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2007/05/20 [Sun] 05:08:13 » E d i t
病腎移植問題について、朝日新聞が朝刊において連載中の「ドキュメント医療危機」(5月16・17日付の紙面分)では、病気腎移植問題について、日本移植学会に批判的な内容を展開していたので、紹介します。
なお、「万波誠医師を支援します!」さんの「病気腎移植 学会・現場にギャップ」(2007/05/19 21:32)では全文紹介していますので、そちらもぜひご覧下さい。


1.朝日新聞平成19年5月16・17日朝刊3面「ドキュメント医療危機」

(1) 朝日新聞5月16日「ドキュメント医療危機」(28)――編集委員・田辺功 

病気腎移植 学会・現場にギャップ

 3月12日(月)宇和島。

 早朝、羽田をたち、松山からJR特急で愛媛県宇和島市に着く。

 病気腎移植で話題の万波誠・宇和島徳洲会病院泌尿器科部長(66)に会う。山口大卒。約35年前、大学関連病院だった宇和島市立病院に赴任して気に入り、宇和島に住み着いた。77年以来、650例もの腎臓移植をしている。

 昨年秋、そのうちの何十例かは、がんなどの患者の腎臓(病気腎)を移植した病気腎移植だったことがわかって非難を浴びている。

 腎臓摘出役の弟、万波廉介・名瀬徳洲会病院泌尿器科医師(61)ら数人の医師団は「瀬戸内グループ」と呼ばれる。「まるで『瀬戸内腎臓窃盗団』扱い。捨てる腎臓を再利用するのがそんなに悪いことなのか」と、万波誠さん。

 「使える腎臓なら患者に残す、残せない腎臓なら使うべきでない」「がんの腎臓は発がんの危険がある」「承諾を文書で取っていない」という日本移植学会の批判は説得力があるように見える。

 万波さんの説明はこうだ。

 「腎臓を残すこともできると説明し、捨てるなら使っていい、と了解も取った。長年のつきあいの患者ばかりだから堅苦しい文書はない」「初期の腎臓がんのがん部分を取れば再発はほとんどない。他人に移植すると、免疫抑制剤を使っても発がんの危険はさらに低い」

 「学会の調査は初めから結論ありきで違和感があった」と、一部の調査にかかわった病理医、堤寛(ゆたか)・藤田保健衛生大教授(55)は率直な感想をもらす。

 「4センチ以下の腎細胞がんは部分切除が原則」と、グループの腎臓摘出が批判された。ところが、堤さんが、4大学病院と10有力病院を調べたら、部分切除は平均2割で、実際は8割の腎臓が摘出され、捨てられていた。

 学会は大学教授が中心で、必ずしも臨床経験は多いとはいえない。臨床を担う現場の医師とのギャップは大きい。そこを埋める視点が必要だろう。」



(2) 朝日新聞5月17日付朝刊「ドキュメント医療危機」(29))――編集委員・田辺功 

 「朝昼抜き1日1食「糖質ゼロ食

 実は米国でもがんの腎臓が移植されていた。「シンシナティ大学が14人に移植して問題なかったと05年に論文報告している」と、藤田士朗・フロリダ大移植外科助教授(50)。万波誠さんのように意図的でなく、提供者から摘出しようとした際たまたま腎臓に早期がんが見つかり、その部分を取り除いて移植したのだ。
 
 「世界中の移植医は提供腎臓を増やしたい。万波さんの移植は先駆的で、研究を進める価値がある。」と、藤田さん。

   ◇

 この夜、私は愛媛県宇和島市で開業する「かまいけ式食事」の釜池豊秋医師(60)にも会った。京都大卒。整形外科医から独自の食事学に到達した。(中略)

 「従来の『カロリー制限』より格段に有効」という治療食を、日本の学会がいつ認めるか。これも興味がある。」




2.幾つかの点について触れたいと思います。

病腎移植に関する記述としては、朝日新聞だけの読者なら目新しい内容でしょうが、このブログの読者であれば以前から知っていることばかりであり、目新しい内容ではありません。それに、いまさら日本移植学会に批判的な内容の記事を書いても、正直な話、「散々批判しておいていまさら遅すぎ!」と罵倒したくなりました。

(1) 

 「3月12日(月)宇和島。

 早朝、羽田をたち、松山からJR特急で愛媛県宇和島市に着く。

 病気腎移植で話題の万波誠・宇和島徳洲会病院泌尿器科部長(66)に会う。」


「3月12日宇和島」というと、日本移植学会など4学会が3月31日、「現時点では、医学的に妥当性がない」とする統一見解を示す前です(「病腎移植「現時点で妥当性ない」 4学会が統一見解」参照)。万波医師らと会って話を聞いていたのに、4月4日付の社説では、万波医師らの話を無視して「病気腎移植―やはり無謀な試みだった」と言い放ったわけです。

 「病気腎移植―やはり無謀な試みだった

 がんなどの病気の腎臓をほかの人に移植することは多くの問題があり、現時点では医学的に認められない――。

 愛媛県の宇和島徳洲会病院の万波誠医師らが手がけてきた「病気腎移植」は、日本移植学会など4学会の声明によって否定された。

 ほかの人の体で働ける腎臓なら、そもそも取り出してはいけない。病気で取り出さなければならない腎臓なら、ほかの人には移植できない。そうした内容はごく常識的なもので、評価したい。

 万波医師は「捨てられる臓器を使う。移植用の臓器が足りない中で、死体腎、生体腎に次いで第3の道になる」と主張してきた。その一方で、学会の見解に沿って厚生労働省が禁止すれば従うと述べていた。これで病気腎移植は当面、中止されることになるだろう。

 この方法に希望を託し、認めてほしいと厚労省に働きかけていた患者や家族たちの失望は大きいに違いない。

 しかし、摘出にも移植にも多くの問題があると専門家から厳しく批判された以上、あきらめるしかあるまい。

 4学会の調査によれば、もっと治療を施すべきなのに腎臓を取り出していたり、患者にとって危険な取り出し方をしたりしていた例が多かった。どんな治療法を選ぶか、患者に説明して同意を求めることも十分ではなかった。

 腎臓を摘出せざるをえない場合であっても、それを移植すれば、病気が移植患者に持ち込まれる恐れがある。

 こうした実態を踏まえ、4学会は「実験的な医療が、医学的、倫理的な検討がされないまま閉鎖的環境で行われていた」と非難した。

 「目の前の患者を救いたい」という医師としての思いから始まったとはいえ、移植医療で最も尊重されるべき提供者がないがしろにされたことは間違いない。必要な手順を踏まず、独善的ともいえる方法をとったことは、移植医療への不信感を招いた。

 4学会は将来の病気腎移植の可能性まで否定しているわけではない。医学が進めば、臓器移植の新しい方法が開発されることもあるだろう。臓器提供できる範囲が広がるかもしれない。しかし、その場合でも、どんな条件なら認められるのかについて、学会や社会での開かれた議論が欠かせない。

 そのためにも、今回明らかになった42例の移植をきちんと検証しなければならない。病気の腎臓が移植を受けた患者の体内でうまく働いたのか。生存率はどうか。見極めるべきことは多い。

 病気腎移植が試みられた背景には、臓器の提供が少ないという現実がある。

 いま約1万2000人が腎臓移植を待っており、これからも増えると予測される。

 腎臓の場合、心臓や肝臓と違って、脳死後だけでなく心臓の停止後でも移植できる。提供者がもっと増えるようにできないものか。知恵を絞っていきたい。」(朝日新聞2007年04月04日(水曜日)付(キャッシュ)



万波医師らの話に少しでも耳を傾けていれば、

「ほかの人の体で働ける腎臓なら、そもそも取り出してはいけない。病気で取り出さなければならない腎臓なら、ほかの人には移植できない。そうした内容はごく常識的なもので、評価したい。……

 「目の前の患者を救いたい」という医師としての思いから始まったとはいえ、移植医療で最も尊重されるべき提供者がないがしろにされたことは間違いない。」

といった社説を書けるはずがありません。日本移植学会主導の調査結果と万波医師らの主張・反論とはあまりにもギャップがあるのですから、素人の「常識的」な判断だけで済ませることができないからです。「4センチ以下の腎細胞がんは部分切除が原則」と強硬に主張する日本移植学会と、「実際は8割の腎臓が摘出され、捨てられていた」という客観的事実を比べれば一目瞭然なのです。
万波医師に直接聞いておきながら、「提供者がないがしろにされたことは間違いない」など言ってのけるのですから、万波医師どころか(説明を受けて納得して同意していると述べている)提供者の意見さえ無視しているのですから、最初から断罪する意図しかなく、空想で書いているとしか思えません。

しかも、この社説では

「摘出にも移植にも多くの問題があると専門家から厳しく批判された以上、あきらめるしかあるまい

とまで言うのですから、全くの他人事のようです。常々朝日新聞は他人に冷淡な態度を示しますが、ここでも同じような態度です。自分や自分の家族・親族は、腎臓が機能不全になることなんて全くないかのような能天気ぶりです。
もちろん、深刻なドナー不足は多少気にしていますが、

「知恵を絞っていきたい」

というだけです。朝日新聞の意識は所詮その程度なのでしょう。


(2) 

学会は大学教授が中心で、必ずしも臨床経験は多いとはいえない。臨床を担う現場の医師とのギャップは大きい。そこを埋める視点が必要だろう。」

これが田辺功編集委員の結論です。「学会は……必ずしも臨床経験は多いとはいえない」という物言いは、学会は未熟者の集まりだと看做しているのと同じですから、かなり小バカにしているのです。いまや大学教授の方が臨床経験不足という意識は誰もが持っていることとはいえ、これが日本移植学会の冷厳な現実・実態なのです。

この結論は要するに、日本移植学会は、臨床経験が少ない者の研究ごっこの場であって、現実とかけ離れた、(古い医療知識が載っている)教科書通りの「原則論」を振り回して、未熟者ゆえの非現実的な批判を繰り広げたのだ、と。だから、そのギャップを埋めるべきであり、未熟者(日本移植学会)はもっと経験者に学ぶべきだというわけです。(経験者が未熟者に歩み寄るという考えも可能ですが……あまりに妙でしょう)

田辺功編集委員は、こういった日本移植学会に批判的な意思を明確にもっていながら、なぜ、「病気腎移植―やはり無謀な試みだった」というような、未熟者ゆえの非現実的な批判を行ってきた日本移植学会を全面支持するような社説を許容したのでしょうか? 田辺功編集委員は、簡単に信念・信条を曲げてしまう記者のようです。


もちろん、田辺功編集委員は、ずいぶん後になってこっそりと社説と違う意見を述べたとはいえ、他の編集委員よりはマシであることは確かです。他の編集委員(当該社説を主導的に書いた編集委員)は、日本移植学会による非現実的な批判さえ理解できずに、「常識」で判断できたと誇ってしまい、「病気腎移植―やはり無謀な試みだった」という表題の社説を書いて恥じ入ることがないのですから。

田辺功編集委員がもし、多少でも新聞記者としての矜持をもっているのでしたら、病腎移植報道を批判的に振り返る検証記事を連載して頂きたいと思います。
「ドキュメント医療危機」といったちょっとしたコラムで日本移植学会を批判したところで、病腎移植を事実上全面的に禁止に追い込んだ報道機関の責任、「瀬戸内グループ」の医師らの名誉を傷つけた報道機関の責任は免責されないのですから。


 「病気腎移植禁止で意見募集、厚生労働省

 厚生労働省は11日から、病気腎移植の禁止を盛り込んだ臓器移植法の運用指針改正案について、国民から意見募集を始めた。6月11日締め切り。意見のあて先は厚労省臓器移植対策室。郵送は郵便番号100―8916、東京都千代田区霞が関1ノ2ノ2。ファクスは(03・3593・6223)。電子メールはzokishishin@mhlw.go.jp〔共同〕(14:30) 」(日経新聞5月11日付


6月11日までで事実上決まってしまいます。その前に病腎移植報道を批判的に振り返る検証記事を連載して頂きたいと思います。
コメント
この記事へのコメント
命、助けたくないのか
春霞さん、
今回の記事に関し、胸のすくような検証・ご見解の提示、ありがとうございます。

昨年11月より今月までの約6ヶ月間、事実を知りながらひたかくしし、「病気腎移植」が悪いように誤報を流し続け、読者を惑わし扇動していた責任は、報道機関としてもっとも恥ずべき事です。

「病気腎移植」を支援する会の関係者の方よりお聞きしたことですが、「取材があったのに全く別のことが書いてあり、びっくりしました!あれ以来、信用できず、新聞は取っていません」と憤っておられました。

私も春霞さんのように「何を今さら」と思います。でも、残された時間がある。報道機関のメンツにかけ、精一杯その責任と役割を担ってもらいたいと思います。

さしずめ、「病気腎移植」に関しての虚偽報道。5/16付でワーストワンは、読売もしくは毎日でしょうか。腎不全の患者さんを助けたくないのでしょう。最低レベルの主導権争いです。
2007/05/20 Sun 06:49:09
URL | 五月晴れ #-[ 編集 ]
きょうミュシャが
きょうミュシャが朝日新聞と宇和島に腎臓へ扱いしたいなぁ。
しかし朝日新聞の細胞が治療するはずだった。
2007/05/20 Sun 10:19:45
URL | BlogPetのミュシャ #-[ 編集 ]
邪魔者かも知れませんが
また関係ない書き込みをするなとおっしゃるかもしれませんが、またコメントします。
私自身、今回の病気腎移植についてのマスコミの報道については、信じておりません。先日書き込みをした腎細胞ガンの場合については、私自身調べたところ、長期的にみれば部分切除の方が全摘出よりも腎機能の低下が少ないという報告もあります。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?db=pubmed&cmd=Retrieve&dopt=AbstractPlus&list_uids=16945768
 厚生労働省のパブコメについては、すでに提出しています。提出した内容は、先日このコメントにて記載した通り、きちんとした手順で行うのであれば病気腎移植を行ってよいというものです。
 私がこのコメントで色々と提案した理由は、ただ何の理由もなくやっていいといのではありません。ドナーにとっても、レシピエントのためにも、そして医療側にとって、最もよい病気腎移植というのは何かということをきちんと考えた上でそれらを実践し、世の中の人たちアピールしていくことが必要だと思ったからです。私のドナー体験のことも、そうしたことを行うためのヒントになればと思い書いたのです。

それとも、どのようにすればこの病気腎移植が素晴らしい医療になるかを具体的に考えたり、行動したり、アピールすることなしに、ただ腎不全の患者を救うためにということだけでこの医療を肯定すればよいのですか?
そして、この医療が厚生省のパブコメで認められた場合には、医療機関側だけに全てをお任せするのですか?

2007/05/20 Sun 22:59:21
URL | Haru #-[ 編集 ]
Haruさんのコメントの数々について
はじめまして。

万波医師に理解を示し、愚かなマスコミを鋭く切る春霞さんを尊敬するものです。

 最近Haruさんのコメントが登場しています。 個人的にはHaruさんのような反対の意見を出す方は万波医師の支援者にとって、とても貴重な存在だと思います。

 Haruさんはある意味一部世論の代弁者なのです。
万波医師支援者にとっては不愉快なコメントですが、悲しいかな世間ではまだまだHaruさんの考えと同じ人が多数存在しています。
私の周りには私を含めて肯定派ばかりです。
しかし、Haruさんの率直な疑問や提案を拝見することで、万波医師への非難を正しいことだと思っている学会やマスコミの思考回路が読めます。 
だから、反対や否定する理由をHaruさんが詳しく言ってくれるのは、ああ反対派の人たちはこんな風に考えているのだなと参考になります。 そして、世間が誤解している所のポイントがつかめるのです。

春霞さんのブログは万波医師完全肯定です。そこにわざわざ参加されるわけです。Haruさんにはこれからも、思っていることを率直に書いて欲しいし、Haruさんからのメッセージがあるからこそ春霞さんや語学教師さん、ほっちゃれさんetcの反論もより生彩を持つのだと思います。

 
2007/05/21 Mon 01:18:53
URL | ちいちゃん #-[ 編集 ]
春霞さん
ばっさりとありがとうございます。
社説で「あきらめるしかあるまい」
とはよく言ってくれたものです。
今更何をといいたい。
2007/05/21 Mon 07:32:49
URL | hiroyuki #-[ 編集 ]
だから現場を実際に見てくれって言ったのになあ
本社の人間がもう少し早く、宇和島を訪ねて生の声を聞いてくれたら、違った論調になっていたと思うと悔しいですね。
朝日の宇和島支局長もシンポジュームで会いましたけど、真摯に問題に取り組んでくれているんだなと思いましたが、声は、届かないんだろなと感じました。
知り合いの記者が、言っていたんですが、本社採用と地方採用があり、本社の女性と地方記者が結婚したらとんでもないことだと辞めさせられたこともあるそうです。
地方は、地方面しか権限がないようですね。
2007/05/21 Mon 09:26:40
URL | ほっちゃれ #-[ 編集 ]
>五月晴れさん
コメントありがとうございます。


>今回の記事に関し、胸のすくような検証・ご見解の提示

ありがとうございます。


>「病気腎移植」が悪いように誤報を流し続け、読者を惑わし扇動していた責任は、報道機関としてもっとも恥ずべき事です。

そうですね。
万波医師らの話、他の専門医の話を聞いて比較すれば、日本移植学会がリークする情報をそのまま鵜呑みにできないと判断できたはずです。
本来なら、「病腎移植なんてあり得ない」と言っていた日本移植学会の大島氏自身が、病腎移植にOKを出していた過去が(昨年)発覚した当たりから、日本移植学会の言っていることが眉唾だと感じていいのですが……。


>報道機関のメンツにかけ、精一杯その責任と役割を担ってもらいたいと思います。

報道機関はぜひ、病腎移植禁止見直しの記事を大々的に報道して欲しいです。


>5/16付でワーストワンは、読売もしくは毎日でしょうか。腎不全の患者さんを助けたくないのでしょう

そうですね。読売はひどい誤報が多かったし、毎日はそれについでおかしい。
「報道特集:腎臓再利用(2)~命かルールか? 大詰めの病気腎問題」(3月17日報道)を見ていたら、読売新聞の記者は徳洲会病院の記者会見で病院関係者に対して、ケンカ腰で発言していました。読売新聞の記者は冷静さを欠いてます。
冷静になって現実的にみれば、病腎移植しかドナー不足を解消するしかないのに、読売や毎日は、メタメタに病腎移植を否定しておいて、どうしようというのでしょうね。
2007/05/21 Mon 23:01:28
URL | 春霞 #ExKs7N9I[ 編集 ]
>Haruさん
コメントありがとうございます。


>邪魔者かも知れませんが

別に邪魔者と思っていません。


>私自身、今回の病気腎移植についてのマスコミの報道については、信じておりません。

そうでしたか。大変失礼しました。


>腎細胞ガンの場合については、私自身調べたところ、長期的にみれば部分切除の方が全摘出よりも腎機能の低下が少ないという報告もあります。

全摘か部分切除のどちらがよいかについては、次の資料を引用しておきます。

「Seminors in Oncology の2006年10月号の腎臓癌の特集より、その外科的治療の総説で、メイヨークリニックの先生が以下のように書かれています。
現在でも大多数の腎臓癌に対する標準的治療は根治的腎臓摘出術である一部の選択された患者には腎部分切除が有効である。
腎部分切除の適応は以下の通り
絶対的適応:単腎症例など、患側腎臓摘出によって、全腎機能が廃絶する場合
相対的適応:尿路結石、高血圧や糖尿病などの病歴があり、将来的に健側腎の機能低下が危惧される場合。
なお、部分切除を行った場合の局所再発率は5%、腎臓摘出術を行った場合の局所再発率は0.8%と記載されています。」
http://www.setouchi-ishoku.info/article.php/20070226144520553

あらゆる事情を排除した上で、どちらがよいかといえば部分切除の方がよいのでしょう。しかし、腎部分切除がよいかどうかは、具体的事情によるのですし、部分切除の方ががん再発の危険性が高いのです。
最近は、部分切除が増えてきているようですが、上のような事情からやはり全摘が主流となっているのだと思います。


>厚生労働省のパブコメについては、すでに提出しています。
>提出した内容は……きちんとした手順で行うのであれば病気腎移植を行ってよいというものです。

病気腎移植を肯定する立場だったのですね。肯否どちらの立場なんだろうかと思っていました。


>どのようにすればこの病気腎移植が素晴らしい医療になるかを具体的に考えたり、行動したり、アピールすることなしに、ただ腎不全の患者を救うためにということだけでこの医療を肯定すればよいのですか?

色々な方法でアピールする方がよいと思います。


>そして、この医療が厚生省のパブコメで認められた場合には、医療機関側だけに全てをお任せするのですか?

日本移植学会の対応が国民的に全面批判されれば別ですが、今のところ、認められたとしても臨床研究の範囲でであって、しかも(日本移植学会が表明しているように)日本移植学会がすべて仕切る形です。なので、個別の医療機関でさえ、自由に行うことは不可能かと思います。

病腎移植を認めた場合、一番恐れていることは、

<1>移植目的だけで病気腎を摘出することと、
<2>普通の技量の医師が病気腎を移植すること、

という2点です。特に、病気腎が生着するためには<2>の点の防止、すなわち、極めて優れた技量の医師が移植手術を実施することが必要です。
<1>と<2>の防止策こそ、もっとも行って欲しいことであり、簡単に言えば、摘出も移植も優れた医師であることの確証が必要である、ということです。
なので、「患者と個別の医療機関との間の取り決めをしても、医師の腕が良くなるわけじゃないし……」と思って、Haruさんの「病腎移植実施のための具体案」に今一歩乗り切れないのです。

病腎移植がうまくいくために一番重要なことは、極めて優れた医師が実施することだと思いませんか? どうですか? 
日本移植学会の会員は、みな自分は優れた技量をもっていると自信を持っているようですが……(^^ゞ
2007/05/21 Mon 23:03:39
URL | 春霞 #ExKs7N9I[ 編集 ]
>ちいちゃん さん
はじめまして、コメントありがとうございます。

>万波医師に理解を示し、愚かなマスコミを鋭く切る春霞さんを尊敬するものです

ありがとうございます。公平で虚偽のない報道であれば、「鋭く切る」ことなく、楽しく報道記事を紹介できるのですけど……。


>春霞さんのブログは万波医師完全肯定です

確かに、完全肯定といえばそうですね。「この患者に関する医療行為については妥当でない」とか書いていませんし。もっとも、闇雲に肯定というわけではありませんが。

反省すべき点とか妥当でない点もあるという主張も、それはそれで良いとは思いますが、批判に対して徹底反論することで説得力が出てくる面があるとは思います。


>個人的にはHaruさんのような反対の意見を出す方は万波医師の支援者にとって、とても貴重な存在だと思います
>Haruさんにはこれからも、思っていることを率直に書いて欲しい

Haruさんは病腎移植に反対というわけではなかったわけですが、疑問点があると思っているわけですね。疑問点をするためにも、今後もぜひコメントを寄せてほしいと思います。もちろん、あまりにも鋭い疑問点だったりすると、答えられない点もあるかもしれませんが……(汗)
2007/05/23 Wed 00:07:55
URL | 春霞 #ExKs7N9I[ 編集 ]
> hiroyuki さん
コメントありがとうございます。

>ばっさりとありがとうございます。
>社説で「あきらめるしかあるまい」
とはよく言ってくれたものです。

今回のエントリーは、hiroyuki さんのブログに助けられました。ありがとうございます。
どうして助けられたかというと、朝日新聞5月16日付朝刊「ドキュメント医療危機」(28)の存在は知っていたのですが、その記事中に「3月12日(月)宇和島」という部分があったことをhiroyuki さんのブログのエントリーで気づいたからです。

3月に万波医師らに聞いてその立場に共感しておきながら、4月の社説では「あきらめるしかあるまい」なんて、どういうつもりなのだろうと思い、今回のようなエントリーとなりました。
2007/05/23 Wed 00:09:41
URL | 春霞 #ExKs7N9I[ 編集 ]
>ほっちゃれ さん
コメントありがとうございます。


>本社の人間がもう少し早く、宇和島を訪ねて生の声を聞いてくれたら、違った論調になっていたと思うと悔しいですね。

もう少し早く生の声を聞いていたら、違った論調になっていたと、そう思いたいです。


>朝日の宇和島支局長もシンポジュームで会いましたけど、真摯に問題に取り組んでくれているんだなと思いましたが、声は、届かないんだろなと感じました。

朝日新聞も宇和島支局と本社の意識が違うのですね……。なぜ、地元にいる記者の感覚が、本社には届かないのだろうと不思議に思います。やはり日本移植学会とのつながりを重視してしまうのでしょうか……。

毎日新聞も、松山支局にいた津久井達記者は、1度真っ当な記事を書いていたのですが、残念ながら、その後は津久井達記者の意識はほとんど紙面には反映しませんでした。

津久井達記者は、4月、兵庫県の阪神支局へ転勤になったそうですが、今後も真っ当な記事を期待したいです。
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/ehime/letter/news/20070430ddlk38070142000c.html
2007/05/23 Wed 00:12:24
URL | 春霞 #ExKs7N9I[ 編集 ]
やっぱり記者クラブ制度の弊害でしょうね。
移植学会付きの記者クラブにいたかったら、それに反することを書けないんでしょう。
もし書いて、出入りを禁止させられたら、本社から飛ばされますから。
2007/05/24 Thu 17:13:31
URL | ほっちゃれ #-[ 編集 ]
>ほっちゃれ さん:2007/05/24(木) 17:13:31へのお返事
コメントありがとうございます。


>移植学会付きの記者クラブにいたかったら、それに反することを書けないんでしょう。
>もし書いて、出入りを禁止させられたら、本社から飛ばされますから。

そうなると編集委員くらいにまで偉くならないと、思ったとおりに書くことはできないというわけですね……。
2007/05/26 Sat 00:26:40
URL | 春霞 #ExKs7N9I[ 編集 ]
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必ず、肝臓と腎臓が、定着するように、私にも神様に祈らせてください。 病気腎移植が、閉ざされようとしている今、この子の命は、この肝臓と腎臓が、拒絶反応により、駄目にならないことだけです。 この父の思いは、必ず神様に伝わるはずです。 いや伝わってください。http:
2007/05/21(月) 09:01:59 | 地獄への道は善意で舗装されている
必ず、肝臓と腎臓が、定着するように、私にも神様に祈らせてください。 病気腎移植が、閉ざされようとしている今、この子の命は、この肝臓と腎臓が、拒絶反応により、駄目にならないことだけです。 この父の思いは、必ず神様に伝わるはずです。 いや伝わってください。http:
2007/05/21(月) 12:10:09 | 地獄への道は善意で舗装されている
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