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2007/03/22 [Thu] 17:16:04 » E d i t
愛媛県の市立宇和島病院で万波誠医師が実施した病気腎移植について、同病院の調査委員会は3月18日、調査結果を公表しました。調査委によると、同病院で移植した25件と、摘出した20件を調査し、摘出の調査対象には呉共済病院(呉市)に運んで移植した1件を含んでいるとされ、病名は、腎がんとネフローゼが各6件、尿管がんが5件、尿管狭窄が2件など、されています(東京新聞3月19日付朝刊)。
この調査結果についての報道について紹介したいと思います。

まずはじめに注意しておくべきことは、この調査委員会の委員長は深尾立氏だということです。
深尾立氏は、脳死法案が成立する以前の昭和59年9月に日本初の脳死移植を強行し、脳死移植のドナーをあえて精神障害者を選ぶという、ヘルシンキ条約の精神に反することを平然と行いました。その挙句、その患者は入院せずに過ごせていたのに、移植させられて治ることなくずっと入院生活になり、膵臓の縫合不全とそれにまつわる炎症で、1年も経たないうちに患者を死亡させたという、大変ご立派な経歴の持ち主なのです(「和田秀樹公式HIDEKIWADA.COMマガジン」の「メルマガエッセイ139「万波誠医師と深尾立医師」」)。
当時、深尾氏は膵臓の移植の経験がないのに実施したことからしても、

「『治療でなく移植ありきの術式』どころか、『治療も移植の意思もなくただ、人体実験したいための手術』」

でした。こういう“人体実験医師”が調査委員長であることを念頭において、報道記事を読む必要があります。



1.この調査結果については、なぜか結論が各紙分かれています。

(1) 毎日新聞平成19年3月19日付1面

 「病気腎移植:「25件すべて問題」宇和島病院調査・専門委

 病気腎移植を検証する市立宇和島病院(愛媛県宇和島市)の調査・専門合同委員会が18日、同病院で開かれた。腎がん摘出を「腎臓の鮮度を優先した移植前提の手術だった」と批判するなど、同病院で行われた25件すべてについて問題点を指摘した。近く、報告書にまとめて日本移植学会などに提出する。……

 同病院では下部組織の専門委との兼任を含め調査委は9人で、外部委員が過半数を占める。この日は調査委員長の深尾立(かたし)・千葉労災病院長が記者会見。25件のうち、腎がんと尿管がんの治療として腎臓を摘出し移植に使った11件について「再発や転移の可能性がある」と強く批判した。……【野田武、加藤小夜】(以下、省略)

毎日新聞 2007年3月18日 23時03分 (最終更新時間 3月18日 23時25分)」


25件すべて問題視したのは毎日新聞だけでしたが、本当でしょうか? それに、調査委員会は、病腎の摘出手術と移植手術の両方の妥当性を検討したはずなのに、25件とは移植件数なのか、摘出件数なのかが良く分からない記事です。野田武記者と加藤小夜記者は、よく分からずに記事を書くことは止めるべきです。


(2) 読売新聞平成19年3月19日付1面

病気腎移植「ほぼ全例不適切」…宇和島病院が調査結果

 病気腎の移植問題で、愛媛県の市立宇和島病院の調査委員会は18日、宇和島徳洲会病院の万波誠医師(66)が在職中に実施した病気腎の摘出・移植について「移植はほぼ全例が不適切」との調査結果を発表した。……

 万波医師は同病院で93年以降、院内で移植用の病気腎摘出を20件実施。他県の病院で摘出された腎臓6個を含め、25件の移植をした。1件は広島県の呉共済病院へ運んで移植された。

 調査委員長の深尾立(かたし)・千葉労災病院長(日本移植学会前理事長)らは、この日の会見で、病名ごとに摘出・移植の適否の評価を説明した。移植例に対しては、腎臓がん、尿管がん患者から摘出した腎臓11個について「再発・転移の可能性がある」と指摘。腎膿瘍(のうよう)1件、後腹膜慢性炎症1件も「感染症が持ち込まれる恐れがある」と批判した。

 摘出については、ネフローゼ6件、腎動脈瘤(りゅう)2件、骨盤腎1件の腎臓は「不適切だった」と断言した。尿管狭さく2件の患者からの摘出は「容認される場合もある」とした。

 委員会は、特に腎臓がんの摘出手術について6件すべてが、手術の方法に問題があったと判断した。……(2007年3月19日1時2分 読売新聞)」


病気腎について、摘出20件、移植25件を実施したことは分かりますが、毎日新聞同様、「ほぼ全例不適切」とは本当でしょうか? この記事からすると、摘出20件中、15件不適切又は疑問視、2件容認ですし、移植25件中、13件について批判しているだけです。「ほぼ全例不適切」の記事になっていません。いい加減な記事です。


(3) TBSニュース(2007年03月19日01:52)

 「病気腎移植「大半は不適切」宇和島病院

 愛媛県の市立宇和島病院で万波 誠医師が実施した病気腎移植について、病院の調査委員会は18日、大半の移植は認められないとする見解を示しました。

 この委員会は、万波 誠医師が市立宇和島病院で実施した25件の病気腎移植を検証するために開いたものです。

 「腎ガンと尿管ガンを含めて、ガンを持っていた臓器を移植することは認められない」(市立宇和島病院調査委員会 深尾 立 委員長)

 委員会では、10件のガンの移植に関しては強く否定したのをはじめ、25件のうち22件は「不適切、または疑問がある」との見解を示しました。

 さらに、摘出に関しても9件が必要でなかったとしたほか、ガンの腎臓の摘出が、すべて患者の治療を前提としたものではなく、移植が目的だったと断定しました。

 これに対し、宇和島徳洲会病院の調査委員会は、摘出について「適切、または容認できる」などとし、対照的な判断を下しています。(19日01:52)」


この報道によると、移植件数25件のうち、22件は、「不適切、または疑問がある」としたようです。摘出件数は不明ですが、9件が妥当でないとしたようです。


(4) asahi.com(2007年03月19日01時19分)

病気腎移植、25件中23件不適切 宇和島病院調査委
2007年03月19日01時19分

 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠・泌尿器科部長(66)らによる「病気腎」移植問題で、万波医師が前勤務先の同市立宇和島病院で実施した移植25件の是非を検討してきた同病院の調査委員会は18日、尿管狭窄(きょうさく)の患者から腎臓を摘出、移植した2件を除く23件について、医学的に不適切だったとする結論をまとめた。……

 調査委はこの日、市立宇和島病院で下部組織の専門委員会との合同会議を開き、同病院で病気の腎臓が摘出された20件と、他病院から持ち込まれたケースを含む移植手術25件を対象に、症例ごとの適否を検討した。……

 この結果、調査委は摘出20件中10件について、「容認できない」と断定。移植25件のうち23件を「不適切」と結論づけた。」


朝日新聞によると、摘出件数20件、移植件数25件だったようです。結論としては、20件中10件は容認できないとし、移植25件中23件を「不適切」と結論しています。
しかし、この結論は、TBSニュースと異なりますTBSニュースは25件中22件を問題視したのですし、22件すべて「不適切」と断定したのではなく、「不適切、または疑問がある」としたのです。読売新聞でさえ、「不適切」と「手術の方式に問題があった」を分けているのに対して、朝日新聞は分ける気もないのです。


このように報道記事を検討してみると、各社異なるため、何件問題視したのか真実は不明です。なかでも、摘出件数・移植件数さえどうでもいいと思っている毎日新聞もあれば、「ほぼ全例不適切」という見出しだけ出しておけば済むと思っている読売新聞は、正確な事実を報道する気がないのです。




2.市立宇和島病院の調査委員会が公表した内容については、産経新聞平成19年3月19日付2面(ネット上の記事と紙面は異なるので紙面から引用)が参考になるので、これを引用しておきます。

 「「一部は標準的」宇和島病院調査委 万波氏の26例検証

 宇和島徳洲会病院の万波誠医師が平成16年3月まで勤務していた市立宇和島病院で実施した26例の病腎移植について、検証を進めていた同病院の調査委員会は18日、医院で行われた20例の病腎摘出のうち15例が不適切だったとの結論をまとめた。ただ、一部に摘出が標準的な治療となっている症例やそういった腎臓が死体腎移植で使われたこともあるとして、移植の適否については含みを残した。

 市立宇和島病院はこの日、万波医師が行った腎移植全般を検証する調査委員会と、病腎移植を個別に調査する専門委員会が合同で会議を開催した。

 調査委員会の深尾立(たかし)委員長(千葉労災病院院長)によると、ネフローゼ患者から摘出した6例についてはいずれも「内科医的治療を考えるべきで、摘出は不適切」との内容で委員らの見解が一致。尿管狭窄(きょうさく)1例についても「腎保存に努めるべきだ」との意見で合意したという。

 しかし、尿管がん4例の腎摘については「標準的な治療」とし、腎がん4例についても腎臓の全摘が国内では広く行われていることから、「患者が望んでいたのなら容認できる」との意見でまとまった。ただ、すべての腎がんの摘出術で、「移植を前提に摘出しており、がん治療を一義的に考えるべきだった」として、万波医師が実施した腎がんの摘出については否定的な見解を示した。

 また、病腎を移植に使用したことについても、症例ごとに見解が分かれた。腎がんや尿管がんなどの悪性疾患の腎臓を移植するのは「認められない」としたが、腎動脈瘤(りゅう)やネフローゼなどの場合は「死体腎移植や親族同士の生体間移植でも使われることがあるため、絶対にだめとはいえない」との見解。ただ、深尾委員長は「重度のネフローゼ患者から移植して、移植を受けた患者を危険に陥れた例もあった」と指摘した。」

*紙面では「26例」だが、ネット上では25例であり誤植と思われる。



(1) なぜか、どこの新聞社もふれておらず、この記事だけ触れている点を2点取り挙げておきます。まず1点

「尿管がん4例の腎摘については「標準的な治療」とし、腎がん4例についても腎臓の全摘が国内では広く行われていることから、「患者が望んでいたのなら容認できる」との意見でまとまった。」

としています。やっと、“人体実験医師”の深尾氏も「標準的な治療」が理解できたようです。産経新聞以外の報道機関は、だんまりを決め込んでいますが。
ただ、調査委員会の見解は妙です。「標準的な治療」なのですから、患者が望んでいたかどうかと無関係に、医学的に「容認できる」というのが論理的です。調査委員会はどうやら論理的な思考ができないようです。


もう1点。他の報道記事にはなく、この記事だけ明確に触れた点があります。

「腎動脈瘤(りゅう)やネフローゼなどの場合は「死体腎移植や親族同士の生体間移植でも使われることがあるため、絶対にだめとはいえない」との見解。」

やっと、“人体実験医師”の深尾氏も現実の腎臓移植の実態について理解できたようです。この点も、産経新聞以外の報道機関は、だんまりを決め込んでいます。


具体的な症例については、他の新聞社では次のように紹介しています。

 「調査委員長の深尾立(かたし)・千葉労災病院長(日本移植学会前理事長)らは、この日の会見で、病名ごとに摘出・移植の適否の評価を説明した。移植例に対しては、腎臓がん、尿管がん患者から摘出した腎臓11個について「再発・転移の可能性がある」と指摘。腎膿瘍(のうよう)1件、後腹膜慢性炎症1件も「感染症が持ち込まれる恐れがある」と批判した。
 摘出については、ネフローゼ6件、腎動脈瘤(りゅう)2件、骨盤腎1件の腎臓は「不適切だった」と断言した。尿管狭さく2件の患者からの摘出は「容認される場合もある」とした。
 委員会は、特に腎臓がんの摘出手術について6件すべてが、手術の方法に問題があったと判断した。」(2007年3月19日1時2分 読売新聞)



 「腎がん(5件)では、病変部が小さくても患者が望んでいたなどとして、摘出は容認できるとしたものの、「再発」や転移の可能性があり、移植には使うべきではないと判断した。尿管がん(5件)についても再発の可能性が高く、移植すべきではないと認定した。
 ネフローゼ症候群(6件)については「内科的治療を続けるべきだった」と指摘。腎動脈瘤(りゅう)や腎膿瘍(のうよう)など7件も腎臓を保存する治療法が可能だったなどとして、いずれも不適切と結論づけた。
 一方、尿管狭窄の2件は「狭くなった部分を広げる治療などが望ましく、否定的に考えるべきだ」としたうえで、患者の希望や年齢、症状などを考慮すれば摘出は否定できず、感染症がないと確認されれば移植が容認できるケースもある、と判断した。」(朝日新聞:2007年03月19日01時19分



 「25件のうち、腎がんと尿管がんの治療として腎臓を摘出し移植に使った11件について「再発や転移の可能性がある」と強く批判した。
 また、腎動脈瘤(りゅう)、ネフローゼ症候群など他の事例についても「他の治療法をとるべきだった」などと批判した。
 さらに腎がんのケースでは、動脈をしばってがん細胞が他の部分に移動することを防ぐ処置を最初にせず摘出にかかっている点を指摘。「移植を前提とした手術で、がん治療のための摘出をすべきだった」と断じた。
 一方、尿管がん患者の腎臓摘出については「適切」としたほか、腎がんについても「適当ではないが、患者が強く希望すれば摘出を容認できる場合もある」と判断。尿管狭さくでも「腎臓の保存に努めるべきだが、年齢や本人の希望によっては摘出してもいい」とした。【野田武、加藤小夜】」(3月18日23時14分配信 毎日新聞



これらの記事では、何について「適切」としたかさえ分からない記事もありますし、なぜ「適切」としたのかも分かりません。新聞記者が、万波医師や徳洲会グループに対して偏見に満ちた目で見ていることは記者会見での姿勢や報道の仕方で明白で、どんな医療であってもすべて否定したいという意図は分かります。

しかし、偏見を抱いていること自体不当ですが、いくら偏見があるとはいえ、現在行われている「標準的な医療」までも無視したような報道にはあまりにも問題があります。「全部摘出」が患者に身体的負担のかからない標準的医療であるのに、患者に多大な身体的負担のかかる「部分切除・自家移植」を「標準的な医療」と扱うような報道は、かえって患者やその家族に誤解を与え、死を招く結果になってしまいます。

新聞社や新聞記者(毎日新聞の野田武、加藤小夜)は、日本移植学会の言うことを書いただけだと言い逃れをして法的責任は免れ、不幸にも虚偽報道を信じて死亡しまって嘆く遺族に対してなんの責任も取ることはないのです。誤報を繰り返して反省をしないのが日本の報道機関ですが、ことは命に関わる問題なのですから、虚偽報道は止めるべきです。



(2) 深尾氏などの調査委員会による批判についても検討しておきます。まず、この記事には出ていませんが、

「腎がんのケースでは、動脈をしばってがん細胞が他の部分に移動することを防ぐ処置を最初にせず摘出にかかっている点を指摘。「移植を前提とした手術で、がん治療のための摘出をすべきだった」と断じた。」(毎日新聞3月19日付朝刊


これは、すでにこのブログのコメント欄で触れて頂いているとおり、現在の医療現場では、血液が流れているままの手術方法が盛んに行われているのであって、深尾氏は40年前の古い医学的知識に基づいて批判しているのです。深尾氏の批判は根拠がないというべきです。

万波誠医師も、愛媛新聞社の取材に対し次のように答えています。

 「腎がん摘出の手術方式で「動脈を最初に縛らなかったのは移植前提」とする調査委の指摘について万波医師は「ドナー(臓器提供者)には事前に移植に使う了解を得ているので、移植に適した方法を取るのは当然」と説明。「腫瘍(しゅよう)が四センチ以下と小さい場合、最初に縛るのと、臓器や血管をはく離した後に縛るのとでは結果はほとんど同じ」と米国の医学論文を根拠に正当性を訴えた。」(愛媛新聞(2007年03月19日(月)付):「患者を危険に陥れた」 市立病院調査委「是非」明確に指摘 遺族「不要な手術とは…」

主として治療目的であるとしても、手術前に、治療に関する同意のほかに、捨てる臓器とはいえ、移植に使うことにつき同意を得ることは妥当なことです。そうなると、手術前に同意を得た以上、治療としての摘出をしつつ、移植に適した方法をとっても、ドナーとなった患者に不当に不利益を与えたことにはなりません

治療目的と移植目的の両者の目的について、同意を得て治療目的と移植目的に適した術式を実施したのですから、論理的に言って、移植目的のみで術式をしたことになりませんなぜ、移植目的のみで術式をしたと批判できるのか、非難する方が論理的に破綻していて、批判は妥当ではありません。

このように、患者の利益にも反しませんし、医学上も妥当であって問題ないのです。

しかし、毎日新聞の野田武記者は、

「動脈をしばって血流を止め、がん細胞が流出しないようにする処置を後回しにしていたことを問題視しており、一連の病気腎移植が本質的に「移植ありき」で進められていたことを示すものといえる。血流が止まると腎臓の鮮度が落ちるため、移植を前提としてレシピエント(移植を受ける患者)への生着しやすさを考えると、万波誠医師らの取った方法は合理的と言えるからだ。」

などと、論理破綻した論理を展開していますが、“人体実験医師”である深尾氏の言い分を鵜呑みにしないで、よく考えて欲しいものです。

深尾氏は、

「『治療でなく移植ありきの術式』どころか、『治療も移植の意思もなくただ、人体実験したいための手術』」

を実施した人物ですから、自分の医療態度からすれば、治療か人体実験かのいずれかしか考えられず、治療目的と移植目的の両者を満たす術式なんて考えられないのは、当然でしょうが。




3.最近、患者団体会長が病腎移植問題について私見を述べています(「報道特集」でも同じことを述べていました)。

 「病腎移植問題 患者団体会長が私見  条件さえ整えば容認 善意生かす仕組みを

 宇和島徳洲会病院(愛媛県宇和島市)の万波誠医師らによる病気腎移植問題で、日本移植者協議会の鈴木正矩(まさのり)会長(64)=写真=は産経新聞社の取材に「病気移植は条件さえ整えば容認できるのでは」との考えを語った。臓器移植に関連する学会は今月末にも病気移植を原則禁止する方向とされるが、「早々に結論を出さないでほしい」と訴えている。

 同協議会は臓器移植を受けた患者や待機患者で作るNPO法人で、移植の活性化のため、臓器移植法の改正に向けた要望活動を続けてきた団体の一つ。

 鈴木さんは、協議会としての総意ではなく、あくまで個人の見解として、病気移植問題についての見解を語った。万波医師らが行った移植については「患者へのインフォームドコンセント(十分な説明と同意)の証拠がなく、移植患者への分配が不透明で、否である」と明確に批判。

 しかし「病腎を摘出されるドナー患者と病腎をもらう移植患者の双方のインフォームドコンセントがあり、病腎分配の公平性が担保される仕組みができるならば、生体献腎移植という形で病腎移植は容認できる」とし、病腎であっても移植への活用の道を探ってほしいとの考えを示した。

 鈴木さんは昭和58年、41歳のとき腎不全に陥り、人工透析の生活を余儀なくされた。透析の影響で運動神経が麻痺(まひ)して、腎臓移植でしか治る方法はないとされたが、父はすでに他界し、兄弟はなく、母とは血液型が合わず生体移植ができなかった。

 国内で移植を待っても移植前に亡くなる確率が高いといわれ、翌年に渡米。1年後、米国人の脳死者から腎臓をもらい移植を受けた。

 鈴木さんは「日本の患者を救うには、やはり日本での臓器提供を増やす努力をすべきだ。そのために家族の同意だけで臓器提供できるように臓器移植法を改正する必要があるし、たった一つの病腎であっても、その善意を生かす仕組みを検討してほしい」と訴えた。」(産経新聞平成19年3月19日付朝刊2面)



 「日本移植者協議会の鈴木正矩(まさのり)会長(64)……は産経新聞社の取材に「病気移植は条件さえ整えば容認できるのでは」との考えを語った。臓器移植に関連する学会は今月末にも病気移植を原則禁止する方向とされるが、「早々に結論を出さないでほしい」と訴えている。」


患者団体会長は、病腎移植を認めることを希望しているのに、世界の医療では、病気腎移植を実施していて、患者のためさらに拡大しようとしているのに、日本移植学会は、患者の意思を無視して病気腎移植の道を否定するのです。日本移植学会(特に大島氏、深尾氏)が、患者のために存在していないことは明白であるように思えます。

テーマ:社会ニュース - ジャンル:ニュース

コメント
この記事へのコメント
22日付讀売新聞社説など
春霞さま。こんにちは。

報道全体のポイントを的確にまとめてご提示下さり、たいへんありがとうございます。

>万波誠医師も、愛媛新聞社の取材に対し次のように答えています。
> 「腎がん摘出の手術方式で「動脈を最初に縛らなかったのは移植前提」とする調査委の指摘について万波医師は「ドナー(臓器提供者)には事前に移植に使う了解を得ているので、移植に適した方法を取るのは当然」と説明。「腫瘍(しゅよう)が四センチ以下と小さい場合、最初に縛るのと、臓器や血管をはく離した後に縛るのとでは結果はほとんど同じ」と米国の医学論文を根拠に正当性を訴えた。」(愛媛新聞(2007年03月19日(月)付):「患者を危険に陥れた」 市立病院調査委「是非」明確に指摘 遺族「不要な手術とは…」)

>主として治療目的であるとしても、手術前に、治療に関する同意のほかに、捨てる臓器とはいえ、移植に使うことにつき同意を得ることは妥当なことです。そうなると、手術前に同意を得た以上、治療としての摘出をしつつ、移植に適した方法をとっても、ドナーとなった患者に不当に不利益を与えたことにはなりません。

まさにその通りで、「まず移植ありき」などというキャッチーな文言で煽っていますが、もしこれら万波医師の処置が問題になるとしたら、それは、

1)腎臓を移植用に摘出する処置が、捨てるために摘出する処置に比べて、何らかの余計な負担をドナー側に強いないかどうか、

2)摘出した腎臓を他者に与えることに、ドナー側が事前に承認していたかどうか、

の2点がクリアできていない場合です。

(1)については、先のコメントに書きましたように、万波医師側ができていなかった、という調査委員会の判断は明らかなミスリードでした。また報道によっては、「通常の移植用生体腎摘出のときに使う利尿剤を用いた」と非難する文言もありましたが、これについても、(第2点と論点が重複しますが)事前に腎臓提供の同意をドナー側から得ているならば、大事なポイントはその処置がドナー側に与える負担の有無のみであるはずで、身体的負担が特に増える措置でないのなら、それを行うかどうかは全く医師の判断に委ねられるべきでしょう。(これについては、どなたか詳しい方に解説していただきたいところです。)

(2)については、少なくとも報道されている限りにおいて、摘出した腎臓が移植に使える条件などについての説明も含めて、医師側からきちんとした説明がなされ、ドナー側から承認を明言されていない例はないように記憶しています。

もし移植用腎臓の摘出方法に問題があると主張するのであれば、その者はこれら2点について証明の義務があることでしょう。

ところで、3月22日付讀売新聞が、社説でこの問題を採り上げましたが、

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20070321ig91.htm

これがもう、讀売新聞の不見識をさらに上塗りするような杜撰な内容です。もっとも問題なのは、以下の文面です。

「 市立宇和島病院の事例では、再発・転移の可能性がある腎臓がんや尿管がんの患者の腎臓を移植に使っていた。内科治療すべきネフローゼ患者から両方の腎臓を取り出した例もあった。移植後は感染症に弱くなるのに、B型肝炎や梅毒に感染した患者の腎臓を移植していた。」

少なくとも、春霞さんが引用しておられる同じ讀売新聞の19日付記事を見る限りでは、感染症云々というのは、

「腎膿瘍(のうよう)1件、後腹膜慢性炎症1件も「感染症が持ち込まれる恐れがある」と批判した。」

という記述があるのみで、「B型肝炎や梅毒に感染した患者の腎臓」が調査委員会で問題視された様子は窺えません。それもそのはずで、この「B型肝炎」「梅毒」云々は、先にこのブログ(07年2月18日付)でも問題とされた通り、讀売新聞が過去に犯した誤報をそのままに繰り返しているだけのものです。
讀売新聞社説が許し難いのは、この件については徳洲会より既に正式な反論、および謝罪の要求を内容証明で受けておきながら、どうやら徳洲会側に謝罪はおろか、弁明、説明の文書も送ることなく完全に黙殺した上で、先の誤報をもう一度繰り返している点です。

http://www.tokushukai.jp/media/rt/558di.html

とくに「梅毒」感染歴については、結果として、患者さんのプライヴァシーと人権について虚偽の報道をすることで著しく名誉を傷つけている訳ですから、讀売新聞には全く弁解の余地がありません。

この件については、万波医師、問題とされた患者さん、さらに前回謝罪要求を突きつけた徳洲会のみならず、本来ならば宇和島市民病院、および当の調査委員会すら、讀売新聞に対し謝罪と訂正を要求するべきであると考えられます。

さらにもう一点、

「 倫理・手続き面にも問題がある。移植患者は公平を期すため、公的なコーディネーターが選ぶべきなのに、万波医師が独断で選んでいた。」

との記述は、まるで臓器移植の分配は公に定められたコーディネーターによって全て行われることが法律で定められているかのような言い分ですが、そもそも移植コーディネーター(「公的なコーディネーター」とはこの方々のことを言うのでしょう)が関与する臓器移植ネットワークは、任意団体でしかなく、移植を行う医師が全てそこに参加することを強制されている訳ではありません。(現に現在の万波医師はネットワークに参加していないことが、どこかの報道に記されていました。)そのうえ、当ブログ07年2月3日付エントリへの拙コメントでで記した通り、現在のネットワークが公平なコーディネートをしていると断言できる体制にあるとはとても信じ難いというのが私の本音ですし、実はかの大島伸一御大が、ネットワークの主張する「公平性」にこだわることが、移植医療の進展を阻害している、という趣旨の発言を厚労省の審議会「腎臓移植に関する作業班」でしているんですね(^^)。以下にそれらを二つばかり引用します。

http://www-bm.mhlw.go.jp/shingi/2006/03/txt/s0301-1.txt

「我々がよく議論してるのは、Aという病院で臓器が出た場合、1つの腎臓は提供した病院に優先的に使う権利を与えるというやり方をすると、その病院が頑張って提供に努力をする。それが日本全国に広がれば、全体としては大きな底上げになるのではないか。しかし患者は自分で病院を選ぶのではなくて、この病院でやってもらいますということになるので、患者の権利が狭められるかもしれない。けれども移植のチャンスは広がる可能性が高い。そういう考え方もあるんですね。
 こういう事を移植医が言うと一時、社会からぼろくそにたたかれたんですが、「あなた方は患者のためだと言ってるけど、自分たちが移植をやりたいだけの話だ、自分のやりたいことをやろうとするために患者を利用してるだけじゃないか」という言い方で社会からたたかれた。当時は患者団体も社会のそういった考え方と一緒になって移植医をたたいたことがあって、そういうことを言うのはタブー視されてるんですね。
 世界で最も臓器提供の多いスペインでは、臓器提供に努力をした病院、移植医はまず最初に臓器を使う権利があるというシステムをつくり上げて、世界で最も多い臓器提供数を誇ってるという状況があるのも事実なんですね。このような考え方をどう考えたらいいんだろうかというのが1点です。」

「愛知県でワンキープ、ワンシェア(死体腎が出たときに、両腎のうち一つは摘出した病院に優先権があり、もう一つを外の病院に渡す、という分配方法:引用者注)をやってた時には、年間60腎を出してたという実績が事実としてあるわけです。ネットワークが発足した時に、愛知県方式を日本中に広げるべきだ、広げることによって臓器提供はふえるという主張を私はしたんですが、圧倒的に少数で、あなたは何を考えてるのかとマスコミからも社会からも袋たたきにあった。移植医が自分たちがやりたいために患者を利用しようとしてるんだと言われて、患者側も露骨にそういう言い方をしましたね。そのためにそれが実現できなくて、愛知県はポシャッてしまった。
 大阪もワンキープ、ワンシェアだったんですね。大阪も患者団体からぼろくそにやられて、やられた結果、その方式がとれなくなって、愛知県と大阪が全国で1番、2番という腎臓提供だったんですが、両方ともだめになっちゃったという経緯があるというのも事実です。」

さらにさらに、ここから先は妄想の世界と受けとっていただいてかまいませんし、もし関係する方で気分を害される方がいらしたら、ただちに訂正・撤回することにやぶさかではありませんが、

先18日のTBS「報道特集」では、某地方患者会の代表である方が、2月19日に脳死移植による腎臓供給のレシピエント候補となり、呼ばれたけれども結局他の方に腎臓が提供された、という件が報道されていました。この一件がどうも気になるのは、レシピエント候補となられた方が患者会代表として発言力のある方であり、かつ病気腎移植賛成派の一人として2月18日に宇和島市で開かれた病気腎移植推進のための決起集会に参加した、その翌日にレシピエント候補として臓器移植ネットワークから声をかけられた、ということです。もちろん登録されている個々の患者さんや提供される臓器の状態など、様々な条件が絡み合った末の結果だとは思いますが、あまりのタイミングのよさに、なにやらネットワーク側で政治的な判断が働いたようにも、傍からはみえてしまいます。

これもひとえに、順番待ちのリストを公表しない現在の臓器移植ネットワークが、公平性という問題においてフェアであるとはみなせないために起こる疑いです。そうしたネットワークに依存しないと判断するのも、医師としては一つの選択肢であり、その選択が法的に問題を引き起こす訳でもない以上、讀売新聞の非難は全くの的外れでしかありません。

また、同社説には、

「手術後の患者のフォローも十分ではない。今後は病院が責任を持って、患者の経過を診ていかねばならない。」

との一言もありましたが、これはいったい何を根拠としているんでしょう。移植の成功・不成功というのは、1回の手術のみで決まるものではなく、術前・術後のフォローがあってこそです。万波医師が病気腎移植においても生着率において全国平均と遜色ないスコアを叩き出しているとしたら、そのこと自体が十分なフォローをしていることの証明ですし(データも取らず、フォローもせずでそんなスコアが出せるなら、万波医師は「神の手」どころか「神」そのものでしょう)、実際に宇和島市民病院から徳洲会に移っても、病気腎に限らず、宇和島時代に移植した患者さんの診察をずっと続けていることは、ブログ「万波誠医師を支援します-hiroyuki:イザ!」(すいません、すでにURL引用数超過と思われますのでタイトルのみ紹介します)にも記されている通りでしょう。(「病院が責任を持って診ていかねばならない」とは、そうした患者さんたちに「徳洲会ではなく宇和島市民病院に戻れ」といっているのでしょうか?)このようなことを具体的な調査もなしで得々と述べる讀売新聞の体質には呆れるばかりです。

(3月23日0時55分補筆しました。)
2007/03/22 Thu 19:22:50
URL | 語学教師 #va74bd7o[ 編集 ]
読売社説
こんにちは。初めて書き込みさせていただきます。
私も病気腎移植の件を秋から眺めてまいりました。(個人的には病気腎という呼称じたい気に入りませんが)。
宇和島徳洲会の調査委員会は議論の過程を公開しましたが、厚労省の調査班も他の病院もすべてこれに倣えばよろしいと思っています。
さて紙面未確認なのですが、読売新聞22日付社説ネット版が病気腎移植について書いていました。

[病気腎移植]「厳格なルールづくりが急務だ」
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20070321ig91.htm

これまでに垂れ流されてきた誤報・虚報・事実誤認・解釈不備のたぐいを訂正も削除もせず列挙満載したうえ論調の軌道修正を前面に出しはじめた悪質なものだと思います。
特に虚報満載の中段部分に何のエクスキューズも付けていないのがきわめて悪質です。
虚報のうえに聞こえの良い論調を練り込んで鋳型にはめてしまう、こういった論説が定着してしまうと、あとから事実を正常に伝えようとする者は結論部分に賛意を示しつつ前提条件の訂正にかからねばなりません。すると「お前はこの結論に反対するのか。賛成か、賛成ならなぜ前提を否定するのだ二枚舌め」、という声が当然上がるでしょう。これをやられると一般読者はもはや事実確認すらできなくなる。
国民の知る権利が彼らにとって都合の良い時に唱える題目にすぎないことを露呈してしまっています。

もはやこちらのサイトでは指摘するまでもないことですが、かつて読売・大島ラインは全否定の路線だったような気がします。
過去のエントリーで指摘されていたように、東京新聞のインタビュー記事で大島氏は「原則禁止と言ったことはない」「マスコミが勝手に踊っているだけ」等々、人を小馬鹿にしたとぼけ方をかましたほどですから、今後「否定した覚えはない」ぐらいは言うでしょう。
その場合、個々の事例について個別に否定してきただけで全否定したことはない、と言い出すのではないでしょうか。彼自身が病気腎移植を行った過去を持っていますし。
ガイドラインなしで下手糞に手出しをされてはかなわんのでなにか指針は必要でしょうし、高度な技術を必要としますので年間2000という廃棄病腎のうちどれほど有効に使えるか分かりませんが、それがたとえ500でも現状の年間移植件数に対して5割増。脳死腎移植の増加を待ちつつ説得運動による献腎数増加とも併せれば、助かる人の数が桁違いに増えるのですからいつまでも禁止などとけちくさい事を言っている場合ではない。いくら大島氏でもそこらへんの理屈だけは理解できているはずです(大甘でしょうか)。
もっとも大島氏は11月上旬の時点で本件について「医学、倫理的な手続きを踏まえた上で臨床試験として実施すべき内容(だから今回のはまるで人体実験で認められない)」だと言っていたようですので、ここはご発言どおり、この先「原則禁止」したとしても学会の責任で大規模な臨床試験を行ってもらわなくては困りますね。その時どこの誰にやり方を教わるのか知りませんが。

健常者かつ腎不全予備軍としてこの問題には注視しています。
乱文失礼いたしました。
2007/03/22 Thu 19:39:07
URL | 東雲 #5pt6HCyg[ 編集 ]
トラックバックありがとうございます。
私はF氏を、思わず中国で医学のためといいながら、人体実験をした731部隊のことを思い出してしまいました。
まさか参加は、してないと思いますけど、戻ってきて、その後の医学界を指導した医師達の亡霊を引きずっているよな気がしてなりません。
しょせん彼らにとっては、患者が苦しもうとどうでもいいののです。
患者=マルタなんですから、成果さえ上がれば良くて、自分の成果に泥を塗るような人間がいれば、即座に排除です。
よく調べれば多分繋がると思いますね。
2007/03/23 Fri 01:39:36
URL | ほっちゃれ #-[ 編集 ]
藤田先生からの情報によると移植学会の理事長が、アメリカの学会報告を中止するように手紙を出したそうです。

学会に参加しないって、あんなに批判していて、いざ発表することになったら今度は、妨害です。
そんな学会に、はいっても万波医師が無だと思うのは当然のことのように思います。
2007/03/23 Fri 15:59:10
URL | ほっちゃれ #-[ 編集 ]
>語学教師さん
コメントありがとうございます。お返事が遅れてすみません。


>通常の移植用生体腎摘出のときに使う利尿剤を用いた」と非難する文言
>身体的負担が特に増える措置でないのなら、それを行うかどうかは全く
>医師の判断に委ねられるべき

そうですね。利尿剤の使用が患者にとって負担がかかるのかどうかです。でも、利尿剤を大量に使用したというのならともかく、通常、負担になるような薬剤ではないので、患者にとって負担になるとは思えませんけど。


>3月22日付讀売新聞が、社説でこの問題を採り上げましたが、
>これがもう、讀売新聞の不見識をさらに上塗りするような杜撰な内容

検証ありがとうございます。この社説はあまりにも酷すぎです。読んでいて頭にきました。


>「梅毒」感染歴については、結果として、患者さんのプライヴァシーと
>人権について虚偽の報道をすることで著しく名誉を傷つけている

読売新聞にとっては、プライバシーなんかどうでもいいようです。移植学会派遣の医師が漏らしたんでしょうけど、移植学会の医師も読売新聞も、こういう診療記録に対する意識があまりにも無頓着です。

患者の中には、診療記録は長期間保存しておくべきという主張があります。しかし、診療情報を長期間医療機関に残しておくと、今回のように調査目的を名目として診療情報を新聞社に漏洩することも生じるわけです。本当に、長期間保存しておくことはよいことなのだろうかと、思いました。


>実はかの大島伸一御大が、ネットワークの主張する「公平性」にこだわる
>ことが、移植医療の進展を阻害している、という趣旨の発言を厚労省の
>審議会「腎臓移植に関する作業班」でしているんですね(^^)。
>愛知県方式を日本中に広げるべきだ、広げることによって臓器提供は
>ふえるという主張を私はしたんですが

ありゃ? またですか!(苦笑) 大島氏は「病腎移植はダメ」と言っていたのに、実は、昔、病腎移植を許可したことがあったり。大島氏や日本移植学会の幹部は時と場所が異なると、したり言ったりすることが正反対になってしまいます。矛盾した言動に対して、なんの反省もないのが、日本移植学会の態度のようです。


>順番待ちのリストを公表しない現在の臓器移植ネットワークが、公平性と
>いう問題においてフェアであるとはみなせないために起こる疑い

移植を受けるまで10年以上、つい最近の脳死者からの移植では、29年待ちだった人が移植を受けたそうです。長すぎです。これでは、臓器移植ネットワークは、実質的に機能していないのです。なんとかしようとは思わないんでしょうか、日本移植学会の幹部は。
2007/03/24 Sat 01:13:47
URL | 春霞 #Gu2JBjds[ 編集 ]
>東雲 さん
はじめまして、コメントありがとうございます。お返事が遅れてすみません。


>読売新聞22日付社説
>垂れ流されてきた誤報・虚報・事実誤認・解釈不備のたぐいを訂正も
>削除もせず列挙満載したうえ論調の軌道修正を前面に出しはじめた悪質
>なものだと思います。

仰るとおりです。この社説は酷すぎです。ここまで虚偽だと、読売新聞を見ている医療関係者も、呆れているのではないでしょうか。


>彼自身が病気腎移植を行った過去を持っていますし

これがバレてしまったため、病気腎移植は全部否定できなくなってしまいました。やれやれという思いがします。


>高度な技術を必要としますので年間2000という廃棄病腎のうちどれほど
>有効に使えるか分かりませんが

そうかもしれませんね。万波医師並みの技量を持った医師が多数いるのであれば、2000個を有効に使えるのでしょうけど、日本にはどれほどいるのでしょうか……。いわゆる「瀬戸内グループ」支援のサイトにコメントを寄せる医師は大丈夫そうですが。


>この先「原則禁止」したとしても学会の責任で大規模な臨床試験を行って
>もらわなくては困りますね。
>その時どこの誰にやり方を教わるのか知りませんが。

日本移植学会主導で、病気腎移植を実施されるとコワイです。技量もないのに実施することは、それこそ移植の実施によって死者が続出しかねません。
2007/03/24 Sat 01:20:26
URL | 春霞 #Gu2JBjds[ 編集 ]
>ほっちゃれ さん:2007/03/24(土) 01:13:47・15:59:10へのお返事
コメントとTBありがとうございます。


>彼らにとっては、患者が苦しもうとどうでもいい

人体実験を行った自分に置き換えてしまうのか、すぐに万波医師らを「移植ありき」と批判するんですよね。結局、ドナー不足の現状を放置したまま……。


>藤田先生からの情報によると移植学会の理事長が、アメリカの学会報告
>を中止するように手紙を出したそうです。
>いざ発表することになったら今度は、妨害です。

まったく呆れますね。学会での発表は、学問研究発表の自由(憲法23条)の1つであるのに妨害するのですから、人権尊重なんてどうでもいいようです。
マスコミも、日本移植学会の妨害行為を非難することはないのでしょうから、マスコミの人権尊重の主張もいい加減なものです。

世界の本物の移植医に判断してもらうことは、本当に客観的な判断になることなので、非常に妥当なはず……。本当に客観的な判断がなされると困るから妨害するのでしょうけど(苦笑)
2007/03/24 Sat 01:24:02
URL | 春霞 #Gu2JBjds[ 編集 ]
反対する人たち
こんにちは

春霞さんのブログは、
病腎移植を支持したいと思う我々はとても参考にしています。

ところで、本日のFNNニュースで、万波医師のアメリカ移植学会で発表を日本の学会にて中止されたとのニュースがありました。

酷いですね。

私に出来ることは今まで読売や朝日などのマスコミに抗議の電話をすることぐらいしかないと思っていました。 

でも 大島伸一さんに、直接手紙を書こうと思います。 


もし、このブログをご覧になられた方、 良ければ、抗議の手紙を送ってください。  

皆さんの病気腎移植に対する思いが学会の先生方に伝わればと思っています。 

大島伸一

国立長寿医療センター 


〒474-8511 愛知県大府市森岡町源吾36の3


TEL (0562)46-2311

2007/03/24 Sat 18:17:28
URL | 遠藤曜子 #8iCOsRG2[ 編集 ]
残念です
春霞様 遠藤様
知りませんでした。これですね
http://www.fnn-news.com/headlines/CONN00107577.html
他でも述べましたが、言葉が見つかりません。
学会の方への苦情は
pmcfadden@ahint.com
です。ホームページは
http://www.atcmeeting.org/
です。
何かが狂い始めています。
2007/03/24 Sat 19:48:55
URL | Canon #yYfDAmAg[ 編集 ]
>遠藤曜子さん
はじめまして、コメントありがとうございます。


>春霞さんのブログは、
>病腎移植を支持したいと思う我々はとても参考にしています。

ありがとうございます。参考にして頂いていると聞いて、大変光栄に思います。


>万波医師のアメリカ移植学会で発表を日本の学会にて中止されたとの
>ニュースがありました。
>酷いですね。

全く酷い話です。
日本移植学会は、あれほど公表しろと言っていたのに、公表させないように妨害するのですから、どうかしているとしか思えません。
情報公開して、世界の移植医に判断してもらったら、最も正確な判断となったのに。
2007/03/25 Sun 23:42:35
URL | 春霞 #Gu2JBjds[ 編集 ]
>Canonさん
コメントありがとうございます。


>知りませんでした。これですね
>http://www.fnn-news.com/headlines/CONN00107577.html

情報ありがとうございます。具体的なHPアドレスを示して頂いたので、エントリー中で引用させて頂きました。


>他でも述べましたが、言葉が見つかりません。

日本移植学会は、妨害工作までするのですから、どうかしているとしか思えません。
2007/03/25 Sun 23:47:13
URL | 春霞 #Gu2JBjds[ 編集 ]
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押し売り新聞だって、カルテはなくても病理記録があって、症例が説明されたの聞いていたはずだ。記事が売れたら、なんでもいいのか?じゃあ日本中の病院が5年たってもカルテ捨ててないってことなのか?調査を妨害するためにカルテを捨ててた訳じゃないのに、わざと関連づけ
2007/03/22(木) 23:29:48 | 地獄への道は善意で舗装されている
しかし、学会に参加しないと批判していて、学会で発表しようとすることを妨害するなんて、日本の学界に高い費用払って万波先生が参加したくないはずだ。学会に参加している普通の勤務医っているのかなあ。協賛金やらなんやらやたら金かかるって聞いたことがある。給料だけじ
2007/03/24(土) 12:53:06 | 地獄への道は善意で舗装されている
今からでも短時間で効率よく勉強する方法を身につけて欲しい。受験の神様と呼ばれ延べ50万人以上の受験生を合格へと導いた経験を持つすごい人です。
2009/01/09(金) 20:33:21 | いんふぉーる
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