省が厳しい行政処分を出した場合、「地域医療を守る立場から強力に反対運動を展開する」との決議文を採択した。」




3.幾つかの点に触れていきます。

(1) 1点目。

「不当な行政処分をしないよう厚生労働省に求める緊急アピールや決議文を採択した。

 会合で向田代表は「私たちは地域医療を守る立場から厚労省に処分の再考を促し、一日も早く病腎移植が日常的医療として定着するよう訴えていく」 とあいさつ。 会員が「市立宇和島病院と宇和島徳洲会病院の保険医療機関の取り消し、万波医師の保険医登録取り消しがもしも現実になれば、南予地域の医療が崩壊する。賢明な対応を強く要望する」 とする緊急アピールを読み上げた。

 総会では、活動方針に新たに「両病院に対して予想される不当な行政処分に反対し、各種活動を展開する」 との項目を盛り込み、万波医師が処分される場合は法的手段を検討することなども話し合われた。」(朝日新聞)


朝日新聞は、市立宇和島病院と宇和島徳洲会病院の保険医療機関の取り消し、万波医師の保険医登録取り消しを行わないように、アピールした点を特に強調した記事になっています。移植医療どころか「南予地域の医療が崩壊」するのですから、もっとも切実な問題です。



(2) 2点目。

「総会では、同会内での病気腎移植の呼称を「レストア(修復)腎移植」に改めることも決定。会員からは「厳しい処分が下された場合は、仮処分申請など法的措置をとるべき」などの意見も出た。」(読売新聞)


「病気腎移植騒動から1年、万波医師ら語る~解禁ならすぐにでも(東京新聞11月24日付「こちら特報部」」でも触れたように、これまで病腎移植を“Diseased Kidney Transplant(病的な腎臓の移植)”と表現していましたが、死体腎移植と紛らわしいこともあり、“Restored Kidney Transplant(修復された腎臓の移植)”と表現するよう、主張することになったようです。

このブログでも、病気腎移植と修復腎移植を併記するか、修復腎移植という呼称を使うことにします。



(3) 3点目。

「根津氏は「学会は権威や権力の集団と化している」と指弾し、患者の側に立った医療の大切さを強調。難波氏は、全米移植学会で万波氏の論文が発表されることの意義や、日本移植学会の田中紘一理事長が平成15年、米国の雑誌に病気やウイルスに冒された肝臓の移植を推奨する論文を発表した件を取り上げ、病腎移植を否定する同学会の矛盾する体質を批判した。」(産経新聞)


「日本移植学会の田中紘一理事長が平成15年、米国の雑誌に病気やウイルスに冒された肝臓の移植を推奨する論文を発表」していたとは、初耳です。万波医師が病気腎移植を実施すると「病腎移植を否定」するなんて、明らかに矛盾しています。

日本移植学会の大島氏も、自己が病気腎移植の実施に許可を出したことがあることをすっかり忘れていたようですから、田中紘一理事長も以前の自分の行為を忘れてしまっていたのでしょう。日本移植学会の理事は、忘れっぽい人物ばかりのようにも感じますが、おそらくは、学会と関わらない医師が優れた業績を残すことに対して、卑屈な嫉妬心に駆られて全否定しているだけなのでしょう。その嫉妬心のおかげで、腎移植を必要としている多くの患者の健康・命が失われているのです。

テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

コメント
この記事へのコメント
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2007/12/02 Sun 03:42:48
| #[ 編集 ]
>非公開コメントの方へ
コメントありがとうございます。非公開ですし、内容的にもちょっと公開しにくいので、ごく一部、修正した形で引用します。


>この場合、名誉毀損ギリギリの発言かもしれません。

その判断は妥当だと思います。
名誉毀損の要件を満たすか難しい、すなわち、すべて事実として証明できるか難しいですし、公益性など他の名誉毀損の要件を満たすか難しいですから。


>また再開しましたらよろしく

こちらこそ宜しくお願いします。
「FC2」のように、コメント承認制のところに移転するのも一手かもしれませんよ。
2007/12/04 Tue 23:04:36
URL | 春霞 #ExKs7N9I[ 編集 ]
理解する会が公式HPで動画を発表しました。
公式に発表されました。

第2回総会と記念講演会の模様
http://ishokurikai.web.fc2.com/index.html


2007/12/08 Sat 21:00:56
URL | ほっちゃれ #17ClnxRY[ 編集 ]
>ほっちゃれさん
情報ありがとうございます。
ただ、12月10日現在、ファイルの閲覧が不能になってますね。残念です。
2007/12/10 Mon 06:02:59
URL | 春霞 #ExKs7N9I[ 編集 ]
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2007/11/28(水) 21:32:00 | 晴天とら日和
移植学会の先生方は、実は最初から行われていることは知っていたのだ。 当時黙殺することで成果をひた隠しにして手柄を取られないように必死だったのだ。 最初の臓器売買事件からして、ちょっとおかしな気がしていた。 なんらかの落ち度を待ち望んでいたのだ。 そ...
2007/12/05(水) 18:50:22 | 地獄への道は善意で舗装されている
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