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2007/07/29 [Sun] 18:28:39 » E d i t
今日は、第21回参議院議員通常選挙の投票日です。皆さんは投票に行きましたでしょうか? 


1.年金問題や「政治とカネ」の問題、格差問題などが大きな争点となり、憲法改正を掲げる安倍首相の「戦後レジームからの脱却」路線を含め、安倍政権10ヶ月間への信任の是非が問われています。

 「参院選29日投開票 安倍政権への信任の是非問われる
2007年07月28日00時23分

 第21回参院議員選挙は29日投開票される。社会保険庁のずさんな記録管理が次々に発覚した年金問題や「政治とカネ」の問題、格差問題などが大きな争点となり、憲法改正を掲げる安倍首相の「戦後レジームからの脱却」路線を含め、政権への信任の是非が問われている。

 改選は選挙区73議席と比例区48議席。最大の焦点は、与野党のどちらが過半数(非改選を含め122議席)を獲得するかだ。自民、公明の与党が過半数を維持するには改選121議席のうち64議席が必要となる。自民党は公示前勢力110議席のうち64議席が今回改選になる。朝日新聞など各種の情勢調査で苦戦が伝えられており、40議席台前半以下に落ち込んだ場合は民主党が参院の第1党となる可能性が高く、政権運営が困難になる。

 選挙区218人、比例区159人の計377人が立候補している。主要政党別では自民党83人、民主党80人、公明党22人、共産党63人、社民党23人、国民新党23人、新党日本3人。ほかに維新政党・新風、共生新党、9条ネット、女性党など諸派46人、無所属34人。」 (asahi.com(2007年07月28日00時23分)


強い逆風を受ける与党の獲得議席数が最大の焦点で、即日開票され、選挙区は29日深夜、比例代表は30日未明までに当落が判明する見通しです(毎日新聞7月29日付朝刊1面)。獲得議席数の結果次第では安倍晋三首相が進退を問われることになります。もっとも、安倍首相は結果如何に関わらず、首相の地位に留まりたいようですが。

安倍首相の進退はともかく、投票率も焦点で、前回04年の56・57%(選挙区)を上回るかどうかも重要です。投票したかどうかは、有権者の政治意識がどれほど高まっているかが現れているといえるからです。


 「(7/20)参院選、投票所の3割が終了時間繰り上げ

 29日投開票の参院選で、全国約5万1700の投票所のうち29%に当たる約1万4800カ所で、原則午後8時までの投票時間を繰り上げて終了する予定であることが総務省の調査で判明した。終了時間を繰り上げる投票所数は2004年の前回参院選よりも約3400増加。「平成の大合併」で開票所が集約され、自治体が投票箱を運ぶ時間などを考慮したためとみられる。

 開票所は市町村に1カ所が基本。全国の開票所数は約2000で、前回と比べ39%(約1300)減少した。投票時間は1998年の参院選から「午前7時から午後8時まで」が原則だが、特別の事情があれば終了時間を最大4時間繰り上げることができる。」(NIKKI NET(07月20日)


もう投票を済ませた方が多いとは思いますが、まだの方はお急ぎ下さい。投票所の3割が終了時間繰り上げという状態ですから。




2.では、投票結果が出る前に、コラムと社説を紹介しておきます。

(1) 東京新聞平成19年7月29日付朝刊(日曜)29面「本音のコラム」

 「きょうは投票日――藤本由香里(ふじもとゆかり)

 今日は参院選の投票日である。

 選挙権を得てから20数年になるが、今日ほど明確な歴史の結節点になる選挙はないような気がしている。

 ここ数年、まさに歴史の変わり目に立ち会っている気がし、「自由からの逃走」とはまさに、私が今目にしている過程のことか―と焦燥とともに実感させられてきた。

 「平和で貧乏」なのなら「戦争で一攫千金の可能性」の方が希望があると語る若者たちもそうだし、現に今年は、憲法改正のための手続法が成立し、改正教育基本法が成立した。しかもどちらも強行採決で。

 これに対し、「大きな改革は多少強引でも進めなければならない」とする向きもあるだろうし、「重要な改革だからこそ論議をつくさなければならない」とする向きもあるだろう。

 また、「まっとうな市民秩序の中で前向きに生きている国民こそが尊重されるべきで、そうでない人が苦しむのは自己責任だ」と考える人もいるだろうし、「人には多様性があっていい。力の足りない人には手をさしのべ、異端だと思える人も排除しないで、できるかぎり共存していくのが、成熟した社会というものだ」と考える人もいるだろう。

 「正しい」社会か「多様な」社会か。その選択は、あなたに、今日の選挙に委ねられている。

 どちらを選ぶにせよ、さあ、選挙に行こう!  (編集者)」



(2) 東京新聞平成19年7月29日付【社説】

 「参院選きょう審判 投票して歴史を刻もう
2007年7月29日

 参院選はきょう投開票される。安倍政治を“信任”するのか、それとも「ノー」を突きつけるのか。有権者が審判を下す時がきた。一人一人が思いを込めた一票を。

 逆風が伝えられる安倍晋三首相は「負けるわけにはいかない」と絶叫した。小沢一郎・民主党代表は「与野党逆転できなければ、日本に政権交代はありえない」と政界引退をかけ戦った。

 緊張感ある選挙戦だった。年金や「政治とカネ」、憲法など判断材料もある。いよいよ有権者の出番だ。

問われる「安倍政治」

 参院選は安倍政権ができて初めての全国規模の国政選挙だ。この十カ月の安倍政治はよかったのか、悪かったのかが問われる。

 首相は自民党の悲願だった教育基本法の改正や防衛庁の省昇格を実現した。続いて、先の通常国会で改憲の手続きや役人の天下り規制を定めた法律を次々と成立させた。首相の掲げる「戦後レジーム(体制)からの脱却」を形にしたものとされる。

 首相は参院選でこうした「実績」をひっさげて、改憲をはじめ安倍色の強い政策で勝負するはずだった。信任を得て、実現へ弾みをつけたいと考えたのだろう。

 ところが、選挙前に火のついた“消えた年金”記録問題で、風向きが変わった。火消しに追われ「改憲を主要争点に」とはいかなかった。

 それでも首相は三年後の改憲発議を目指そうとしている。参院議員の任期は六年あるから、この選挙で選ばれる人たちは改憲作業に手を染める可能性がある。共産、社民両党は改憲阻止を前面に掲げて支持を訴えた。

 米国向けの弾道ミサイルを撃ち落とすことを可能にするような、集団的自衛権の行使をめぐる憲法解釈の変更も、首相の肝いりで議論されている。安倍政治を考える時、憲法は忘れてはならない課題だ。

政権選択の意味合いも

 最大の争点になった「年金」も有権者の関心は記録漏れにとどまらない。政府が選挙期間中、第三者委員会で二十三人の年金記録を回復し、給付を決めても、国民から「選挙目当てでは」と疑う声が漏れる。

 争点は「百年安心」をうたった政府の年金制度を信じるか、民主党などの抜本改革案に乗るか。議論が深まったとはいえないが、各党の公約を読み比べて投票したい。

 「政治とカネ」の問題も見逃せない。閣僚の不透明な事務所費問題は後を絶たず、投票日直前まで赤城徳彦農相から政治活動費の二重計上という新たな問題が出てくる始末だ。

 ほかにも教育や農業、消費税が議論になった。いずれも生活に直結する。すべてをひっくるめて安倍政治への判断が求められる。

 選挙戦終盤になって、自民党の劣勢が伝えられると、首相周辺から「参院選は政権選択の選挙ではない」との大合唱が起こった。参院選で負けても、首相は辞める必要ないと予防線を張ったものだ。

 確かに参院は首相指名選挙のある衆院と違い、与野党が逆転しても直ちに政権交代につながらない。だが、首相は「私と小沢さん、どちらが首相にふさわしいか、国民に聞きたい」と言っていた。首相の言葉は重い。当然、進退が問われよう。

 野党が参院で主導権を握れば、衆院の優位が認められているとはいえ、政府提出の法案は通りにくくなり、政権運営は難しくなる。早期の衆院解散・総選挙や政界再編につながる可能性もあり、民主党は政権交代への足がかりをつかむ。「政権選択」の意味合いもある選挙だと確認しておきたい。

 政治学者の間では、今回の参院選は「クリティカル・エレクション(決定的選挙)」になるかもしれないといわれている。米大統領選で三、四十年に一度起こり、政党の支持基盤が入れ替わるなど政治の流れを大きく変える選挙をいう。

 地方の疲弊が大きな影を落としている。九州地方のある選挙区では、自民党候補が街頭演説で地元への公共事業の誘致を訴えていた。小泉政権からの公共事業削減などで地方経済は冷え込み、改革継続を叫ぶ首相との矛盾など気にしていられない。

 そうした地方の窮状を小沢氏が突き、農業政策などで揺さぶった。自民党の金城湯池だった「一人区」の苦戦はこうした影響もある。「自民は地方、民主は都市」とされてきた支持基盤が崩れ、地殻変動を起こす可能性をはらむ選挙となっている。

 十二年に一度、統一地方選と参院選が同じ年に行われる「亥年(いどし)の選挙」だ。政党や支持団体が地方選疲れで動きが鈍り、参院選は低い投票率になる傾向がある。

よく吟味して「二票」を

 しかし、今回は様子が違う。世論調査で七割が「必ず投票する」と答え、期日前投票は一千万票に乗る勢いだ。無党派層の関心も高い。

 参院選では有権者一人一人が選挙区と比例代表の計二票を持つ。比例代表は政党名を書いても候補者名を書いてもいい。各党の政策と政治姿勢をよく吟味しよう。そして、私たちの「二票」で歴史を刻もう。」



藤本由香里氏のコラムが端的で秀逸かと思います。

「「正しい」社会か「多様な」社会か。その選択は、あなたに、今日の選挙に委ねられている。

 どちらを選ぶにせよ、さあ、選挙に行こう!」


憲法学的には、多様な価値観を保障するのが現行憲法ですから、「多様な」社会を認めることこそ、憲法に沿った判断です。それはともかく、日本の政治・社会の行方を決めるのは、私たち有権者です。

特に、今回の参院選は、政治の流れを大きく変える「クリティカル・エレクション(決定的選挙)」になるとも言われるほどの選挙なのです。政権選択の意味合いもある選挙でもあります。棄権することなく投票することは重要なことなのです。ぜひ投票していただきたいと思います。

テーマ:参院選 - ジャンル:政治・経済

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【12時前ぐらいに、少し中身を加筆修正しました。】 いよいよ参院選の当日になりました!(@_@。 また改めてゆっくりご挨拶したいと思いますが。今日まで、たくさんのご支援、本当に有難うございます。m(__)m そして、どうか今日は日本全国の有権者がひとりでも多く投票
2007/07/29(日) 23:16:42 | 日本がアブナイ!
↓安倍政権の軌跡です。毎日100人以上の方々がいまだに読んでくださっています。1億人の有権者の選択。今回の選挙でも600億円もの金が費やされたという国政選挙。私も今日の朝、仕事前に嫁さんと一緒に日本を変える1票
2007/07/29(日) 23:42:24 | らんきーブログ
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