FC2ブログ
Because It's There
主に社会問題について法律的に考えてみる。など。
09« 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 31.»11
スポンサーサイト 
--/--/-- [--] --:--:-- » E d i t
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 *  TB: --  *  CM: --  * top △ 
2007/03/31 [Sat] 22:53:54 » E d i t
病腎移植問題について、日本移植学会の高原史郎・大阪大教授は、市立宇和島病院で行った病気腎移植25件について調査した結果、「生着率、生存率が低い」とした記者会見を、3月30日に厚労省内で行いました。この報道についてコメントしたいと思います。

その前に、31日、病気腎移植問題について、日本移植学会、日本泌尿器科学会、日本透析医学会の4学会は、病腎移植を非難する声明を発表しました。……あれ? 5学会のはずだったのに、日本腎臓学会が抜けてしまいました。5学会と予告しておいて土壇場で「抜け」がでたので、間の抜けた感じになってしまいました。「結論ありき」なので、間の抜けた声明も、日本移植学会らしいのでしょう。


1.さて本題に入ります。まず報道記事から。

(1) 読売新聞平成19年3月31日付朝刊37面(2007年3月30日22時4分)

 「病気腎移植の生着率、生体腎を下回る…移植学会調査

 日本移植学会は30日、宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠医師が、前任の同市立宇和島病院で行った病気腎移植25件について、腎機能が正常に機能していることを示す生着率が、通常の生体腎移植と比べて5年後で48ポイント、10年後で44・3ポイントそれぞれ下回っていたと発表した。

 同病院の25件は、万波医師らが関与した42件のうち6割に当たるうえ、1993年から実施され、移植患者の術後の経過年数が長いため、同学会も生着率、生存率を重視していた。

 厚生労働省内で会見に臨んだ日本移植学会の高原史郎・大阪大教授は、「生着率、生存率が低く、がん患者からの腎移植は特に顕著だ。透析など他の医療の選択があった」と語る。

 移植学会は、同病院の調査委員会からの依頼で、25件と、国内で同時期に行われた生体腎・死体腎の移植患者の年数経過別の腎臓の生着率、生存率とを比較。病気腎は「25件全体」と「がん患者からの腎臓を利用したケース(11件)」に分けた。

 学会によると、92年以降、生体腎移植と死体移植の5年後の生着率はそれぞれ83・4%、69・2%。10年後は、69・6%、54・3%。これに対し病気腎移植の生着率は、症例全体で、5年後35・4%、10年後25・3%だった。

 がんのケースに限ると、5年後、10年後の生着率は、ともに21・8%と極端に低かった。また、生体、死体の5年後の生存率は、それぞれ90%、84%。10年後は84%、77%だった。

 一方で、病気腎の5年後、10年後の生存率は症例全体が71・7%、55・4%、がんに限ると46・7%、23・3%と、いずれも低い値だった。

(2007年3月30日22時4分 読売新聞)」



(2) asahi.com(2007年03月31日01時24分)

 「病気腎移植、低い生存率 万波移植を学会調査
2007年03月31日01時24分

 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠・泌尿器科部長(66)らによる「病気腎」移植問題で、日本移植学会の専門医が30日、市立宇和島病院で万波医師が実施した移植25件を調べた結果、生存率や、移植した腎臓が機能しているかを示す生着率が通常の腎移植と比べて低かったと発表した。

 厚生労働省で記者会見した同学会幹事の高原史郎大阪大教授によると、25件は、腎がんやネフローゼ症候群の患者らから摘出された腎臓を93~03年に移植手術したもの。うち9人はすでに亡くなっていた。

 5年後の生存率は71.7%で、生着率は35.4%。がんの11件でみると、5年後の生存率は46.7%、生着率は21.8%だった。

 同学会によると、全国の生体腎移植の5年生存率は90.0%、92年以降のこの移植での生着率は83.4%で、25件ではそれぞれ18.3ポイント、48ポイント低く、さらにがんでは43.3ポイント、61.6ポイント低かった。

 高原教授は「極めて低い成績だ。がんが持ち込まれた可能性も否定できない」と話している。 」




2.この調査は、日本移植学会で行ったのか、高原教授が個人的に行ったのか、厚労省の調査として行ったのか、よく分かりませんが、なぜか厚労省内で記者会見を行いました。

(1) それはともかく、病腎移植については、病理学の難波教授がすでに調査を行っていて、すでに産経新聞1月20日付朝刊で報道済みです(「病気腎移植の医学的妥当性(3)~生存率5年で70%(産経新聞1月20日付)」「病気腎移植の医学的妥当性(4)~「病気腎移植でがん再発・転移」は誤報だった」も参照)。

ですから、なにをいまさらという感じがあります。難波教授による報告においても、長期になると結果的には、生存率・生着率は低いことが出ています。やっと調査したのか、あまりに怠慢であると思います。


(2) この調査は、「市立宇和島病院で行った病気腎移植25件」について調査したものです。他の病院からの調査資料があり、全件42件だったのですから、わざわざ25件に限定する意図がよく分からないところです。難波教授の調査は36例ですから、これぐらいの件数の調査をしないと、調査不十分のそしりを受けると思います。

読売新聞は、

「米シンシナティ大などの調査によると、腎がんの腎臓から患部を取り除いての移植が、米国で14例報告されている。手術後5年間でがん発生はないというが、症例が少なく、安全とは言い切れない。」(2006年12月7日 読売新聞)

と14例では少ないと書いたのです。ならば、読売新聞は、高原教授に対しても「全件調査できるのに25件に少なくしたのか、不当である」と非難してほしいものです。

ともかく、難波教授と高原教授の調査結果を比較して見ます。

難波教授によると、

「生着率については、1年で75%、3年で67%、5年で60%、10年で50%、15年で33%となり、生存率は、1年で100%、3年で86%、5年で67%、10年で50%、15年で33%」

です。

これに対して、高原教授の調査によると、

「病気腎移植の生着率は、症例全体で、5年後35・4%、10年後25・3%、病気腎の5年後、10年後の生存率は症例全体が71・7%、55・4%」

です。比較すると、高原教授の調査の方が、生着率がやたらと低くなっている反面、生存率は難波教授の調査よりも高くなっていることが分かります。やはり、症例が少ないため、極端な結論になってしまっているようです。

このように検討すると、42件中25件と少ないことから、調査不十分であり、これだけで速断することはできないと考えます。


(3) 高原史郎・大阪大教授は、

「生着率、生存率が低く、がん患者からの腎移植は特に顕著だ。透析など他の医療の選択があった」とか、「極めて低い成績だ。がんが持ち込まれた可能性も否定できない」

と語っています。これからすると、どうやら、病腎移植が原因で生着率・生存率が低いと判断しているようです。

 イ:しかし、すべての死亡例が病気腎が原因で死亡したのでしょうか? 生着率が低いのはすべて病気腎のためでしょうか? 

一般的に、人が移植後死亡したからといって、臓器が原因だと速断しません。深尾氏のように縫合不全と炎症が死因のこともあるでしょうし、他の病気も、あるいは事故死や自然死もあるでしょうし、自殺や他殺の場合もあるでしょう。死因は何かを調査しなければ結論は出せないのです。
まさか、高原教授は、事故死であっても病腎が原因で死亡したと思うほど馬鹿ではないと思いますが。

このように、病腎移植問題で明確にしなければならないことは、病気腎のために生着率・生存率という結果が低いのかどうか、すなわち、病気腎と(生着率・生存率という)結果との間に因果関係があるのかどうか、病気腎が原因で生着率・生存率が低いのかどうかなのです。こういう因果関係や原因の追究が肝心なことなのです。


ロ:高原教授は、

「がんが持ち込まれた可能性も否定できない」

と語っていますが、この発言は問題です。

文字通り、「がんが持ち込まれた」のであれば、がん細胞切除のミスになります。がんが再発したのか、病気腎と無関係に発生した原発性のがんなのかどうかも、病理記録があるのですから、病理診断して原因を突き止めればよいだけです。

高原教授は、「がんが持ち込まれた可能性も否定できない」と語っていますが、これは病理診断をせずに勝手に憶測で話しただけであって、自ら死因について調査しなかったことを自白したことになります。病理学は医療の要なのですから、病理学を軽視した判断はやめるべきであり、死因を調査してから発表すべきです。


ハ:難波教授は、病気腎移植について次のように判断しています。産経新聞1月20日付にも出ていますが、その後の講演会での説明(「瀬戸内グループ」はなぜ成功したか 「病腎移植を考える講演会~移植医療を進めるために~」から その2 難波 紘二 鹿鳴荘病理研究所所長(広島大学名誉教授))を引用しておきます。

3.「病腎移植」は「第3の道」として、どれだけ有効なのか?

 実は、これは解析が大変にやっかいなのです。病腎移植を受けた患者は、すでに身内からの健康腎移植を何度も受けていて、それがダメになったために最後の手段として病腎を移植したというケースが圧倒的多数だからです。最初から病腎を移植されたケースは、たった10例しかありません。中には3回目、4回目に病腎が移植されたケースもあります。

 移植を重ねると、臓器に対する抗体ができてくることで、拒絶反応が起きやすくなります。だから、これだけレシピエントの移植歴が複雑だと、第1の道である死体腎移植、第2の道である健康腎移植との成績比較が難しくなるのです。
「腎移植は15年待ち」と言われるように、大部分の人は1回しか移植のチャンスがありません。病腎移植ができるなら、間違いなく「第3の道」になる可能性があります。

 そこで数は少ないのですが、初回移植に病腎が用いられた10例についてまず生着率、生存率を見てみることにしました。結果は生着率については、1年で75%、3年で67%、5年で60%、10年で50%、15年で33%となり、生存率は、1年で100%、3年で86%、5年で67%、10年で50%、15年で33%となります。

 何しろ症例数が少ないせいで比較にあまり意味がありませんが、参考までに生着率について移植学会が公表しているデータと比較して、グラフにしたのが図1。生存率比較をしたのが図2です。学会のデータでは2~4年の数値が欠落しているので、その個所が途切れています。

 病腎移植の件数は36件で、そのうち2度病腎移植を受けた患者がいるため、実例数としては34例です。実際はこの人たちはその前に健康腎移植を受けていますから、腎移植によって命が延びた期間はもっと長いのです。しかし、ここでは最後の病腎移植を受けてからの生存率を計算して、他のデータと比較しました。

 1年生存率は96%で非常によく、5年生存率も70%で死体腎移植に匹敵する成績となっています。ところが、10年、15年となると急速に下がっています。これは移植された患者の平均年齢が49・5歳である、という特殊事情を考慮する必要があります。普通の移植は臓器の生着が起きやすい、もっと若い患者に行われています。」



要するに、「病腎移植を受けた患者は、すでに身内からの健康腎移植を何度も受けていて、それがダメになったために最後の手段として病腎を移植したというケースが圧倒的多数」です。そうなると、「移植を重ねると、臓器に対する抗体ができてくることで、拒絶反応が起きやすく」なるわけです。移植を重ねているため、抗体ができてしまい、それが原因で生着率が低くなるということですから、病気腎が原因で生着率が低いと速断することは難しいと思います。移植を重ねている患者であれば、病気腎であってもなくても、生着率が低くなってしまうからです。

しかも普通の移植は臓器の生着が起きやすい、もっと若い患者に行われているのに、病気腎移植の場合は「移植された患者の平均年齢が49・5歳である、という特殊事情」もあることからすれば、生存率も下がってしまうというわけです。ですから、病気腎が原因で生存率が低いと速断することは難しいと思います。高齢になればなるほど、生存可能性は少なくなるわけですし、多くの病気により健康が損なわれてることも増えるのですから、若い人よりも生存率が下がるのはある意味必然だからです。




3.いつも日本移植学会は、カルテだけを見て、患者の事情を探ることなく、教科書にないといって、万波医師らを非難します。今回は、病理診断をすることなく、死因(因果関係・原因)を調査することなく、がんと他の場合を分けるだけで、1回目の移植が病気腎であったかどうかという区分をすることなく、憶測で病気腎が死因かのような調査を公表しました。

日本移植学会がろくに調査する気がないのはいつものことです。しかし、ここまで、患者の事情を調べもしないとなると、日本移植学会の医師が、自己の所属する病院で、患者の事情を無視して医療を行っているのではないかと疑ってしまいます。

高原史郎・大阪大教授は、

「生着率、生存率が低く、がん患者からの腎移植は特に顕著だ。透析など他の医療の選択があった」

と語っています。今回、病気腎移植を受けた患者のように、移植を重ねて最後の手段として行ったという事情があっても、高原教授は、「透析など他の医療の選択をしろ」と、患者に言い放つのでしょうか? 

患者の事情を考慮しない医療は、患者の意思を尊重した医療ではありません。患者の事情を無視した診療契約は、診療契約上、債務不履行として、損害賠償責任が生じる可能性があると考えます。

テーマ:社会ニュース - ジャンル:ニュース

コメント
この記事へのコメント
臓器売買と代理出産問題って似てる気がしてます
お久しぶりです。先日は本当に沢山意見を頂いてめちゃ嬉しかったです有難うございます。

臓器売買と代理母問題ってすごく近いものを感じるんですよね~

臓器を売ることも自己決定権のひとつ?で、代理母をかって出るのも自己決定権のひとつ???
売りたいとか、代理母をしたいっていう人を保護する必要はないんかなあ、とか。いや、しかし臓器を売る人も、代理母をする人も、春を売る人も、みんな基本的には立場が弱い人が多いぞ。それでいいのか?!保護せんでいいのか?とか。

とまあ、色々いまだにふとした時に考えております。

これからもよろしくです♪
2007/03/31 Sat 23:41:58
URL | がおこ #-[ 編集 ]
数字のマジック?
春霞さま。こんばんは。

今回も問題提起と詳細なコメントをありがとうございます。

高原氏の分析と難波氏の分析の間の生着率の違いですが、難波氏の言葉から引用すると、

「そこで数は少ないのですが、初回移植に病腎が用いられた10例についてまず生着率、生存率を見てみることにしました。」

とある通り、難波氏がカウントしているのは初めて移植を経験した患者さんの数字です。実際には万波医師の扱った手術では、大半が移植2回目以上の患者さんを相手にしたものでした。

そうするとまるで難波氏がズルをしてきれいな数字を出しているように見えるかもしれませんが、

「移植を重ねると、臓器に対する抗体ができてくることで、拒絶反応が起きやすくなります。だから、これだけレシピエントの移植歴が複雑だと、第1の道である死体腎移植、第2の道である健康腎移植との成績比較が難しくなるのです。」

とあるように、そもそも移植手術が初めてでないレシピエントについては、生着率が格段に落ちるのが当たり前のようです。

高原氏の挙げていた「国内で同時期に行われた生体腎・死体腎の移植患者の年数経過別の腎臓の生着率、生存率」というのは、詳細は分かりませんが、おそらく初回移植が大部分を占める数字だと思います。というのは、ある詳しい方から聞いたのですが、日本のおおかたの移植医は、明らかに移植成績の下がる2回目以降の手術をやりたがらない人が大半だからだそうです。

(そういえば、高原氏は万波医師のある手術について、「同じ患者に4回も移植手術をするなんて非常識だ」と述べていましたが、これはまさにそうした日本の移植医療の現状を反映したものでしょう。)

また、

「1年生存率は96%で非常によく、5年生存率も70%で死体腎移植に匹敵する成績となっています。ところが、10年、15年となると急速に下がっています。これは移植された患者の平均年齢が49・5歳である、という特殊事情を考慮する必要があります。普通の移植は臓器の生着が起きやすい、もっと若い患者に行われています。」

と難波氏が言う通りに、高齢者への移植手術というのも、一般的には嫌われます。生着の好成績が望めないからです。

それでは同じ条件、つまり、2回目以降の手術で、しかも高齢者相手で、という手術の場合、万波グループが病気腎移植で叩き出した数字というのは、どのくらいのものなのか?具体的な比較はありませんが、産経新聞のウェブに3月31日付で出た記事

http://www.sankei.co.jp/shakai/wadai/070331/wdi070331002.htm

で、日本病理学会理事の堤寛氏が「患者たちの生存率が、年齢や健康状態のわりには死体腎、生体腎に劣らない」と述べているのをみると、けっして悪い数字ではないのだろうと思います。


一連の報道より後、宇和島の徳洲会病院は移植を望んで訪れる、あるいは問い合わせをする患者さんが飛躍的に増えたとのことです。(以前「月~木の午前」だった万波誠医師の診察日が、現在は「月~土の午前」に増えています。)個人的には、これだけ騒がれながら何故彼による移植を望む患者さんが増えるのか、支援する者たちが「メディアや学会の嘘を告発する」という立場であれこれ言っているにしても、世論の大勢は万波医師にこれほど不利なのに、と思って見ていましたが、今回の高原氏の発言についてあれこれと人に尋ねまわっているうちにその答えが分かったような気がします。つまり、「最初の移植が生着せずに終わった人」や「移植が必要となったときにはすでに高齢だった人」は、他の病院では相手にしてもらえないことが、実は非常に多いようなのです。

今回の騒動を見て、わざわざ北海道から患者同士仲間を募って宇和島まで移植手術に来られた方々がいました。そのうちのお一方の言葉によると、

http://www.tokushukai.jp/media/rt/559.html

「札幌の移植医の先生は、全員移植学会の会員です。私のドナーは実の兄で何も問題はないはずなのに、何やかやと言い、結局手術は実現しませんでした。私だけではなく、同じように移植の相談にこられた3組の家族も移植できないでいました。」

とのことですから、一般の移植医が、成績の数字を気にするあまりにかなりの患者のえり好みをしているのではないか、ということが察せられます。万波医師がそうしたえり好みをせず、2回目以降だろうが高齢者だろうが構わず手術をする医師であることだけは、どれだけ批判的な記事からでも伝わったのでしょう。そして、それこそを望んでいた患者さんが全国に数多くいた、というのが、宇和島徳洲会病院で患者さんが増えている原因なのではないでしょうか。
2007/03/31 Sat 23:56:46
URL | 語学教師 #va74bd7o[ 編集 ]
>がおこさん
コメントありがとうございます。こちらにコメントして頂いたのは初めてではないかと思います。


>先日は本当に沢山意見を頂いてめちゃ嬉しかったです有難うございます

代理出産についても、(コメント欄の方とともに)ずっと検討しているので、コメントとTBをさせて頂きました。自己決定権って大事ですし!(汗)


>臓器売買と代理母問題ってすごく近いものを感じるんですよね~
>臓器を売ることも自己決定権のひとつ?で、代理母をかって出るのも
自己決定権のひとつ???

どちらも自己決定権が関係あることは確かですね。


>売りたいとか、代理母をしたいっていう人を保護する必要はないんかなあ、
>とか。いや、しかし臓器を売る人も、代理母をする人も、春を売る人も、
>みんな基本的には立場が弱い人が多いぞ。それでいいのか?!
>保護せんでいいのか?とか。

臓器売買は世界的には多くは禁止で、フィリピンでは合法化されます。フィリピンでは貧困層が提供する状況ですが、日本では殆どなく貧困層だから臓器売買が起きたということではありません。

他方で、代理出産は、欧米では対応が分かれ、現在では禁止と容認が半ばしているという状況でしょう。容認する場合も、候補者を選んだ上で(有償無償)ボランティアが基本なので、現在では貧困層が代理出産を行う状況ではありません。インドとかは貧困層が行っているようですが。日本での実施は、近親間のみで貧困層が代理出産を行うという状況ではありません。

弱い立場と貧困層が一致しているとはいえないでしょうけど。

こういう状況からすると、がおこさんは、臓器売買と代理出産を世界的な問題として大きく捉えて、世界的なレベルで問題解決する方法を探っておられるようですね。そういう方法を探ることは大変重要なことだと思います。

私としては、日本人又は日本法が関わる範囲で問題解決の方法を検討しています。日本人又は日本法が関わる範囲では、禁止されている臓器売買と、立法政策に委ねられている代理出産とは、問題状況が異なりするぎるので、別個の問題として解決する方がよいと思っています。臓器売買では、外国判決の承認なんて問題は生じませんし。

だいたい、「代理出産の是非についての基礎知識」という内容のエントリーをTBしましたが、代理出産だけでも、多くの観点から検討することがありますので、それでお腹一杯です(汗)


>これからもよろしくです♪

こちらこそ宜しくお願いします。
2007/04/01 Sun 23:53:07
URL | 春霞 #Gu2JBjds[ 編集 ]
>語学教師さん
コメントありがとうございます。


>実際には万波医師の扱った手術では、大半が移植2回目以上の患者
>さんを相手にしたものでした。

ご指摘ありがとうございます。見落としをしていました。


>ある詳しい方から聞いたのですが、日本のおおかたの移植医は、明らかに
>移植成績の下がる2回目以降の手術をやりたがらない人が大半だからだ
>札幌の移植医の先生は、全員移植学会の会員です。私のドナーは実の兄

>何も問題はないはずなのに、何やかやと言い、結局手術は実現しません
>でした
>「最初の移植が生着せずに終わった人」や「移植が必要となったときには
>すでに高齢だった人」は、他の病院では相手にしてもらえないことが、
>実は非常に多いようなのです。

なるほど。
一般の移植医からすると「生着しない可能性が増えるから我慢しろ(……文句を言われるのもイヤだし)」ということなのですね。
札幌の移植医の先生の対応は、問題ですね。患者が納得していません。診療契約上、説明義務を尽くしていない可能性があります。文書、文書と、同意書を取ることに努めても、説明は不十分なんですね~。なんか本末転倒だと感じます。

生着しない可能性が増えるとしても、必要とされる患者にとっては、移植をして欲しいのですから、移植をしてくれないなんて問題です。


>それこそを望んでいた患者さんが全国に数多くいた、というのが、
>宇和島徳洲会病院で患者さんが増えている原因

そうなんでしょうね。
それにしても、患者が望む医療を行うのが医療の基本だと思うんですけどね。患者が望む医療をしないなんて、なんか間違っていると思うのですが。もちろん、医師としてはメリットとデメリットを説明した上で、ですが。

どんな批判報道であっても、万波医師は、ずば抜けて腕のいい医師であることだけは否定しようがないです。確実に手術に成功して欲しかったら、万波医師を頼ります。
今回の報道で、ずば抜けて腕のいい医師であることが伝わったことも、宇和島徳洲会病院で患者さんが増えている原因なのでしょうね。
2007/04/01 Sun 23:54:52
URL | 春霞 #Gu2JBjds[ 編集 ]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://sokonisonnzaisuru.blog23.fc2.com/tb.php/350-cc96a102
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
(゚ε゚)↑  ↑  ↑  ↑  ↑庶民も立ち上がるぞ!勝手連●:日テレ <3/30 18:52>赤坂の新衆院宿舎 急きょ報道陣に内部公開 「ぜいたく過ぎる」と批判が上がっている東京・赤坂の新しい衆議院宿舎。これまで一切の取材を拒んでいたが、3...
2007/04/02(月) 01:35:28 | 晴天とら日和
(゚ε゚)↑  ↑  ↑  ↑  ↑庶民も立ち上がるぞ!勝手連●:日テレ <3/30 18:52>赤坂の新衆院宿舎 急きょ報道陣に内部公開 「ぜいたく過ぎる」と批判が上がっている東京・赤坂の新しい衆議院宿舎。これまで一切の取材を拒んでいたが、3...
2007/04/02(月) 01:35:37 | 晴天とら日和
4月1日付け産経ウェブ記事www.sankei.co.jp/seikatsu/kenko/070401/knk070401000.htm当方は、本日の4学会の見解発表に対し、次のとおり抗議文を送りました。他に愛媛新聞社等3社、南海放送等7番組にも併せて送りました。日本移植学会理事長 田中 紘一様日本移植学会
2007/04/03(火) 00:12:54 | 万波誠医師を支援します
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。