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1.まず、久間防衛相の発言内容と安倍首相のコメントから。
(1) 朝日新聞平成19年7月1日付朝刊(日曜)1面
「久間防衛相、講演で「原爆投下、しょうがない」
2007年06月30日22時23分
久間防衛相(衆院長崎2区)は30日、千葉県柏市の麗沢大学で講演し、1945年8月に米軍が日本に原爆を投下したことについて「原爆を落とされて長崎は本当に無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったんだという頭の整理で今、しょうがないなと思っている」と述べた。原爆投下を正当化する発言とも受け取られかねず、野党が久間氏の罷免を求める動きを見せるなど波紋が広がっている。
久間氏は「我が国の防衛について」と題した講演で、東西冷戦下で米国と安全保障条約締結を選択した日本の防衛政策の正当性を説明する際、原爆投下に言及した。
久間氏は「米国を恨むつもりはないが、勝ち戦と分かっていながら、原爆まで使う必要があったのかという思いが今でもしている」としつつ、「国際情勢とか戦後の占領状態からいくと、そういうこと(原爆投下)も選択肢としてはありうる」と語った。
久間氏は講演後、朝日新聞の取材に対し、「核兵器の使用は許せないし、米国の原爆投下は今でも残念だということが発言の大前提だ。ただ日本が早く戦争を終わらせていれば、こうした悲劇が起こらなかったことも事実で、為政者がいかに賢明な判断をすることが大切かということを強調したかった」と発言の意図を説明した。
安倍首相は同日夜、遊説先の香川県丸亀市での会見で久間氏の発言に関して「自分としては忸怩(じくじ)たるものがあるとの被爆地としての考え方も披瀝(ひれき)されたと聞いている。核を廃絶することが日本の使命だ」と述べた。
◇
【久間氏の発言要旨】
日本が戦後、ドイツのように東西が壁で仕切られずに済んだのは、ソ連の侵略がなかったからだ。米国は戦争に勝つと分かっていた。ところが日本がなかなかしぶとい。しぶといとソ連も出てくる可能性がある。ソ連とベルリンを分けたみたいになりかねない、ということから、日本が負けると分かっているのに、あえて原爆を広島と長崎に落とした。8月9日に長崎に落とした。長崎に落とせば日本も降参するだろう、そうしたらソ連の参戦を止められるということだった。
幸いに(戦争が)8月15日に終わったから、北海道は占領されずに済んだが、間違えば北海道までソ連に取られてしまう。その当時の日本は取られても何もする方法もないわけですから、私はその点は、原爆が落とされて長崎は本当に無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったんだ、という頭の整理で今、しょうがないな、という風に思っている。
米国を恨むつもりはないが、勝ち戦ということが分かっていながら、原爆まで使う必要があったのか、という思いは今でもしている。国際情勢とか戦後の占領状態などからいくと、そういうことも選択肢としてはありうるのかな。そういうことも我々は十分、頭に入れながら考えなくてはいけないと思った。」
(2) 東京新聞平成19年7月1日付朝刊1面
「「米国の考え方を紹介」 首相、問題ないとの認識
2007年6月30日 19時51分
安倍晋三首相は30日夕、久間章生防衛相が長崎への原爆投下を「しょうがない」と発言したことについて「米国の(当時の)考え方について紹介したと承知している」と述べ、問題はないとの認識を示した。香川県丸亀市で記者団の質問に答えた。
被爆者への配慮を欠いたのではないかとの質問に対しても「(久間氏は)原爆の惨禍に遭った長崎についてじくじたるものがあると、被爆地の考え方についても言及されていると聞いている」と述べた。
その上で首相は「いずれにせよ、核を廃絶していくのが日本の使命であり、国連においても日本は主導的な役割を果たしている」と核廃絶を求める日本政府の立場に変わりはないと強調した。
(共同)」
「米国の原爆投下は今でも残念だということが発言の大前提」などと言い訳をしていますが、「原爆投下を正当化している発言」と受け取れる以外に考えにくい発言です。しかも、米国の立場であれば「あれで終わったんだという頭の整理」をわざわざする必要がないのですから、安倍首相が擁護するような「米国の(当時の)考え方について紹介した」という説明は極めて不自然です。やはり、日本人自ら「「原爆投下を正当化している発言」というべきものです。
まさか長崎、広島と原爆を投下され、原爆の被害を身に沁みて分かっている日本人自ら、しかも選挙区が長崎であり、閣僚という政府を代表する立場にいる者が、「原爆投下を正当化する発言」をするとは……。首相という立場にある者まで、「米国の(当時の)考え方について紹介した」などと詭弁を弄して、「原爆投下を正当化する発言」を擁護するとは……。こいつら頭がどうかしているのではないかと、信じがたい気持ちです。
被爆者が誰も生存しなくなった遠い未来においては、そういう卑屈で媚びへつらう発言をする政府関係者が出てくるだろうとは想像していましたが、まさか今の段階で聞くことになろうとは。
従軍慰安婦問題をめぐり米下院外交委員会が日本政府に謝罪を求める決議をしたのに対して、「日本政府・日本国民は原爆投下を認め、恨んでいない」と米国に伝える駆け引きではないか(東京新聞7月1日付27面・広島修道大・岡本名誉教授の発言)との指摘もありますが、本当にそうかもしれません。だとしても、そこまで自虐的な態度にでるとは、久間防衛相にはプライドなんて皆無なのでしょう。
久間防衛相は、発言を事実上撤回していますが、その経緯は次のようなものです。
「久間防衛相が陳謝 原爆しょうがない発言
2007年7月1日 15時28分
原爆投下を「しょうがない」と発言したことについて記者会見し、頭を下げる久間防衛相=1日午後、長崎県島原市
久間章生防衛相は1日昼、長崎県島原市内で記者会見し、原爆投下を「しょうがない」と発言したことについて「被爆者を軽く見ているかのような印象に取られたとすれば申し訳なかった。これから先は講演で言ったような話はしない」と陳謝し、発言を事実上撤回した。
同日朝のフジテレビ番組では「そんなような内容(の発言)ではない」として引責辞任や発言の撤回、訂正を行う考えはないことを強調していたが、与党幹部から同日午前「私の認識とは違う。誤解を招いたのであれば、きちんと釈明して、謝罪すべきところは謝罪した方がよい」(中川昭一自民党政調会長)などと、批判が相次いだのを受け軌道修正したとみられる。
久間氏は朝の番組で「原爆投下する必要はなかったというのは会場でも言っている」と強調。「過去のことをああすればよかったと今言ってみてもしょうがないという思いで言った」と釈明していた。
(共同)」(東京新聞2007年7月1日 15時28分)
批判を受けても自らは撤回する気がなかったのに、与党幹部から参院選に影響があるからと、批判を受けて仕方なく事実上撤回したのです。しかもテレビ報道で行っている映像では、へらへら笑いながら「ごめんなさい」と言っているのであって、少しも謝罪しているようにはみえません。本音としては、撤回する気はなく謝罪する気もないと捉えておくべきだと思います。
長崎、広島への原爆投下は、無防備な市民に対する無差別攻撃であり、その破壊力、殺傷力はあまりにも絶大なものでした。ですから、国際法上はもちろん、原爆被害を受けた日本国・日本人としては、心底、未来永劫、原爆投下を正当化する気になれない、というの共通意識であったのです。敗戦国であるとか、米国への気兼ねとかで核抑止を否定できないといった色々な事情があるとしても、「原爆投下を正当化する気になれない」ということは、日本人の国民感情からして原爆被害国(者)としてどうしても譲れない一線であったはずです。
しかし、久間防衛相と、その「原爆投下正当化」発言を擁護する安倍首相は、「原爆被害国(者)としてどうしても譲れない一線」を破ったのです。久間氏と安倍氏は、日本国を代表する首相及び大臣として、国会議員の資格を有する者としても、二度と見る気になれません。
2.解説、与野党・識者のコメントも紹介しておきます。
(1) 朝日新聞平成19年7月1日付朝刊38面「解説」
「政府見解からの逸脱 国際社会の潮流にも逆行
久間防衛相の原爆投下をめぐる発言は、核兵器をめぐる従来の日本政府の見解から逸脱するばかりでなく、無防備な市民に対する無差別攻撃に対して厳しい視線を浴びせている国際社会の潮流にも逆行するものだ。
日本政府は戦後、広島、長崎に対する原爆投下について正面から批判したり、賠償を請求したことはない。敗戦国として対日平和条約で請求権を放棄した以上、戦勝国に対してものを言う立場ではないという歴史の現実と、米国の核の傘に守られている以上、米国の核使用について批判できないという安全保障上の考慮があるからだ。
「今日の実定国際法に違反するとまでは言えない」というのが、政府の核をめぐる基本的立場だ。要するに違法と明言しないということである。それは反核の国民感情と米国の核戦略への配慮に挟まれた苦渋の表現で、原爆投下の正当性を認めるものではない。
現に、国際法上、核兵器の使用は認められるかどうかを争った90年代の国際司法裁判所(ICJ)の裁判で、日本政府は「核兵器の使用は、その絶大な破壊力、殺傷力のゆえに、国際法の思想的基盤にある人道主義の精神に合致しない」とまで述べている。
そのICJは結論としてまとめた勧告的意見の中で「国家存亡のかかった自衛の極端な事情の下では、合法か違法かはっきり結論できない」としながらも、「核兵器の威嚇または使用は人道法の原則と規則に一般に違反する」としている。
また、近年では、戦勝国の米英でさえも、原爆投下だけでなく第2次世界大戦中に独ドレスデンや東京に対して行った空襲を人道的観点から非難する研究や指摘が出てきている。
今日の世界に目を転じれば、イラク戦争や再び激化する中東紛争で、幼い子どもを含む民間人が殺され続けている。原爆投下の是非はそういった今日的な文脈の中でも議論しなければいけない問題のはずである。 (論説委員・三浦俊章)」
この解説では、久間発言の問題点を3つ指摘しています。
<1>政府見解は、「核兵器の使用は実定国際法に違反するとまでは言えないが、国際法の基盤にある人道主義の精神に合致しない」というものであるから、久間発言は政府発言に反すること、<2>1996年に国際司法裁判所が出した勧告的意見は、原爆投下は国際法に一般的に違反するとしていること、<3> 無防備な市民に対する無差別攻撃に対しては、現在のみならず過去の事柄であっても厳しく批判するのが国際社会の潮流であり、その潮流に逆行すること、です。
今現在、最大の問題点としては<3>の点であり、無防備な市民に対する無差別攻撃である「原爆投下」を正当化することは、「イラク戦争や再び激化する中東紛争で、幼い子どもを含む民間人が殺され続けている」ことを正当化しかねないことです。このような指摘をこの解説は行っています。
(2) 東京新聞平成19年年7月1日付朝刊2面
「久間氏発言『信じられない』 与党困惑、参院選影響も
2007年7月1日 朝刊
与党は三十日、米国の原爆投下をめぐる久間章生防衛相の発言について「信じられない。何かの間違いではないのか」(幹部)と戸惑うとともに、参院選に影響することへの懸念を強めている。公明党の太田昭宏代表は久間氏に説明を求めたい意向を示した。
これに対し野党は「被爆国の閣僚として絶対に許されない発言だ」(志位和夫共産党委員長)などと強く非難、国会の残る会期や参院選を通じて、久間氏の閣僚としての資質などを厳しく追及していく構えだ。
自民党の中川秀直幹事長は、記者団に「原爆投下とソ連参戦の関係というのは歴史観の問題で、真意は分からないが、一個人の意見だと思う。コメントする必要もないというのが正直な感想だ。(久間氏の補足説明で)誤解は解けるだろう」と述べた。
しかし舛添要一参院政審会長は「ソ連軍が北海道を確実に占領したかは分からず、間違った歴史解釈だ。被爆国として言うべきではない」と批判。「(参院選に向け)年金逆風が厳しい時に問題は大きい」と強調した。
太田氏は「久間氏は見識を持った方なので、真意がどういうことかをただす必要がある」と表明。公明党の改選参院議員は「なぜ(参院選を控えた)この時期にそのような発言をするのか。最近は国会答弁でも危うい部分が多かった。初代防衛相となり少し浮かれているのではないか」と不快感をあらわにした。
民主党の菅直人代表代行は会見で「(原爆投下は)事情によって仕方ないという考えを表明すると、被爆国日本の核廃絶の主張と矛盾してくる」と述べ、久間氏の防衛相としての資質を疑問視した。社民党の福島瑞穂党首は、「原爆によって亡くなった多くの人々と、後遺症に苦しむ被爆者に対する思いが全く感じられず許し難い」と批判、直ちに罷免するよう求めた。」
野党としては当然批判することになります。与党側としても、政府見解と矛盾するのですから、批判してしかるべきものです。舛添要一参院政審会長が「間違った歴史解釈だ。被爆国として言うべきではない」というのは、当然の反応です。これに対して、中川秀直幹事長は「一個人の意見」だと擁護していますが、久間氏は防衛相なのですから「一個人の意見」だという説明には無理がありますし、一個人であっても日本人としての立場としてどうなのか、と思います。
(3) asahi.com(朝日新聞平成19年7月1日付朝刊38面)
「久間氏発言「怒り通り越している」 被爆地抗議
2007年06月30日22時40分
「原爆投下はしょうがない」。久間防衛相の原爆をめぐる30日の発言に対し、核兵器廃絶を訴え続けてきた被爆地からは怒りや非難の声がわき上がった。
「とんでもない発言だ。首相は即刻、罷免すべきだ」。長崎原爆被災者協議会事務局長の山田拓民さん(76)は怒りをあらわにした。被爆者で、「核兵器廃絶地球市民集会」の長崎集会実行委員会事務局長の広瀬方人さん(77)は「被爆地・長崎出身の大臣として、核兵器使用が決して許されないものだと言い続ける義務があるはずなのに、腹が立つ。歴史認識が低次元で、あきれた」。
今春、就任したばかりの田上富久・長崎市長は「事実とすれば、被爆地として到底容認できるものではなく、誠に遺憾」などとコメントした。さらに、報道陣の取材に「発言の真意を含めて確認している」と述べた。
広島でも怒りと抗議の声が相次いだ。
14歳のとき爆心地から1.4キロ地点で被爆した元広島平和記念資料館長の高橋昭博さん(75)は「怒りを通り越してあざ笑うしかない。自分が被爆しても同じ発言ができるでしょうか」と問いかけた。
19歳のとき入市被爆した広島県原爆被害者団体協議会の金子一士理事長(81)は「被爆国でありながら、あからさまに原爆投下を正当化するような発言は、非核三原則をかなぐり捨てる下準備とさえ思える」といぶかしんだ。もう一つの県被団協の木谷光太事務局長(66)も「大臣には資料館を見学し、被爆者の証言を聞いて原爆の被害を正しく認識してほしい」と注文した。
原爆で亡くなった人は45年末までに長崎で約7万人、広島で約14万人とされる。」
怒り心頭なのは、被爆地である長崎、広島の県民に限らず日本人全体であるとは思いますが、長崎、広島の地に住む者であれば、頭が沸騰するほどの怒りを感じていると思います。テレビ報道では、久間氏は、へらへら笑いながら「ごめんなさい」と言っていましたから、このテレビ報道を見ている国民は余計に頭にくるのではないでしょうか?
(4) 東京新聞平成19年7月1日付朝刊27面
「防衛相「原爆」発言 命冒とく、怒り 被爆者ら「踏みにじられた」
「被爆者の心を踏みにじる暴言」「何十万も殺された人の命を何と考えるのか」―。久間章防衛相が30日、原爆投下を「しょうがない」と発言したのを受け、被爆地の広島、長崎や首都圏の被爆者らから「原爆投下の正当化は許せない」などと、怒りの声が渦巻いた。参院選を前に、自民党の比例候補からも「選挙戦では痛手だ」として、防衛相辞任を求める声が上った。
長崎市内で被爆した東京都原爆被爆者団体協議会の飯田マリ子会長(75)は「被爆者として、まったく許し難い発言。怒りで体が震える」と憤る。
「長崎県人ならば、身近に被爆者が数多くいるのだから、今も大勢の人が苦しみ続けていることも分かっているはず。それなのになぜ」と絶句。13歳の時、爆心地から2.3キロで家屋の下敷きとなったが、亡くなっていく無数の人たちの姿が今も目に焼き付いて離れない。
原爆被害の語り部として米国で何度も後援している飯田さんだが「投下を正当化する教育を受けた米国人ならともかく、日本人がこんな発言をするとは。ここまで具体的な理由を挙げて原爆投下を正当化する政治家の発言は聞いたことがない。国際法違反と断定された原爆を肯定するのは、政治家として失格」と非難した。
今夏、長崎での慰霊祭に遺族が代表として参加予定の東京都稲城市の木場耕平さん(74)は、被爆当時12歳。母と、5歳と2歳の妹を、一度に亡くした。
「父は徴兵され、長崎には女子どもしか残っていなかった」。原爆の記憶は、死体が焦げ、腐るにおいだという。「戦争を知らない議員が、憲法を改正して戦争のできる国に突き進もうとしている。『正義の戦争なんて存在しない、戦争は単なる殺し合いだ』と痛切な思いで訴えてきた私たち被爆者の思いが踏みにじられている」と木場さんは怒りをあらわにした。
◆歴史的視点が欠如――ノンフィクション作家・保阪正康さんの話
1945年8月の時点で、勝者である米国は、自国民をなるべく殺さず戦争を終わらせるため原爆投下を正当化した。だが、現在の私たちがその論理を認めるかどうかは別問題。(被爆国である)日本の政治指導者が言うべきではなく、無神経な発言だ。久間防衛相は自分の立つべき足場が分かっておらず、発言には歴史的視点が欠けている。原爆開発に携わった学者らがその後、被害の大きさに驚き反核に回った。また現代の英国には、原爆投下や東京・ドレスデン(ドイツ)大空襲を反省すべきだとする研究者もいる。歴史的な反省を踏まえて発言すべきだ。」
作家・保阪正康さんは、「久間防衛相は自分の立つべき足場が分かっておらず、発言には歴史的視点が欠けている」と厳しく批判しています。まさにその通りで、擁護する余地がない発言でしょう。にもかかわらず、擁護した安倍首相。これほどどうしようもない者が、日本の政治指導者の地位にあるのです。
このエントリーでは、朝日新聞と東京新聞の記事を引用しましたが、他の新聞報道の仕方も触れておきます。
読売新聞7月1日付では、2・4面で久間発言とその要旨、安倍首相の擁護発言、野党の反応をごくわずかに触れただけ、産経新聞7月1日付では、2面で久間発言とその要旨に触れています。
毎日新聞7月1日付では、1・2・29面で久間発言とその要旨、野党の反応、広島長崎の被爆者団体・広島長崎市長の発言をかなり大きく掲載しています。日経新聞7月1日付では、1・2・39面で毎日新聞と大体同様の内容でした。
内容としては、朝日新聞以外ではどれも久間発言の問題点を指摘するような解説記事はありませんでした。産経新聞と比較しても軽い扱いに見える読売新聞の報道は一番問題でした。いくら安倍政権へ媚びる姿勢を維持し、安倍政権と心中することも厭わないとはいえ、久間発言には問題点が多いのですから、何らかの形で問題点の指摘はしておくべきでした。
テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済
単純にメディアリテラシの観点から尋ねします。
このエントリーはかなり強い調子の「安部・久間」非難ですが、講演の全ての内容や、講演の主催者、企画の意図、聴講対象者(学生なのか一般人なのか等)を全てご存知の上で非難されているのですか?
それとも報道に基づく情報のみで非難されているのですか?
URL | R−20 #vio.FZxg[ 編集 ]
で、もちろんあなたは知っているんですよね?それを正確なソースに基づき具体的に指摘して、その上で春霞さんの結論に反対するのであれば主張を展開なされるのが筋というものです。
ちなみに私の感想はろくに歴史の知識もないくせに知ったかぶって被害者を侮辱するとは、政治家として最低のクズ野郎だということです。
URL | しまうま #-[ 編集 ]
わが国の伝統をも尊重するボクの立場としては、この発言への批判、大いにけっこうなんですが、別の意味でちょっと「違和感」があります。
サヨク(左翼ではない)売国陣営のジレンマではないでしょうか! 核兵器・原爆は批判したいが、先の大戦に基づく米国による広島・長崎への原爆投下については、「反日であれば何でもあり」、だったので今まで批判してきませんでした。
原爆を投下した米国は「あれは終戦を早めた」などと、今でも正当化しています。
その朝日新聞を筆頭とするサヨク陣営が、この久間発言を批判するのは、ボクの価値観からすれば、ヤッパリ「違和感」があります!
URL | Gくん #-[ 編集 ]
これはこれはまたナイーブな御発言ですな。よほど政治について無知なようで。
反核運動を担ってきた人たちが一体どのような人たちだったかあなたは全く御存じないかとぼけているんでしょうか?「戦後保守」がいつそれらに積極的に取り組んだというのですか?ちなみに現在保守を自認する論客で言うと誰なんですかね?具体的に挙げて頂けますか?
URL | しまうま #-[ 編集 ]
宮崎哲弥大先生です。 関西の番組で発言していました。
「小学校・中学校・高校などで教師から教わったことは、この歴史観(注)です。で、もっと言うと、これとはちょっと違うんです。本当のことを言うと、アジア諸国に対して日本は侵略行為を行って、大変迷惑をかけた。惨害を与えたと。それに対しての当然の報いとして……」
(注)久間氏の「しょうがない発言」を指します。
この久間氏、かねがねからボクは、保守自民党の正統派ではなく、その言動から「サヨクの回し者」ではないかと感じていました。
URL | Gくん #-[ 編集 ]
Gくん さんのおっしゃりたい事は以下のような事でしょうか?
「再び野党のダブルスタンダード」」
http://bsw-news-school.seesaa.net/article/46368243.html
http://scs.kyushu-u.ac.jp/~th/genbunken/kenkyu/03pdf/01_kawaguchi.pdf
サヨクがダブスタかどうかは知りませんが、ダブスタは良くないですね、ダブスタは。
URL | R−20 #vio.FZxg[ 編集 ]
URL | しまうま #-[ 編集 ]
>2007/07/04(水) 23:49:54、R−20さん
>講演の全ての内容や、講演の主催者、企画の意図、聴講対象者(学生なのか一般人なのか等)を
>全てご存知の上で非難されているのですか?
>それとも報道に基づく情報のみで非難されているのですか?
独自の情報ではなく、「報道に基づく情報のみ」で批判を行っています。「講演の全ての内容……」などは見当たりませんでした。情報をお持ちでしたらぜひお願いします。講演の演題「日本の防衛」と講演場所ぐらいしか報道されていないことからすると、主催者などは学生なのかなと、想像しています。
30日の講演で、その日のうちに久間氏への取材・報道、7月1日には、テレビでの録音テープの再生だったので、マスコミからは注目されていた講演だったように思います。
マスコミの注目がしていたくらいなので、久間氏も本心で言ったのであり(最初はそんなコメントでしたね)、マスコミ報道にも誤解はないかと思います。ですので、報道されている範囲でコメントすることは、問題ないのではないでしょうか。
と説明してみましたが。どこで発言しようが、講演内容すべて出ていようがいまいが、問題視すべき発言だったのです。
>2007/07/05(木) 00:30:46、しまうまさん
>私の感想はろくに歴史の知識もないくせに知ったかぶって被害者を侮辱するとは、政治家として最低のクズ野郎
撤回した理由が「参院選に影響するから」ですから、参院選がなければ撤回しないままだったはず。余計に頭にきますね。
>2007/07/06(金) 20:13:03、Gくんさん
>核兵器・原爆は批判したいが、先の大戦に基づく米国による広島・長崎への原爆投下については、「反日であれば何でもあり」、だったので今まで批判してきませんでした。
あれ? そうでしたか? 広島長崎への原爆投下こそ、ずっと非難してきたはずですが。
> その朝日新聞を筆頭とするサヨク陣営が、この久間発言を批判するのは、ボクの価値観からすれば、ヤッパリ「違和感」があります!
久間発言へのマスコミ報道は、左右(と評価されるマスコミ)問わず批判的でした。あまり批判的でなかったのは、読売新聞だけ……。左右は関係ない問題であり、どれだけ政府よりかどうかの違いだったと思います。
>2007/07/07(土) 21:58:37、Gくんさん
>この久間氏、かねがねからボクは、保守自民党の正統派ではなく、その言動から「サヨクの回し者」ではないかと感じていました。
久間氏は失言が多かったので、安倍政権の足を引っ張ったことは確かですね。ある意味、どこかからの「回し者」だったのかも!!!
>2007/07/10(火) 00:51:55、R−20さん
>サヨクがダブスタかどうかは知りませんが、ダブスタは良くないですね、ダブスタは。
えー。ダブスタってハヤリになっているんですか(^^ゞ
>2007/07/10(火) 09:13:35、しまうまさん
>ダブスタ?
>本島氏って自民党員なんですけど(笑)
素晴らしいツッコミです!(^^ゞ
何も知らない御仁だ・・・
元は社会党だよ。
県議会議員時代は社会党の会派に入っていたが、縁戚の自民党議員に頼まれて自民党に入党した事になっている。つまり、思想的な理由以外でね。
だから、それは長く続かず、市長選挙も3期目以降は所謂、”革新”候補であり、自民党は対立候補を擁立している。
URL | R−20 #vio.FZxg[ 編集 ]
また、批判内容自体を否定するつもりもありません。
まあ、人を批判する文章を掲げるにあたっての、”手続の正当性”のようなものを問いたいだけです。
”判決”が正しくとも、”手続に瑕疵”があればどうか・・・
>マスコミ報道にも誤解はないかと思います。ですので、報道されている範囲でコメントすることは、問題ないのではないでしょうか。
そうですか。”報道内容だけで批判するのは良くない”、”尻馬になるのは良くない”、という主旨の事を述べておられましたが、相手によって”基準”を変えられるのですね。
私は、個人的意見ではそれでいいと思いますが、貴方が以前述べられていた事とは整合性が無い様に思います。
>「講演の全ての内容……」などは見当たりませんでした。情報をお持ちでしたらぜひお願いします。
こういうサイトがあります。
「日々是好日2007年7月」
http://blog.goo.ne.jp/lazybones9/d/20070704
主催者などの情報はここにあります。
因みにこういうのもあります。
「しょうがない」発言全文
http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/211450/
一応、ご参考まで。
URL | R−20 #vio.FZxg[ 編集 ]
は?腰掛で偽装入党したような男が何故自民党長崎県連幹事長といった要職に上り詰められるの?それから5期務めた県議時代も2期目以降は革新政党を激しく攻撃して選挙を戦ってました。しかも彼がその発言をしたのはまさに自民党員だった時でしょうが。
あなたこそ必死こいて調べた結果自分に都合のいい話が出てこなかったからといって、「印象操作」とはね。哀れですな(笑)
URL | しまうま #-[ 編集 ]
上記の「その発言」とは「天皇に責任がある」発言です。それを受けて彼は自民党県連から追い出されました(ですから「長く続かず」というのは少なくとも大嘘)。ちなみに追い出された後はまた政界引退後の有名な「広島よ おごるなかれ」ですがあれも被爆団体や革新勢力からもちろん批判を浴びました。はっきりいって「久間を批判するなら本島も批判しろ」とか言ってる人たちって政治的センスも知識も無さ過ぎ。それから日本の原爆の被害をどう考えるかについての長い思想的営為の積み重ねも完全スルーというか知ろうともしない。恥知らずですよ。
ところでR-20氏は春霞氏の手続きを批判してますが、そういうあなたは本島氏を取り上げるんなら彼の思想、全体の意図、その発言がどういう文脈でなされたかを全て知った上で仰ってるんですよね?当然。
社会党だから云々とくだらない言いがかりしかつけられないのを見る限りではとてもとてもそうは見えませんがね(笑)
URL | しまうま #-[ 編集 ]
管理人がイタいから、※すれヤツもイタいヤツらが集まる、と。
つまりみんな類友なんだな〜。類は友を呼んじゃうからねぇ。
いつも真っ赤な顔して必死に自論叫び倒すお前らプゲラ
m9(^∀^)プギャー
URL | m9(^∀^)プギャー #-[ 編集 ]
本島氏の場合、「戦争責任論」と「原爆投下正当化」は一体のものなんですね。
で、その思想性が露わになった時点で自民党は彼を追い出した。
その後も彼を支援し続けたのは・・・。
いやあ、わざわざご説明して頂いてありがとうございます。
しかし、私は元々”サヨクがダブスタかどうかは知りませんが、”
と書いているように「サヨク=本島支持」と思っているわけではありませんけどね。
なので、この話題はこの辺りにして、
>ところでR-20氏は春霞氏の手続きを批判してますが、そういうあなたは本島氏を取り上げるんなら彼の思想、全体の意図、その発言がどういう文脈でなされたかを全て知った上で仰ってるんですよね?
え?、(知っているか知らないかは内緒ですが)知らなくても整合性の問題は全然ありませんよ。
私は、そもそも
”個人的意見ではそれでいいと思いますが、貴方が以前述べられていた事とは整合性が無い様に思います。”
と言っていますからね。
それにこれは、「Gくん」さん宛に問い合わせの意味で書いたもので、私の主張でも何でもありませんし。
以下、余談ですが。
それにしても何回かの私のコメントに対するレスポンスのクイックさには驚嘆させられます。
私なんぞ、他人のコメントが書かれても中々、「RECENT COMMENTS」に反映されず気づか無い事も多いのに。
ここに常駐しておられるのか、書き込みがあったらわかる仕組みになっているのか、知りませんが、驚異的な速さですな。
ブログ主さんと何か特別な関係でもあるのですか?
URL | R−20 #vio.FZxg[ 編集 ]
返事が遅れました。R-20さんのご指摘の趣旨です。
宮崎哲弥大先生が、番組を気をつけて見ると主張しています(昨日の読売「たかじん委員会」でも主張していました)。
久間、本島両氏も原爆投下を消極的に容認するような認識を示しています。ただ、本島氏の場合は、「日本が悪かったんだ。その報復として仕方がなかった」 との趣旨の主張をし、消極的ではありながら原爆投下容認ともとれる発言をしています。宮崎氏の主張は、「ボクも、サヨク教師からそのように教えられてきた」(上記小生7/7レス「引用」参照)との趣旨の発言です。
今や時代や空気が変わって、「原爆絶対悪」だという風潮に変わりつつありますね。G個人としては大いに結構な風潮です。
URL | Gくん #-[ 編集 ]
>縁戚の自民党議員に頼まれて自民党に入党した事になっている。
「入党したことになっている」などという無意味どころか嘘つきコメントをしたくせに私を「何も知らない」などと罵ったことに対する謝罪はないんですか?
URL | しまうま #-[ 編集 ]
違うよ。無知はどっちだよ(笑)
URL | しまうま #-[ 編集 ]
>「日々是好日2007年7月」
http://blog.goo.ne.jp/lazybones9/d/20070704
>主催者などの情報はここにあります。
情報ありがとうございます。これは、大学の公開講座ですね。学生を含めた一般社会人向けの講座ですから、少人数が相手とはいえ、市民一般を対象とした発言ということになります。そうなると、講演会に「色」がなく、マスコミとしては、大学名だけだせば足りると判断したのでしょう。
>「しょうがない」発言全文
>http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/211450/
情報ありがとうございます。発言要旨とほぼ変わらないのですね。マスコミすべてが発言要旨にとどめたのも理解できますね。
ちなみに、読売新聞平成19年7月16日付朝刊15面「メディア」において、稲増達夫・法政大学教授は「久間前防衛大臣の『原爆はしょうがない』発言は、講演会でのフロアからの質問への回答」だったと書いています。
質問を受けて、ついついサービス精神で本音を漏らしてしまったということでしょうか(^^ゞ
講演会での演目で話したというよりも、質問への答えだとしたら、つい失言してしまったのも分かる感じがします。
>”報道内容だけで批判するのは良くない”、”尻馬になるのは良くない”、という主旨の事を述べておられましたが、相手によって”基準”を変えられるのですね。
>貴方が以前述べられていた事とは整合性が無い様に思います。
依然書いていたこととは、↓ですね。
>>記者会見を開いてまで、世間に向けて被害者を愚弄する権利は弁護士にはありません。
>記者会見は、数時間に及びかなりの資料を配布したと聞いています。記者会見の内容・資料すべては知らないため、「世間に向けて被害者を愚弄」したのかどうか分かりません。
>マスコミ報道の一部のみでは、誤解を生む可能性があり、十分に判断する資料がないので、記者会見を非難することは控えるべきであると思います。これはメディア・リテラシーの基本かと思います。
http://sokonisonnzaisuru.blog23.fc2.com/blog-entry-451.html
メディアリテラシーとは、情報を評価・識別する能力のことで、表現方法に偏りがないか、報道されていない隠れた情報によって誤解を生じないかどうか、を考え、情報を正しく読み取って利用する必要があるということです。
今回の場合、問題発言部分は正確に掲載され、前後の発言要旨があり(どの新聞メディアもほぼ同じ)、新聞各紙の解説・識者などの評価を踏まえたうえで、私自身も、他の意味に受け取れないかどうか分析した後、問題がある発言と評価しました。
そのため、今回の報道では、「表現方法に偏りがな」く、「報道されていない隠れた情報によって誤解を生じ」ることもありません。
これに対して、安田弁護士の記者会見は、弁護内容について鑑定結果を説明しながら、数時間に及んだものです。発言要旨もありませんでしたし、一部の発言のみが取り上げられただけでした(私が知る限りですが)。これでは、とても弁護内容を判断するだけの情報がないので、判断できないと思います。
ですので、「相手によって”基準”を変え」るわけでもなく、「以前述べられていた事とは整合性」はとれています。
R−20さんのツッコミは、若々しいですね、つい学生さんに諭す意識にさせられます(^^ゞ
ところで、お聞きしておきたいことがあります。
それは、「記者会見を開いてまで、世間に向けて被害者を愚弄する権利は弁護士にはありません」というコメントのうち、安田弁護士のどういう具体的な発言が被害者を「愚弄」しているのでしょうか? 私にはさっぱり分かりませんので。できれば、正確な抜書きでお願いします。
>>県議会議員時代は社会党の会派に入っていたが、縁戚の自民党議員に頼まれて自民党に入党した
>>市長選挙も3期目以降は所謂、”革新”候補であり、自民党は対立候補を擁立している。
>腰掛で偽装入党したような男が何故自民党長崎県連幹事長といった要職に上り詰められるの?
仰るとおり、県議会議員を5期20年勤め、その間、自民党長崎県連合会幹事長などを務めたのですから、「社会党」扱いはさすがに無理ですね。
3期目の市長選挙の経緯も、「天皇に戦争責任があるとの発言」のためですから、「所謂、”革新”候補扱い」も無理やりな感じです。
「過去二度の市長選で本島を推薦した自民党は、天皇発言を機に九一年は反本島に回った。だが、市議の多くが本島シンパなのに加え、天皇発言で新たに革新勢力を味方に付けた」(2007年6月28日長崎新聞掲載)
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/itouzyugeki/kikaku3/03.html
>ちょwwwwwおまえらwwwwwwww
>イタいヤツらハケーン
m9(^∀^)プギャーさんのコメント内容の方が、誰よりも「イタい」と思いますが。
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