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2007/04/13 [Fri] 05:45:29 » E d i t
病気腎移植問題で、4例の腎臓摘出・提供が行われた香川労災病院(香川県丸亀市)は4月11日、すべての摘出が医学的に妥当だったとする調査委員会報告を公表しました。
この報道については、読売新聞(13版)、毎日新聞(13版)、朝日新聞(全国版)では未掲載ですし、関東においてはテレビ報道も行われなかったようですから、多くの市民が知らないままではないかと思います。万波医師らに有利であるからといって、報道しないというのはどうかと思います。どの病院の調査結果であろうと、その価値に違いはないからです。

これで、病気腎移植に関係した5県10病院のうち、9病院分は摘出・移植に対して何らかの判断が示されていますので、調査が済んでいないのは呉共済病院のみとなりました(愛媛新聞2007年04月12日(木)付)。

この報道について、報道記事を並べながら、適宜コメントしていくことにします。


1.毎日新聞(2007年4月11日 22時11分(最終更新時間 4月11日 22時38分))

 「病気腎移植:提供した香川労災病院が「摘出は妥当」

 病気腎移植問題で、腎がんや尿管がんの腎臓を摘出して宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)などでの移植に提供した香川労災病院(香川県丸亀市)が11日、同病院の調査委員会の報告書を発表した。同病院が行った4件の病気腎摘出について、「移植を強く意識した手術方法」との反対意見はあったものの「医学的には妥当」と結論づけた。患者への説明や同意の取り方など手続きについては「不十分」とした。

 同病院で井上一院長や日本泌尿器科学会の深津英捷氏ら委員5人が記者会見。医学的妥当性については「全摘出は家族や患者の強い希望があり、術式も医師の裁量権の範囲内で妥当」とした。

 深津委員は、うち3件の手術について「移植を念頭に置いた手術だったことは否めないが、患者への不利益はなかった」と述べた。

 手続き的妥当性については、4件とも手術自体は同意書があったが、説明に用いた書類や経過記録がカルテにない点で改善が必要と指摘。さらに、「腎臓の摘出手術と他人に提供することの説明と同意は、本来別個に行うべきだ」として、インフォームド・コンセントが不十分だとした。摘出が医師1人の判断でなされたことについても、院内の生命倫理委員会で検討すべきと指摘した。

 なお、同病院では、今後厚生労働省や学会のガイドラインが策定されるまでは、病気腎提供は実施しない方針を決めた。

【矢島弓枝】

毎日新聞 2007年4月11日 22時11分 (最終更新時間 4月11日 22時38分)」


分かりづらい記述もある記事なのですが、読売新聞の記事よりもずっと内容が充実していますし、一応、全国面で掲載していますので、引用しました。

「摘出が医師1人の判断でなされたことについても、院内の生命倫理委員会で検討すべきと指摘した。」


摘出すべきかどうか、数名の医師で判断するほうが良いことは確かでそう。しかし、香川労災病院において、一人当たりの患者数なども含めて、判断できるだけの専門性と余裕のある医師がどれほどいたのかを判断する必要があり、必ず数名で判断しなければならない、とはいえないはずです。親族間の腎移植でさえ、倫理委員会で審議する病院は少ないのに、通常の医療において、本当に摘出についてすべて倫理委員会を審査を必要とするのでしょうか? 疑問を感じます。

「同病院では、今後厚生労働省や学会のガイドラインが策定されるまでは、病気腎提供は実施しない方針を決めた」

この部分はかなり唐突です。ただ、後述する四国新聞の記事で分かるように、この調査委員会の委員が、病腎移植の可能性を認める見解を述べています。なので、今は実施しないことを決めたという意味なのだと思います。




2.asahi.com「マイタウンー香川」(2007年04月12日)

香川労災病院「摘出は妥当」
2007年04月12日

 「摘出は妥当」――。宇和島徳洲会病院の万波誠医師(66)らによる病気腎移植で、4件の腎臓を摘出して移植に提供していた香川労災病院(丸亀市城東町3丁目)の調査委員会が、摘出は医学的には容認できるとの報告書をまとめた。ただ外部委員1人から「妥当とは言えない」という意見が出されていたことも明らかになり、手続き面での不備も指摘された。

 報告書は、いずれのケースも患者や家族が摘出を強く望んだことなどから、摘出は医学的に妥当だったと判断した。一方で、4件中の1件は摘出までは必要でなかった▽3件は移植を意識した手術方法を採っている――ことを理由に妥当とは言えないとした少数意見も盛り込まれた。日本移植学会から派遣された吉村了勇・京都府立医科大大学院教授の指摘という。

 記者会見には、井上一院長ら病院幹部のほか、日本泌尿器科学会から調査委に派遣された深津英捷(ひで・とし)・愛知医科大名誉教授(69)も出席した。

 摘出の際、最初に血管を縛って血流を止めなかったことは、日本泌尿器科学会を含む4学会が3月末に出した声明で「(がんが転移する)リスクの高い方法が選ばれた」と指摘している。が、深津名誉教授は「移植を意識した方法と思われるが、患者にとって大きな不利益があったとは考えられない」と述べ、医師の裁量の範囲内との認識を示した。

 インフォームド・コンセント(説明と同意)については、腎臓の摘出や提供について書面で同意を取っているものの、どのような説明をしたか、経過が記されていないのは不十分だと指摘した。院内の倫理委員会で検討されなかった点も「一医師が単独ですべきことでない」と改善を求めた。」


この記事は、ネット上での朝日新聞の地域面でしか読めないので、四国在住の方や四国に関心のある方以外は読まない可能性があります。病腎移植について、朝日新聞はもはや熱意を失っているのでしょうが、切実な移植医療に関わることなのですから、全国紙でも掲載するべきでした。

 「記者会見には、井上一院長ら病院幹部のほか、日本泌尿器科学会から調査委に派遣された深津英捷(ひで・とし)・愛知医科大名誉教授(69)も出席した。

 摘出の際、最初に血管を縛って血流を止めなかったことは、日本泌尿器科学会を含む4学会が3月末に出した声明で「(がんが転移する)リスクの高い方法が選ばれた」と指摘している。が、深津名誉教授は「移植を意識した方法と思われるが、患者にとって大きな不利益があったとは考えられない」と述べ、医師の裁量の範囲内との認識を示した。」


4学会の声明のときには「摘出の際、最初に血管を縛って血流を止めなかったこと」について非難しておきながら、 香川労災病院で同じことをしても「医師の裁量の範囲内」と評価して妥当するのです。この矛盾はどう説明すべきなのでしょうか? 

深津名誉教授が述べているように、「移植を意識した方法」であったとしても、重要なことは「患者にとって大きな不利益があった」かどうかなのです。医療行為の妥当性を欠く場合というのは、不法行為が成立するような場合、すなわち患者の身体に不利益を与えることであって、術式の良し悪しは無関係だからです。

そうなると、4学会の声明の際には「患者にとって大きな不利益があった」かどうかは一切考慮した内容ではなかったのですから、4学会の声明には誤った判断が含まれていたというべきです。4学会の声明の方が誤っていたとすれば、矛盾しないことになります。 




3.四国新聞(2007/04/12)

 「病気腎摘出は妥当-香川労災病院調査委最終報告
2007/04/12 09:36

 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠医師(66)らによる病気腎移植問題で、腎臓4件を摘出・提供した香川労災病院(香川県丸亀市城東町)の調査委員会(委員長・井上一香川労災病院長)は11日、「いずれも医学的に妥当」とする最終報告書を公表した。香川県を通じて厚生労働省に提出する。
【→関連記事】

 同病院では2001年に尿管がんの患者2人、06年に腎臓がんの患者2人から腎臓を摘出し、宇和島徳洲会病院などで移植に使われた。

 調査委は日本移植学会など外部医師ら4人を含む12人で構成。院内調査の結果を基に▽提供に関する医学的妥当性▽一連の手続き的妥当性―などを検証、執刀した西光雄泌尿器科部長(58)の聞き取り調査も行った。

 報告書では、四件ともに「患者と家族が自己の意思で全摘出を強く希望した」として妥当と結論づけた。ただ、提供についての説明、同意に関しては「記録が診療録に残っていないなど一部不備があった」とした上で「摘出と提供とは別の行為であり、それを一連のものとして説明し、同意を得る方法では不十分」と指摘した。

 調査委員で日本泌尿器科学会の深津英捷・愛知医科大名誉教授(69)は、記者会見で「日本移植学会の委員からは移植を強く意識した手術方法との意見も寄せられた」としながらも、「現段階で患者に不利益がなく、トータルでは妥当との結論になった。2、30年先は病気腎移植が行われるかもしれない」と述べた。

 西医師は、四国新聞の取材に対し「患者の術後は良好で安心している。指摘された点は重く受け止めているが、近い将来は必ず病気腎移植が容認される日がくると信じたい」と話した。」(四国新聞「病気腎摘出は妥当-香川労災病院調査委最終報告」(2007/04/12 09:36))



 「臨床研究の道探れ-香川労災病院病気腎で報告
2007/04/12 09:37

 病気腎の摘出四件に関する香川労災病院の最終報告は、想定外の医療行為の是非について判断する難しさをあらためて感じさせた。
【→参照記事】

 「妥当」とされた四件の手術の評価には濃淡がある。内訳は「適切」が1件、「容認できる」が3件という。「容認」とは、教科書的な見方からすれば「移植ありきの摘出手術」と疑われるものの、臨床現場の実際と医師の裁量を考慮すれば「許容範囲」という意味だ。

 今回、労災病院の調査委員会は後者に軸足を置いたと言える。日本泌尿器科学会から派遣された外部委員の深津英捷医師は「(教科書的な方法は)あくまでガイドライン。絶対的なものでない」と説明した。

 現場の事情をどの程度重視するかによって結論は左右されるようだ。恣意(しい)的と批判を浴びた宇和島徳洲会病院の調査委員会ともども、看板医師ゆえの身びいきと単純には言い切れないだろう。

 一方、労災病院は摘出から先の、病気腎の移植の是非までは踏み込んでいない。肝心の日本移植学会はすでに3月末、関係学会とともに「病気腎移植は妥当性なし」と統一見解を出している。「現時点で」のただし書き付きだが、学会として可能性を探る予定はないという。この日の会見で深津医師は「個人的には臨床研究を行うべきと思う」と話したが、その役割は関係学会にこそ求められているのではないか。(編集委員室・広瀬大)」(四国新聞「臨床研究の道探れ-香川労災病院病気腎で報告」(2007/04/12 09:37))


この四国新聞の記事がもっとも詳しいです。地元ゆえ詳しく報じているということだと思います。

「調査委員で日本泌尿器科学会の深津英捷・愛知医科大名誉教授(69)は、記者会見で……2、30年先は病気腎移植が行われるかもしれない」と述べた。」


日本泌尿器科学会の深津英捷・愛知医科大名誉教授は、将来、病気腎移植が行われることを指摘しています。4学会の記者会見でも、将来的には病腎移植の可能性を認めていましたから、その4学会の記者会見とは矛盾しないまでも、今あえて述べることは突出したイメージを与える発言です。

ただ、2、30年先というのは、あまりに先のことではないでしょうか? あまりに遅すぎです。もし、2、30年先が正しいのであれば、今、万波医師が実施できることを2、30年先まで待たなくてはいけないほど、今の医師は技量が著しく低いということになりそうです。

「「妥当」とされた四件の手術の評価には濃淡がある。内訳は「適切」が1件、「容認できる」が3件という。「容認」とは、教科書的な見方からすれば「移植ありきの摘出手術」と疑われるものの、臨床現場の実際と医師の裁量を考慮すれば「許容範囲」という意味だ。

 今回、労災病院の調査委員会は後者に軸足を置いたと言える。日本泌尿器科学会から派遣された外部委員の深津英捷医師は「(教科書的な方法は)あくまでガイドライン。絶対的なものでない」と説明した。

 現場の事情をどの程度重視するかによって結論は左右されるようだ。恣意(しい)的と批判を浴びた宇和島徳洲会病院の調査委員会ともども、看板医師ゆえの身びいきと単純には言い切れないだろう。」


患者の事情や希望に即した判断・医療を行うことこそ、適切な医療なのですから、深津英捷医師は「(教科書的な方法は)あくまでガイドライン。絶対的なものでない」と述べたことは実に正しい内容です。ですから、四国新聞が「現場の事情をどの程度重視するかによって結論は左右される」と判断しているのは、正しい見方といえると思います。

そればかりか「宇和島徳洲会病院の調査委員会ともども、看板医師ゆえの身びいきと単純には言い切れない」とまで述べています。宇和島徳洲会病院の調査委員会の調査結果に対しては、読売新聞などは、関係者による恣意的判断がなされたかのような報道を行っていましたが、四国新聞はそのような歪んだ考え・報道には批判的であるということです。当然の考えでしょう。

「「現時点で」のただし書き付きだが、学会として可能性を探る予定はないという。この日の会見で深津医師は「個人的には臨床研究を行うべきと思う」と話したが、その役割は関係学会にこそ求められているのではないか。」


日本泌尿器科学会から派遣された深津医師は、「個人的には臨床研究を行うべきと思う」と述べているのですから、日本泌尿器科学会を含む4学会の声明に反しています。

日本泌尿器科学会は、病腎移植問題の方針に関して、会員の総会で決定したのではなく、おそらく幹部が勝手に4学会の声明に賛同したのではないか、と推測しています。幹部が勝手にやったのだから、深津医師は個人的見解を述べたくなったのだと思います。

そういった事情があるとしても、臨床研究の実施は個人的見解で単に思いつきのように言うのではなく、「その役割は関係学会にこそ求められているのではないか」というべきです。
四国新聞の記事からは、病気腎摘出が医学的妥当性があるのだったら、病腎移植を実施してもよいのではないか? 個人的見解で臨床研究を行うべきなどと、他人事のように述べるのではなく、腎移植を待っている患者のことを考えたら、関係学会で再検討すべきではないか……。

深刻なドナー不足、腎移植を長期間待っている患者の利益を省みない4学会に対して、四国新聞の記事は苛立ちを仄めかしているように感じられました。
コメント
この記事へのコメント
内輪話
香川労災病院の調査委員会の決定に関する難波先生のご意見です。


呉共済に2個、宇和島徳洲会病院に2個、合計で4個の病腎をドナー施設として提供していた、香川労災の西光雄医師の腎臓摘出行為が「医学的に妥当であった」と、昨日の午後に行われた記者会見で、香川労災病院の調査委委員会は発表した。いずれも「病腎移植」を前提としての手術であったが、採用された術式などは「医師の裁量権の範囲内にある」と判断した。
 ここの病理医は岡大第二病理出身の溝渕光一氏である。卒後27年のベテランだ。病理検査に遺漏はないはずである。

 献血や骨髄細胞提供ですら、提供者に痛みや疲労感や、骨髄提供の場合は確率は低いが、「脂肪塞栓症」を起こし、提供者が死ぬ場合すらある。「ドナーに一切のデメリットを与えない移植」など、痛覚がない死体の場合にしかありえないのだ。
 この明白な事実を、移植学会の大島伸一氏は意図的に隠蔽している。それを指摘しない、読売・朝日・毎日は「国策」に協力しているつもりなのか、それとも馬鹿なのか?

 今、「宇和島徳洲会外部調査委員会」の全議事録を読んでいるが、移植学会と泌尿器科学会から派遣された「専門委員」なるものが、まったく不勉強で、実地の臨床経験に劣っているのに驚いている。要するに「兵隊」として学会本部から送り込まれただけの人物だということがわかる。「結論がまずあり、それから格好付けの調査をする」というのが、方針だったから大島氏にとって必要だったのは命令に従う兵卒であり、「自立した思考力」をもつ「将」は不必要だったわけだ。

 ところが、齟齬が生じた。日本泌尿器学会から香川労災に派遣された深津英捷愛知医大名誉教授は、息子が移植医でもあり、腎臓病だけでなく移植外科についても深い知識をもっていた。その知識はしばしば、移植学会から派遣された専門委員のそれを圧倒したという。おまけに、見せかけの権威に屈しない良心の人でもあった。
 そういうわけで、香川労災の調査委員会は上記のような結論を出した。(移植学会の委員は記者会見を欠席した。本部に顔向けできないと思ったのであろう。)

 昨夜遅く、西医師に電話して話を聞いた。よかったね、というと、「それがうちで摘出した4件のうち2件は、宇和島徳洲会の調査委員会では摘出自体が妥当でなかった、という結論を出しているのですよ。記者連中が混乱してしまいましてね」という。
 呉共済での移植が妥当であったかどうかは、5月末に調査委員会の結論が出る。病理部が関西一といわれるほど充実しており、委員会に病理医が加わっているこの委員会がダメという結論を出す公算は低い。宇和島徳洲会は、新たに調査委員会を結成し、再調査を開始する。外部委員に利害関係者が二人含まれていたことが指摘されたためだ。新委員会がどういうメンバーになり、どういう調査をするかはわからない。

 ところで、西医師はひょこっと、こういうことを言った。「先生の中国新聞の論説を、1万5000枚コピーして院内や外来患者などに配りまくりました。あれで相当雰囲気が変わりました。」
 中国新聞の公称発行部数は70万部である。それを1万枚以上もコピーするのだからすごい。「だけどそれは著作権法違反だよ」と私。「わかってます。コピーを重ねたら先生の顔が真っ黒くなり、見えなくなった。顔を見たいという読者が沢山いますので、そのうち丸亀に来て下さい」と彼。

2007/04/14 Sat 04:23:38
URL | ほっちゃれ #-[ 編集 ]
>ほっちゃれ さん
コメントありがとうございます。


>香川労災病院の調査委員会の決定に関する難波先生のご意見です

貴重な情報ありがとうございます。


>「ドナーに一切のデメリットを与えない移植」など、痛覚がない死体
>の場合にしかありえないのだ。
>この明白な事実を、移植学会の大島伸一氏は意図的に隠蔽している
>それを指摘しない、読売・朝日・毎日は「国策」に協力しているつもり
>なのか、それとも馬鹿なのか?

読売朝日毎日の病腎移植報道について、このブログで触れていて思うのは、記者は日本移植学会の言い分を、本気で信じているのだろうかと、思うのです。
さすがに難波先生でも、記者たちに対して「馬鹿なのか?」と思ってしまうんですね~。


>移植学会と泌尿器科学会から派遣された「専門委員」なるものが、
>まったく不勉強で、実地の臨床経験に劣っているのに驚いている

学会の結論はおかしいといってる専門委員は別として、学会の言い分どおりに主張する専門委員には、怖ささえ感じます。本当に患者をちゃんと診てくれているだろうかと。


>日本泌尿器学会から香川労災に派遣された深津英捷愛知医大名誉教授は、
>息子が移植医でもあり、腎臓病だけでなく移植外科についても深い知識
>をもっていた

妥当な判断がなされたのは、この先生のおかげだったんですね。妥当な判断がなされることは当たり前のことなのですが、貴重です。


>呉共済での移植が妥当であったかどうかは、5月末に調査委員会の結論が
>出る。病理部が関西一といわれるほど充実しており、委員会に病理医が
>加わっているこの委員会がダメという結論を出す公算は低い

この情報を聞いて安心しました。病理医が加わって客観的な判断をすることこそ重要です。


>「先生の中国新聞の論説を、1万5000枚コピーして院内や外来患者
>などに配りまくりました

この論説は知っています。あるブログが要旨を載せていて、ちょっと衝撃を受けました。それまでの報道とはまるで違う内容でしたから。ずいぶん前に、コメント欄に要旨の一部を引用させて頂いたことがあります。

ただ、難波先生の中国新聞での論説全文を読んだことがないのが、大変残念です。おそらく同様の内容である、毎日新聞の記事「闘論」はエントリーとして残していますので、それで一応、満足していますが。
2007/04/15 Sun 00:42:29
URL | 春霞 #ExKs7N9I[ 編集 ]
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わたしは、大阪の方に参加します。是非とも関心のある方は、参加してください。http://www.tokushukai.jp/renal_insufficiency_symposium/renal_insufficiency_symposium.html 入場無料 国際腎不全シンポジウム CONTENTS OF SYMPOSIUMINTERNATIONAL SYMPOSIUM OF RENAL INSU
2007/04/13(金) 15:22:23 | 地獄への道は善意で舗装されている
【検証10】香川労災病院の調査委員会 「4件の病気腎摘出は妥当」4月11日(水)に香川労災病院の調査委員会は、「4件の病気腎摘出は妥当」との調査結果を発表しました。翌12日(木)読売、産経等全国紙、四国新聞(香川県)、愛媛新聞等地方紙もそれを報じています
2007/04/16(月) 00:10:09 | 万波誠医師を支援します
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