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主に社会問題について法律的に考えてみる。など。
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2007/08/29 [Wed] 23:30:23 » E d i t
安倍内閣の改造を受けて各新聞社が世論調査を行いました。「改造内閣支持33%、不支持なお53%」(朝日新聞)、「内閣支持33%、不支持52%」(毎日新聞)、「内閣の支持率は44・2%、不支持率は36・1%」(読売新聞)、「内閣支持率40・5%、不支持率45・5%」(共同通信)で、自民党熱烈支持の読売新聞は別としても、軒並み支持率は上昇しています。

まだ、改造内閣が発足しただけであり、何も実行していないので、まだ評価できる状況ではないと思うのですが。改造前の内閣も、市民の誰もが、まさか年金を含む国民生活問題を軽視するような内閣だったり、「政治とカネ」の問題で辞任したり、「女性は産む機械」とか、「原爆投下しょうがない」などと発言するような暴言を吐く閣僚だったとは思わなかったでしょうから。


「政治とカネ」の問題といえば、8月29日、自民党の玉沢徳一郎元農水相が代表を務める「自民党岩手県第4選挙区支部」が、03年の政治資金収支報告書の支出で同じ領収書を使い回していた、との報道がありました(asahi.com2007年08月29日13時40分)。日付や費目、金額を書きかえたコピーを添付するやり方で、1枚の領収書を5重計上していたようで、使い回して添付された領収書10枚の合計金額は377万5000円にのぼるそうです。明らかに偽造した領収書であって、悪質なものです。

玉沢氏は、現職閣僚でないのですが、自民党の衆院政治倫理審査会長なのですから、自民党自体、与党に相応しくないといえるのです。どんな内閣であっても、こういった自民党政権下にある以上、見通しは暗いといえるかと思います。


安倍改造内閣については、「安倍改造“泥舟”内閣発足~何を、どう変えるのか?(北海道新聞「社説」より)」で一度触れています。

この改造内閣の評価については、好意的あるいは批判的評価など色々あると思いますが、毎日新聞8月29日付夕刊「特集ワイド」では、山田美保子さん、江川紹子さん、石川結貴さんによる、明るく軽妙に評価した鼎談した記事がありましたので、この記事を紹介したいと思います。



では、以下、この記事を引用しておきます。




2.毎日新聞平成19年8月29日付夕刊6面「特集ワイド」

 「内閣改造・オバサン3人衆の目 コンセプトは「ボクちゃんを救え」!?

 安倍晋三改造内閣が発足した。鋭い観察力を持ち、ズバリもの言う「オバサン」力に注目する夕刊編集部としては、やはりオバサンの見方が気になる。山田美保子さん(50)、江川紹子さん(49)、石川結貴さん(45)に再登板をお願いした。【夕刊編集部おばさん取材班】

 ◇かたくな、鈍感…安倍さん本人の人心一新が必要

 石川 集合写真を見た時に安倍さんがお舅(しゅうと)さんに囲まれたお婿さんっていう感じがして。

 山田 (漫画「サザエさん」の)マスオさんっぽい。

 石川 サザエさん抜きのマスオ&波平がたくさん、みたい。

 江川 コンセプトは「ボクちゃんを救え」ですね。そのためにいろんな保護者をかき集めて。舅ばかりか親類のおじさんをかき集め、揚げ句に病み上がりのおじさんまで呼んだ。

 山田 派閥の領袖ばっかり。「紅白歌合戦」を思い出したんですよ。歌手は芸能プロやレコード会社に配慮して選ばれる。

 石川 演歌もポップスも。

 山田 特に、演歌勢をね。今回、相当、断られたらしいっていうのも紅白っぽい。

 石川 おばさんとしてはこのおじさん誰?という感じの人ばかり。あと、頭が良くて人を小ばかにする感じがする。

 山田 パワハラな感じね。

 石川 家のことは全部、女房任せで「おれの靴下、洗っとけ」みたいな。

 山田 奥さんがその靴下をはしでつまんで、別に洗ってるのも知らない。

 江川 派閥のトップを集めて、まるで部族長会議。ワイドショーネタにならず、首相のリーダーシップを問われる場面を作らないことが大事なんですね。前のお子ちゃま内閣とは違って、実務を任せられる大人が多いが、何のために首相がいるのかよくわからない内閣でもある。与謝野馨官房長官は健康なら首相の器でしょうから、事実上は与謝野内閣ですよね。

     *

 江川 改造後の安倍さんの会見で最初に「美しい国」が出てきたときにはずっこけましたね。まだ懲りてない。

 山田 かたくなです、ホント。最初の会見は短かったですね。大敗したことを忘れたの?というくらい、まさに「鈍感力」で、びっくりしました。ボクやったでしょう。ほらほらみんな見て見て、みたいな感じ。鈍感もここまでくれば立派なものという感じですかね。

 江川 政治家って、言葉が大事ね。今回は、ちゃんと言葉を尽くして説明するという選手宣誓の機会だったのに、それを逃しましたよね。

 山田 あれだけ言葉を並べても響いてこない。

 石川 確かに、確かに。私はあの会見を見て、安倍さんがなんだかすっきりしたように見えた。どんよりしたものが落ちて。

 江川 私は「岸真理教」と呼ぶんですが、崇拝するおじいちゃま(岸信介元首相)のやり残したことをやる使命感に支えられているよう。その点カルト信者の姿にそっくり。信者さんたちの信仰はたたかれるほど、真っすぐに、強く、前向きになりますからね。

 山田 私は放送作家なんで、閣僚になった人ってテレビ番組の企画書に名前が挙がる人だと思うんです。ただ、看板がこれでは視聴率は取れない。メーンを張る人のキャラやまとめる力がすごく大事です。

 石川 (安倍さんの言った)人心一新は無理。安倍さん本人の人心一新がされていない。参院選で国民は今の政府、自民党政治に対してノーを言ったんだと思うんです。ノーと言われた人たちが舞台に上がって、配役を替えてもね……。

 石川 私はずっと主婦を取材して、自分も主婦という立場で言うと、経営不振に陥った時のダイエーにすごく似ているんです。主婦に大人気だったダイエーがどうしてそっぽを向かれたか。「なんでも売っている、だけど、欲しいものは何もない」。これが今回の内閣にもぴったり。だからダイエーと同じような運命をたどるのでは? 良かれと思って売り場を改装したりするんだけど、根本がずれている。

 山田 リフォーム内閣とも言うけれど、リフォーム詐欺もありますよね。

     *

 石川 女性閣僚が少ない。

 江川 上川陽子さんを少子化担当の大臣にしたのはいいけど、この人が生かされるのかな。

 山田 小池百合子さんと田中真紀子さん(元外相)は全然違うと思っているんです。小池さんは中身が男。真紀子さんは「スカートのすそ踏まれた」とか言ったけど、小池さんは踏まれる長さのすそのスカートははかなかった。でも、珍しく女の部分が出ちゃいましたよね、残念ながら。「好き」とか「嫌い」が女偏だということにもかかわるんですけど、やっぱり守屋さん(武昌防衛事務次官)のことは嫌いだったんでしょうねえ。

 江川 損得で動くのが政治家、好き嫌いで動くのが女と言われますよね。

 山田 ただ、小池さんは当然、次を見据えて、ふられる前に自分からふってやったみたいな、そんな感じがした。

 石川 でもね、在任2カ月ですよ。大臣交代は相当なお金がかかる気がするんです。名刺や名札にもお金がかかる。しかも米国やアジアにも行って。無駄遣いのイメージもぬぐえない。

 江川 それに訪問先のパキスタンやインドに対して失礼。あの時点でやめる方向だったわけでしょう?

 石川 すごくせこい話ですけど、就任時にあんな大きな花束をもらっといて、2カ月でねえ。ろくな仕事もしないでねえ。

     *

 江川 舛添(要一)厚労相は口封じですよね。あちこちのテレビ局で批判することはなくなって、大臣をやめた後も批判のトーンを抑えられる。

 山田 でも厚労相は貧乏くじのような気もする。「えらそうなこと言ってできなかった」と言われるポストですから。

 石川 お母様の介護をやったくらいで、厚労相にするという感覚のずれ方。365日介護している方が大勢いるのに、遠距離介護を売りに大臣にするのが、女の感情を逆なでします。

 江川 こういう地味な布陣でワイドショーに注目されなくなると、保護者の後ろで、ボクちゃんが何をやっているか、見えにくくなるのが心配。しっかり見てないと、いつの間にか憲法9条改正へとなだれ込んでいくような気がする。

 石川 政府は、国民が判断できる材料をちゃんと出して、国民の側も消費者感覚で政治をチェックすることが必要だと思う。税金を払っているのですから。

 山田 私は政治家にワイドショーを見てほしい。一般の人がどれだけ大変か感じてほしい。

 石川 総選挙もしてほしいです。日本人って忘れっぽいから。このまま半年、1年と続くと、国民のエネルギーがしぼむ。

 山田 猛暑日が続いて、気温33度でも涼しく感じたでしょ。政治に対してもそうなるのが怖いな。今すぐ民意を形にしたいですよね。

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 「夕刊とっておき」へご意見、ご感想を

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ファクス03・3212・0279

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 ■人物略歴

 ◇やまだ・みほこ

 放送作家。1957年、東京都生まれ。テレビのコメンテーターなど、幅広く活躍。

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 ◇えがわ・しょうこ

 ジャーナリスト。1958年、東京都生まれ。著書に「オウム事件はなぜ起きたか 魂の虜囚」など。

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 ■人物略歴

 ◇いしかわ・ゆうき

 作家。1961年、静岡県生まれ。著書に「家族は孤独でできている」など。

毎日新聞 2007年8月29日 東京夕刊」



軽妙な(辛辣!?)で興味をひかれた発言をいくつか。

江川 派閥のトップを集めて、まるで部族長会議。ワイドショーネタにならず、首相のリーダーシップを問われる場面を作らないことが大事なんですね。前のお子ちゃま内閣とは違って、実務を任せられる大人が多いが、何のために首相がいるのかよくわからない内閣でもある。」


お子ちゃま内閣でなく、重厚で大人な内閣となって不安感が減った反面、安倍首相の影が薄くなり、安倍氏こそ、一閣僚となるべきであって、安倍首相はいなくてもいいのでは?というわけです。


江川 私は「岸真理教」と呼ぶんですが、崇拝するおじいちゃま(岸信介元首相)のやり残したことをやる使命感に支えられているよう。その点カルト信者の姿にそっくり。信者さんたちの信仰はたたかれるほど、真っすぐに、強く、前向きになりますからね。」


安倍氏が岸信介元首相を尊敬すること自体は悪いことではないのですが、インド訪問中も、岸信介元首相のことを持ち出すなどしていて、尊敬の度が行き過ぎていているように思います。カルト信者そっくりと、辛辣な物言いをされても仕方がないように思います。


山田 ただ、小池さんは当然、次を見据えて、ふられる前に自分からふってやったみたいな、そんな感じがした。

 石川 でもね、在任2カ月ですよ。大臣交代は相当なお金がかかる気がするんです。名刺や名札にもお金がかかる。しかも米国やアジアにも行って。無駄遣いのイメージもぬぐえない。

 江川 それに訪問先のパキスタンやインドに対して失礼。あの時点でやめる方向だったわけでしょう?

 石川 すごくせこい話ですけど、就任時にあんな大きな花束をもらっといて、2カ月でねえ。ろくな仕事もしないでねえ。」


小池百合子氏は、閣僚に留任していませんが、いまだに関心をもたれているようです。小池氏の態度に対しては、山田さんは好意的ですが、江川さんや石川さんは批判的であることが分かります。

小池氏は、8月27日のお別れ記者会見では、2カ月に満たない任期を振り返り「女子の本懐という気持ちだ。2年くらいの内容があった」。ただ、マッカーサー元帥の言葉を引いて「国防についてはアイ・シャル・リターン(私は必ず帰ってくる)という気持ちで頑張っていく」とも語り、未練ものぞかせていましたが(産経新聞2007/08/27 21:32)、離任式でも物議を醸しました。

 「離任式:小池前防衛相に守屋次官が送辞「寂しい限りだ」

 小池百合子前防衛相が28日、防衛省で離任式に臨み、事務次官人事をめぐり激しい確執を演じた守屋武昌次官が送辞を読むという皮肉な一幕があった。

 守屋氏を交代させる人事を主導した小池氏は最後の訓示で、人事問題も念頭に「職を去るにつき、(省内の)制服組をはじめ多くの皆様から励ましの言葉、メールをたくさんいただいた。私の真意をくみ取り、防衛省・自衛隊のあるべき姿についてまさに叫びと受け止めた」と語り、省内の支援を強調。守屋氏らが引責しなかったと小池氏が批判しているイージス艦の情報漏れ問題に関連して「情報の徹底管理は私の最後のメッセージ」とも述べ、守屋氏をあてこすった。

 一方、小池氏の人事方針に抵抗し続けた守屋氏は「率先垂範して仕事に立ち向かわれ、数々の成果をあげた。大臣が防衛省を離れられることは誠に寂しい限りだ」と、送辞を述べた。ただ、同省幹部によると7月に辞任した久間章生氏ら4人の防衛庁長官・防衛相の送辞では毎回涙まじりだったが、今回は真顔。これまでの半分の分量で、しかも早口だったという。

 小池氏は24日、自ら閣外に去る意向を示し今回の内閣改造人事に伴い離任した。しかし、事務次官の交代は1日。守屋氏を切った小池氏が先に送られるというめぐりあわせとなった。【田所柳子】

毎日新聞 2007年8月28日 22時08分 (最終更新時間 8月29日 0時04分)」(毎日新聞平成19年8月29日付朝刊2面


「制服組をはじめ」とか、「情報の徹底管理は私の最後のメッセージ」とも述べるなど、最後まで当てこすりです。これに対して、守屋氏は、嘘っぽい感じはしても「大臣が防衛省を離れられることは誠に寂しい限りだ」と、送辞を述べてみせたのです。小池氏は、最後ぐらい度量を見せて、綺麗に挨拶をしてみせれば、次につながる可能性もあったでしょうが、ご自分で芽を摘んでしまったようです。小池氏に対して、「政治生命は終わった」との評価もありますが、あながち不当な評価ではないかと思います。


最後にこの発言にも。

石川 総選挙もしてほしいです。日本人って忘れっぽいから。このまま半年、1年と続くと、国民のエネルギーがしぼむ。」


安倍政権下でおきたことを忘れてしまうのでは? との危惧については同感です。ただ、年金問題は1年間以上解決しないので、エネルギーは残るとは思いますが。

テーマ:安倍政権 - ジャンル:政治・経済

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