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主に社会問題について法律的に考えてみる。など。
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2010/03/10 [Wed] 03:20:12 » E d i t
メディアが行っている世論調査によれば、いずれも鳩山内閣の支持率が下がっています。メディアは、そうした世論調査を錦の御旗のように掲げて、「政権が『政治とカネ』問題に明確なけじめをつけられないことが、参院選の行方に直結し始めた」(東京新聞2010年3月8日 朝刊)とか、「内閣支持率が下がり続ける背景には、民主党の『政治とカネ』の問題への対応のまずさがある」(読売新聞)などと盛んに危機感を煽り立てています。



1.メディアの世論調査を幾つか。

(1) asahi.com:2010年2月22日2時0分

内閣支持37%「参院民主過半数」反対55% 世論調査
2010年2月22日2時0分

 朝日新聞社が20、21の両日に実施した全国世論調査(電話)によると、鳩山内閣の支持率は37%で、前回緊急調査(5、6日)の41%から下がり、内閣発足後初めて4割を下回った。不支持率は46%(前回45%)で横ばいだった。民主党の小沢一郎幹事長の政治資金問題について、国会で「説明するべきだ」が81%に上り、問題の解明を求める声は依然根強い。

 内閣支持率は昨年12月に前月の62%から48%に急落し、その後も下落が続いている。(中略)

 政党支持率は民主32%(前回34%)、自民18%(同18%)など。

     ◇

 〈調査方法〉20、21の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかける「朝日RDD」方式で、全国の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は3557件、有効回答は2161人。回答率61%。」



(2) YOMIURI ONLINE:2010年3月8日03時01分

参院議席「民主の過半数望まず」57%

 読売新聞社が5~7日に実施した全国世論調査(電話方式)で、鳩山内閣の支持率は41%となり、前回調査(2月5~6日実施)の44%から3ポイント下がった。

 不支持率は50%(前回47%)に達した。今年夏の参院選の結果、民主党が参院でも過半数を「獲得する方がよい」と答えた人は33%にとどまり、「そうは思わない」57%が多数を占めた。参院比例選投票先でも、民主は2ポイント減の25%で、自民22%(同22%)との差はさらに縮まった。

 内閣支持率が下がり続ける背景には、民主党の「政治とカネ」の問題への対応のまずさがあると見られる。(中略)

 また、小沢氏は自らの資金管理団体を巡る事件について、国会で説明すべきだと思う人は83%に上り、民主支持層でも72%が「説明すべきだ」と答えた。小沢氏は幹事長を「辞任すべきだ」は78%(前回74%)で、民主支持層でも63%が辞任を求めている。「幹事長を辞任すべきだ」と答えた人に限って、「衆院議員を辞職すべきだと思うか」を聞くと、「辞職すべきだ」が68%に上った。

 政党支持率は民主は31%(同33%)、自民は前回と同じ20%だった。鳩山首相と谷垣自民党総裁とを比べて、どちらが首相にふさわしいかという質問では、鳩山氏43%が谷垣氏19%を大きく上回った。(中略)

 沖縄県の米軍普天間飛行場の移設先については、「国外」35%、「名護市」24%、「県外」21%の順に多かった。

(2010年3月8日03時01分 読売新聞)」


メディアがたびたび内閣支持率について世論調査をすることは、報道の自由の一環として全くの自由です。ですが、自民党政権時代ならばともかく、政権交代が実現した現在の日本において、内閣支持率の世論調査はどれほど意味があるのでしょうか? 

内閣支持率が下がったといっても、「鳩山内閣の支持率は37%」(朝日新聞)「鳩山内閣の支持率は41%」(読売新聞)というように30%台という高い水準を維持しているのです(なお、他のメディアでは30%を下回ったものもある)。また、政党支持率については、「民主32%(前回34%)、自民18%(同18%)」(朝日新聞)、「民主は31%(同33%)、自民は前回と同じ20%」(読売新聞)というようにかなり差があるのです。

このように内閣支持率にこだわるメディアの世論調査について、問題点を指摘している論説を紹介してみたいと思います。



2.朝日新聞平成22年3月5日付朝刊17面「オピニオン 耕論・鳩山首相、支持率は挽回できるか」

内閣支持率重視は時代遅れ

菅原琢(すがわら・たく)さん・東京大特任准教授


 発足から数ヵ月がたち、内閣支持率が下がっていくのは、歴代の自民党内閣でも起きた自然な現象です。小沢一郎・民主党幹事長の「政治とカネ」という深刻な問題が続いているにもかかわらず、朝日新聞の直近の世論調査の37%をはじめメディア各社の調査で40%前後の支持率なのは、それなりに支持されているという印象です。

 長崎県知事選で民主党の推薦候補が落選したのをとらえ、鳩山政権が大きな痛手を被ったという向きもありますが、いささか大げさでしょう。地方選挙は地方の様々な事情に左右されます。それをもって国全体の世論を語るべきではありません。

 鳩山政権にとって好材料は民主党の支持率がさほど下がっていない点です。総選挙後のご祝儀は消えましたが、選挙直前の水準は維持しており、自民党を大きく上回っています。民主支持層の8割以上が内閣を支持しているのも強みです。自民党政権時代の末期の内閣が、自民党支持率も自民支持層内の内閣支持率もともにすり減らして退陣していったのとは異なり、鳩山内閣はまだ底堅いです。

 そもそも内閣支持率を重視しすぎてはいないでしょうか。政権交代がない自民党政権では内閣支持率に影響力がありましたが、政党同士が政権を争う現状では、内閣支持率の持つ意味はかなり変わりました。

 自民党の政治家はずっと政権交代がない前提で行動してきました。政権の座は党内の派閥同士で争われ、内閣支持率が「活用」されました。反主流派が内閣支持率の低下に過敏に反応して首相降ろしに動いたり、首相が支持率の浮揚を狙って内閣改造をしたり、というわけです。

 倒閣運動のたぐいは内閣や党に遠心力を働かせ、党のブランドイメージを損なわせますが、いずれにせよ選挙では過半数がとれるので構わない。中選挙区制の時代に適合した派閥の連合体としての自民党ならではですが、もはや時代遅れです。

 その点、民主党は「必ず過半数をとれる」という自信も、自民党のような派閥もない。だから内閣が弱っている時に党のイメージを壊すような振る舞いは出てこない。支持率が20%台まで下がれば別でしょうが、いまはまだ、支持率の低下が求心力を生んでいるようにみえます。メディアは自民党時代の古い感覚で、内閣支持率と政局を結びつけようとしていますが、環境は変化しています。

 内閣支持率にかわって重視すべきは、選挙に直結する政党支持率です。「いま投票するとしたら、どの政党、候補者に投票したいと思いますか」という投票先を聞く質問を合わせて解析すると、今夏の参院選の結果がほの見えます。有権者の投票行動がつかめるのは、その時点の「反応」が混ざる内閣支持ではなく、長期的な「政治態度」を映す政党支持なのです。米大統領選でも乱高下する候補者支持率より政党支持率のほうが結果を見通せるとされています。

 鳩山さんにはあえて内閣支持率を挽回(ばんかい)する必要はないと言いたい。人気回復のために無意味なパフォーマンスに走らず、総選挙で示された世論をいかす政策の実現を、一定の勢力からは嫌われようと、地道に目指す。世論に踊らず、世論を信じ、やるべきだと思ったことをやる。あとは選挙に委ねればよいのです。 (聞き手・吉田貴文)

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1976年生まれ。専門は現代日本政治、政治過程論。著書に「世論の曲解」、共著に「変貌(へんぼう)する日本政治」など。」



(1) 長らく自民党政権時代が続いていました。その時代は、中選挙区制であったために政権交代はほとんど不可能であったことから、派閥抗争が盛んで自民党の派閥の領袖同士だけで首相のたらい回しをしていたために、内閣支持率と政局が直結していたのです。

しかし、「民主党は『必ず過半数をとれる』という自信も、自民党のような派閥もない」のですから、派閥の領袖同士だけで首相のたらい回しをすることは考え難いのですから、渡部恒三・衆議院議員のような馬鹿な国会議員以外は、「内閣が弱っている時に党のイメージを壊すような振る舞いは出てこない」のです。

大事な点は、選挙制度が変わり小選挙区制が導入され、政権交代が実現したことです。小選挙区制の下では、政党支持率の僅かな差であっても議席数に大きな違いが生じることは、昨年夏の衆議院選挙でよく分かっているはずであり、内閣支持率ではなく、政党支持率こそ注目するべきなのです。

このように、事情は大きく変わったのですから、メディアが盛んに騒ぎ立てるような「内閣支持率と政局が直結する」といった意識は、もはや「古い感覚」であり「時代遅れ」となったのです。


(2) メディアの側が現在の変化に対応できないでいるのは、なぜなのでしょうか? メディアのなかでも論説委員や政治部長といった自民党に長らく接待といった恩恵を受け続けてきた者たちが、もう一度美味しい思いをしたいとの考えが紙面に反映しているからなのでしょうか? 

政党支持率については、「民主32%(前回34%)、自民18%(同18%)」(朝日新聞)、「民主は31%(同33%)、自民は前回と同じ20%」(読売新聞)というようにかなり差があることは決定的な要素です。そうすると、このまま参議院選挙となれば、参議院の選挙制度でも小選挙区制を導入しているのですから、民主党が参議院において過半数を占めることは確定的です。

もっとも、参院議席につき「民主の過半数望まず」57%(読売新聞)という世論調査の結果もあるようです。しかし、民主党への支持が自民党を上回っている以上、過半数を占めるのは確実ですから、矛盾した内容のものであって、全く意味のない調査結果です。また、世論調査の質問にはないようですが、民主党の過半数を望まないとしても、民主党は他の政党と連立を組んでいる以上、連立を組んだ政党と併せて過半数を占めれば、現状となんら変化がありません。メディアが、内閣支持率といった無意味な質問を設定すること自体馬鹿げているのですが、矛盾した結論を答えてしまう市民側にも問題があるのです。

また、「小沢氏は幹事長を『辞任すべきだ』は78%」(読売新聞)と答えた者も、本当によく考えた上で回答しているのでしょうか? 小沢氏が民主党幹事長を辞任すれば、当然ながら選挙対策担当のみとなり、それ以降は記者会見をすることはほとんどなくなりますから、小沢氏の情報が公表されることは著しくなくなるでしょう。そうした事態は、有権者にとってむしろ有害ですが、お馬鹿なメディアは(有害になりかねないことに自ら追い込んでいるのに)考えつかないのです。

小沢氏が幹事長を辞任すれば、小沢氏は今以上に猛烈な選挙運動に邁進するだけのことです。利益誘導で結びついてきた自民党支持団体は、根こそぎ政権与党である民主党の支持に回ってきていますが、これがより徹底されるだけのことです。小沢氏の幹事長辞任は、参議院選挙において、自民党が壊滅的な大敗となる大きな一歩となるでしょう。お馬鹿なメディアには、そうした想像ができないようですが。


(3) メディア側は、昨年夏の衆議院選挙につき、政権選択選挙だと盛んに論じたものの、政権交代した意味が未だによく理解できていません。だからこそ、内閣支持率にいちいち騒ぎ立てるわけです。

腐敗と利権にまみれ、多くの国民に膨大な借金を背負わせた自民党政権から脱却して、少しでもよい政治にしてほしいがために、国民は民主党に4年間、政権を委ねました。4年間、民主党を中心とした野党に政権を委ね、4年間政権交代がない以上、(首相の地位のたらい回しだった)政局と結びついた内閣支持率は意味がないのです。

メディア側がいまだにお馬鹿な状態である以上、今後もメディアはお馬鹿な報道や世論調査をしてくるでしょう。そして、いちいち一喜一憂して憶測記事を書いていくのです。しかし、市民の側は、メディアが盛んに煽るお馬鹿な報道や世論調査に惑わされることないように努めて行くしかありません。お馬鹿な報道に惑わされた馬鹿げた世論によって民主党政権の政権運営が左右されることは、ひいては国民の側に大きな不利益をもたらすだけなのですから

テーマ:政治・時事問題 - ジャンル:政治・経済

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コメント
この記事へのコメント
民主党の問題
私は長く民主党に投票してきて政権交代した時は喜びましたが、最近の民主党の姿勢にはかなり疑問符が付いているのも事実です。

最近の民主党は参議院選挙の事しか考えていません。 こども手当にしても高速道路無料化にしてもまさにそうです。 目先の選挙に有利な政策は手を付けるけどそうでない物は後回し。

更に自民党政権の悪い部分をコピーしている所もある。 勝って兜の緒を締めなければならない時期なのに、政権を取ったとたんに一部議員の高圧的な態度等は明らかにマイナスイメージ。

事業仕分けは好評だった様ですが、純粋に収入を確保出来たのは1兆に満たない訳であまりにも甘い。 国家財政を考えるともう時間がそんなに残されていないのに・・ 今年の特別会計の見直しで最低でも10兆はひねり出さないと大変な事になります。

参議院選挙の制党支持率は未だ高いですが、正直な所この数字がいつまで持つか怪しいです。 普天間の移設問題・マニフェストと政策の乖離も大きな失点になります。 私的には参議院選挙で勝てる確率は五分を割っていると思いますね。

政治と金の問題より、国民視点だった筈のマニフェストがどうなってしまったかと言う事の方が問題なのではないかと思います。
2010/03/11 Thu 17:33:47
URL | machcat #HfMzn2gY[ 編集 ]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2010/04/23 Fri 21:50:39
| #[ 編集 ]
【要注意】みんなの党は新自由主義・小泉改革自民党の直系政党
【要注意】みんなの党は新自由主義・小泉改革自民党の直系政党

asahi.com(朝日新聞社):与党、過半数は困難 朝日新聞終盤情勢調査 - 政治
http://www.asahi.com/politics/update/0708/TKY201007080575.html
与党過半数厳しく 参院選全国終盤情勢 - 中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201007060399.html
「参院選、終盤情勢 与党過半数割れ濃厚 みんななど第三極10議席以下」:イザ!
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/412174/

情勢-- 現 要 朝日推計 共同推定 産経予測 過半数
------+--+--+--------+--------+--------+------
民主-- 62 -- 42-49-57 44-49-57 48-51-55 ------
国民新 03 -- 00-01-01 00-00-01 00-00-01 ------
無所属 01 -- -------- -------- -------- ------
(小計) 66 56 42-50-58 44-49-58 48-51-56 不可能
社民-- 02 -- 01-01-02 01-02-02 01-02-02 ------
(小計) 68 54 43-51-60 45-51-60 49-53-58 困難--
共産-- 03 -- 02-04-05 02-04-04 02-02-04 ------
(小計) 71 51 45-55-65 47-55-64 51-55-62 ギリ可

終盤情勢は民+国+社+共で過半数がギリギリ可能。これ以上、与党の議席数を減少させると危険水準です。
「民+み」で過半数がギリギリ可能。★★★「民+み」の連立になると、非正規雇用が大幅に増加します。
みんなの党は新自由主義・小泉改革自民党の直系政党なので、小泉時代のように状況を悪化させるだけです。
『当面だけの』消費税率維持に乗せられて、みんなの党へ投票を考えている有権者は、目を覚ますべきでしょう。
民+保守各党の連立になれば、消費税は 10% どころか、10% → 15% → 20% と青天井になります。
よって、比例代表は社民の保○○人氏に、また与党の議席数が予定以上に減少しすぎたので、
選挙区は民主党に投票し、議席数を調整します。

みんなの党 清和会 小泉 - Google 検索
http://www.google.co.jp/search?ie=auto&q=%A4%DF%A4%F3%A4%CA%A4%CE%C5%DE+%C0%B6%CF%C2%B2%F1+%BE%AE%C0%F4

cf. http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/liveplus/1276782795/34-
2010/07/10 Sat 10:57:07
URL | nobody #6ukE0KrY[ 編集 ]
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2010/03/10(水) 06:37:34 | λ??λ???[?νλ??]й
ほぼ一ヶ月のご無沙汰です。 お休みしていた間も拍手をたくさんいただき、感謝しています。 これからまたぼちぼちと、数日に一度ほどのペー...
2010/03/27(土) 14:58:22 | Afternoon Cafe
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