FC2ブログ
Because It's There
主に社会問題について法律的に考えてみる。など。
01« 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28.»03
スポンサーサイト 
--/--/-- [--] --:--:-- » E d i t
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 *  TB: --  *  CM: --  * top △ 
2010/09/01 [Wed] 00:21:01 » E d i t
民主党代表選に関して、菅総理大臣と民主党の小沢前幹事長による「対決回避」に向けた会談が平成22年8月31日、行われましたが、物別れに終わりました。その結果、9月1日告示の民主党代表選は再選を目指す菅直人首相と小沢一郎前幹事長の一騎打ちの構図となりました。


1.菅直人氏は平成22年8月30日、鳩山由紀夫前首相と会談し、小沢一郎前幹事長との「トロイカ体制」の重視と挙党態勢の確立要求を受け入れていました。しかし、菅直人氏は、31日に至り、一方的に、「トロイカ体制」の重視と挙党態勢の確立要求を破棄してしまったのです。

(1) 時事通信(2010/08/31-19:30)

小沢氏支持重ねて表明=対決回避できず「残念」-鳩山氏

 民主党の鳩山由紀夫前首相は31日午後、党代表選への対応について「選挙になれば前から申し上げている通りだ」と述べ、小沢一郎前幹事長を支持する考えを重ねて明らかにした。衆院議員会館で記者団の質問に答えた。
 鳩山氏の仲介にもかかわらず、菅直人首相と小沢氏の対決を回避できなかったことに関しては、「昨夜(30日夜)は、いわゆる挙党態勢で一時的に首相の理解をいただいたので、その方向で収束できるかと期待したが、一夜明けて必ずしもそのような状況にならなかった。残念な思いだ」と語った。その上で、「結果が出たら、党内の結束がさらに高まるような状況をつくりあげていきたい」と強調した。 (2010/08/31-19:30)」



(2) ところが、鳩山氏が、「昨夜(30日夜)は、いわゆる挙党態勢で一時的に首相の理解をいただいたので、その方向で収束できるかと期待したが、一夜明けて必ずしもそのような状況にならなかった。残念な思いだ」と語っているように、菅直人氏は、約束を一方的に一夜で破棄してしまったのです。

何の約束もなしに――当然、「小沢外し」のまま――小沢一郎氏と会談したのですから、「物別れ」に終わるのは当然
でした。

「トロイカ体制」の重視と挙党態勢の確立要求を約束した、「8月30日の菅・鳩山会談は、何だったのでしょうか。菅直人氏にとっては、鳩山氏との約束は、一夜で破棄してしまうほど軽いものなのでしょうか。「トロイカ体制」の重視と挙党態勢の確立要求を破棄し、何の約束もなしに、一体、何のために菅直人氏は小沢一郎氏と会談したのでしょうか。鳩山氏及び鳩山氏のグループは、馬鹿にされた気分になったはずです。

何度も触れているのように、菅直人氏は、株安円高対策が必要とされていたのに無為無策のままであったように、無知無能で無為無策の人物です。ですから、「トロイカ体制」の重視と挙党態勢の確立要求の受入れは、菅直人氏自身は容易だったのです。しかし、前原氏、枝野氏、野田氏、岡田氏という「4人組」が、菅直人氏を焚き付け、「トロイカ体制」の重視と挙党態勢の確立要求を破棄させてしまった、というのが真相でしょう。

もし、小沢一郎氏が代表に選ばれた場合には、菅直人側に投票した議員はすべて当然ながら干されることは必至です。当然、前原氏、枝野氏、野田氏、岡田氏、仙谷氏は、閣僚や党の役職から外され、菅直人氏は事実上の閑職扱いになるでしょう。もし、3年後まで小沢氏が代表であった場合には、前原氏、枝野氏、野田氏、岡田氏、仙谷氏は、衆議院選挙の際には公認を得られず、政治生命が終わってしまうかもしれません。



2.小沢一郎氏及び菅直人氏の記者会見を引用しておきます。

(1) 時事通信(2010/08/31-20:52)

表情変えずきっぱり出馬宣言=「今後も協力」、対決姿勢も-会談決裂後に小沢氏

 「正々と代表選に臨みたい」。民主党代表選告示を翌日に控えた31日夕。小沢一郎前幹事長は表情を変えず、きっぱり出馬を宣言した。トロイカ体制復帰を目指し、鳩山由紀夫前首相が仲介した菅直人首相との会談は決裂。党分裂につながりかねない決断に、小沢氏は「今後も力を合わせる」としたが、菅首相への対決姿勢ものぞかせた。
 午後5時すぎ、直接会談の場となった東京・永田町の民主党本部。菅首相は思案するような表情のままエレベーターに。約10分後に現れた小沢氏は、笑顔で党関係者らにあいさつし後を追った。
 会談後、5階の会見場に現れた小沢氏はいつも通りの仏頂面。菅氏から「今後も協力してほしいと言われた」とし、「協力しないとは内閣成立以来一度も言ったことはない。今後ともいかなる場合でも力を合わせ頑張りましょうと終えてきたところだ」と淡々と会談内容を話した。
 一方で、「密室との批判を受けかねないから(会談を)やめたいとの話もあった」「挙党一致体制はとるべきではないという話のようだった」と、「脱小沢」路線を進めてきた菅首相を批判する口ぶりも。
 鳩山前首相らの仲介尽力に触れつつも、出馬に踏み切った理由は明確に語らないまま。首相を選ぶことになる代表選だが、政策や主張などについては「あすの会見で」と述べるにとどめ、質疑応答も受けず約10分で打ち切った。
 会見場には、側近とされる松木謙公氏や谷亮子氏ら小沢氏を支持する議員二十数人が集合。言葉を選びつつ終始硬い表情の小沢氏だったが、松木氏らとは満面に笑みを浮かべて握手を交わし、党本部を後にした。(2010/08/31-20:52)」



(2) 時事通信(2010/08/31-20:14)

消費増税、争点化の意向=菅首相「大いに議論を」-民主党代表選

 菅直人首相は31日夕、東京・永田町の憲政記念館で記者会見し、民主党代表選への出馬を正式表明した。選挙戦で訴える政策に関して、首相は「社会保障の在り方と、その財源としての消費税の在り方は大いに議論していくことが必要だ」と述べ、参院選で掲げた消費税率引き上げを争点に据える意向を明らかにした。具体的な政策は9月1日に公表する考えを示した。
 首相は「日本を立て直す上で、経済成長、財政健全化、社会保障の強化を好循環になるような形で進めていくことが必要だ」と指摘。また、「今の日本が縦割りの『霞が関』の中で、やるべきことがやれていない。日本の行政の在り方、政治の在り方を根本から変えていくことがわたしに課せられた使命だ」として、抜本的な行政改革に取り組む決意を示した。 
 また、政治を志した原点はロッキード事件に対する憤りだったとした上で、「政治の生い立ちという意味では、小沢一郎前幹事長とわたしとはかなり違ったところからスタートした。そういった意味で、政治とカネの問題で混乱したり左右されたりすることがないような政治をぜひつくっていきたい」と語った。(2010/08/31-20:14)」



菅直人氏は、「参院選で掲げた消費税率引き上げを争点に据える意向を明らか」しています。

そうすると、予想通り、(1)「国民の生活が第一」への回帰・公約維持か(小沢)、公約を踏みにじり、財政健全化に名を借りた「大増税時代の到来」か(菅)、(2)対等な同盟志向か(小沢)、米国従属の維持か(菅)という違いが出てくるように予想されます(「小沢氏、代表選への出馬を表明~「国民の生活が第一」への回帰か(小沢)、公約を無視した「大増税時代の到来」か(菅)」(2010/08/28))。簡単に言えば、菅氏は、政権交代の原点を忘れ、官僚依存、増税路線、対米追随を主張することになるわけです(東京新聞2010年8月27日付「社説」)。

消費税増税は参院選で有権者は拒否という意思を表明したのに、その意思を無視するかのように再び、消費税増税を目論んでいるのです。一体、参院選で示した有権者の意思は何だったのでしょうか?  菅直人氏は、選挙権により行使した「民意」を無視してしまうのです。

誰もが知っているように、消費税は、所得の低い人ほど消費税の負担が重いのです(逆進性)。不況から脱していない、現段階での消費税引き上げは、中小・零細事業者はことごとく倒産し、正規雇用から非正規雇用への切り替えが加速して、ワーキングプアや失業者が群れをなす光景が見られるようになり、自殺に追い込まれる人々がこれまで以上に増加してしまうと、批判を受けています(斉藤貴男「消費税のカラクリ」(講談社、2010年)。今、消費税引き上げを言い出す菅直人氏の人間性を疑います。




3.最後に。

(1) 今回の民主党代表選は、規約に基づいたものであり、8年ぶりに党員・サポーター参加の本格的な代表選です。ですから、元々、菅直人氏は、9月までの暫定的な代表・首相であって、代表選を行うこと自体は批判に値しないのですし、通常の国政選挙と異なり、一般の有権者には投票権がなく、全くの部外者ということです。

この政治問題は、あくまで民主党内の代表者を決定する選挙であり、その選挙に関して投票権を有するのは、35万人余の民主党の党員・サポーターであって、それ以外の国民は全くの部外者であり、その党員などに対して圧力をかけるような態度は選挙の公正を害するのです。

ところが、菅直人氏は、投票権を有する党員・サポーターよりも、部外者が声を上げることをそそのかし、投票権者に対して圧力をかけることを表明しているのです。

【次期総理を選ぶ選挙】

 「そういった意味で、この選挙戦、私としては、総理大臣という職務を持っているなかでの候補者でありますので、総理大臣の職務を最優先する中で、この選挙戦も、合わせて戦っていきたい。その分、同志のみなさん、仲間の皆さんに、大きなご負担をおかけすることになると思いますが、どうか、そうした皆さんの力、そして、今回の選挙は、民主党の代表を選ぶ選挙と言うよりも、日本の次期総理を選ぶ選挙でありますので、国民のみなさんには、候補者のいずれが、これからの総理としてふさわしいのか、是非、全国各地で声を上げて頂いて、民主党の党員やサポーター、あるいは地方議員や国会議員の皆さんに、国民の声を伝えて頂きたい。」(asahi.com:2010年8月31日20時45分)


菅直人氏は、議員や党員やサポーターという投票権を有する者からの支持が少ないことを知っているのです。ですから、菅直人氏は、投票権を有する者に対して圧力をかけ、選挙の公正を害する行為をそそのかすわけです。そういう態度は、見苦しいものであり、苦々しい思いになります。


(2) 民主党代表選が行われることで、参院選後、やっと今後の民主党の政策が提示されることになります。できることならば、無知無能で無為無策な菅直人氏が敗れ、菅直人政権が終わることを期待しています。

もっとも、かりに菅直人氏が代表になっても、急激な円高や株安など景況感の悪化に対して、無知無能で無為無策な菅氏では1年も満たない内に政権が立ち行かなくのは目に見えています。その後は、小沢一郎氏が民主党代表にならざるを得ないのですから、小沢氏が代表になるのは、今か1年後か程度の違いしかないのです。

テーマ:政治・時事問題 - ジャンル:政治・経済

政治問題 *  TB: 1  *  CM: 7  * top △ 
コメント
この記事へのコメント
宇宙人が仲介じゃね。
そもそもの元凶は鳩山氏の迷走なのだから、氏との約束なんて軽く考えて差し支えない。あってはならない辺野古回帰を行った人である。小沢氏に恩義があるといいながら、彼を幹事長職から引きずりおろしたのは誰なのか?もはや鳩山氏をマトモに相手しないのが政界の常識といっても過言ではない。小沢氏も内心そう思っているだろう。
2010/09/01 Wed 12:43:21
URL | YO!! #-[ 編集 ]
ずいぶんお久しぶりです。 元気いっぱいのエントリー、嬉しい限りです。
スッカラ菅は踏み潰して欲しいですね。(特捜検察も一緒に)
小沢氏(鳩山氏も)のやろうとしているのは、中抜きピンはねを排除して間接コストを抑え(必要なものは直接給付)、効率を高めたコンパクトな行政なんだと思います。 バラマキ、大きな政府、というレッテルは実態と異なるでしょう。

それと、これは誰かが言っていたのですが、「政治とカネ」というフレーズは、「酒と人生」「男と女」同様、普通名詞を二つ並べてみただけで、何かを語っているようで実は何も語っていない。 中身が無いから起訴できなかったということ。
2010/09/02 Thu 08:23:03
URL | rice_shower #UXr/yv2Y[ 編集 ]
>YO!!さん:2010/09/01 Wed 12:43:21
コメントありがとうございます。


>そもそもの元凶は鳩山氏の迷走なのだから、氏との約束なんて軽く考えて差し支えない

価値観の違いかもしれませんが、「約束は守るべし」というのが法治国家におけるルールです。ですので、日本は法治国家に属する以上、約束した以上は一方的な破棄は許されないと考えます。私は。

それに、鳩山氏は元首相です。日本国の元代表者である以上、体内的・対外的にもそれなりの尊重を受けるのが社会一般のルールでしょう。それゆえ、その者と直接交わした約束は特に尊重されるべきです。ひどい言い方をすれば、「腐っても鯛」なのです。


>小沢氏も内心そう思っているだろう

内心は知り得ません。ただ、小沢氏の発言もそうですが、「トロイカ体制」の重視と挙党態勢の確立要求の約束を、なぜ一夜にして反古にしたのか、一夜で反古にするくらいならなぜ、約束しのか、と素朴な疑問を抱くわけです。当時、そうした報道ばかりでしたよね。
2010/09/04 Sat 16:26:26
URL | 春霞 #ExKs7N9I[ 編集 ]
>rice_showerさん:2010/09/02 Thu 08:23:03
お久しぶりです。
以前のコメントへのお返事もしないままですし、申し訳ありません。


>元気いっぱいのエントリー、嬉しい限りです

ありがとうございます。最近、やっと時間が確保できるようになったという感じか、それとも気持ちの問題かもしれませんが。これからも宜しくお願いします。


>「政治とカネ」というフレーズは、「酒と人生」「男と女」同様、普通名詞を二つ並べてみただけで、何かを語っているようで実は何も語っていない

確かに「政治とカネ」というフレーズは連呼されているのに、中身はないですね。マスコミはどう考えているのか、よく分かりません。

具体的にどの法律を、具体的にどのような法改正にするのか、法規制や罰則の強化など司法に委ねるやり方は本当に妥当なのか、法規制により増加するコストに要する費用はどうするのか、などなど語るべきことは多いはずなのですが。具体的なことを語るためには多くの知識が必要ですから、できないのかもしれませんし、きっと「何も語っていない」ことで、政治的な追い落としを図るには都合がいいのでしょうね。
2010/09/04 Sat 16:26:56
URL | 春霞 #ExKs7N9I[ 編集 ]
価値観の違いでしょうな。いくら鯛でも腐ったものなんで願い下げです。もっとも飢え死にするよりマシかといって、喰らいつく人はいるでしょう。
2010/09/05 Sun 20:32:54
URL | YO!! #-[ 編集 ]
>YO!! さん:2010/09/05 Sun 20:32:54
コメントありがとう……なのでしょうか。


>価値観の違いでしょうな

法治国家のルールに反する価値観が妥当ということですね。日本では、法的に無理な価値観ですが。

アルツハイマーになると、考え方が、無茶苦茶になっても平気になってしまうんですね。分かります。ところで、YO!! さんがアルツハイマーを発症したのは何時からですか? 何か切っ掛けはありますか?

2010/09/07 Tue 20:55:23
URL | 春霞 #ExKs7N9I[ 編集 ]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2010/09/07 Tue 22:32:28
| #[ 編集 ]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://sokonisonnzaisuru.blog23.fc2.com/tb.php/2111-bc9b2401
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
ドラマ感想 GM~踊れドクター - きらきら国内&海外ドラマ感想日記 てっきりテレビで踊れると思っていた後藤(東山紀之)が期待はずれで落ち込み、男子ロッカーに閉じこもりますが、 天の岩戸じゃないんだから…!(笑). それでも少年隊の映像に釣られて出てくるところな...
2010/09/01(水) 12:39:13 | GM~踊れドクター 東山紀之 最新情報
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。