自民党の圧勝という結果に終わって、自民党に投票した有権者や新聞報道でも、「圧勝で嬉しい」というのでなく、「怖くなった」との声・記事をかなり目にしました。このことは、自ら行った投票結果を十分に想像することができなかったことを意味します。簡単に言えば、「よく考えないで投票した」ということになりますね(苦笑)。
そこで疑問に思うのは、我々日本人は選挙(民主主義・法制度、さらには日本国憲法)について十分に理解しているのだろうか、ということです(戸波=松井他「Sシリーズ憲法1」46頁~参照)。
顧みれば日本では、明治憲法も、「進め一億火の玉だ」のスローガンも、占領体制も、日本国憲法も、あたかも四季が巡るように来たっては、みなそれぞれに定着し、次いで(日本国憲法を除けば)思い出となって去っていきました。あの「生類憐みの令」でさえ、4半世紀にわたって「定着」した国です。
そうすると、選挙の意義はもちろん、日本国憲法でさえごくごく浅く定着しているにすぎず、十分な理解をしていないように感じられます。
では、今後、日本人は、「選挙制度を十分理解した上での思慮に富んだ行動」ができるようになるのでしょうか?
日本には、近代立憲主義の伝統がないばかりか、アリストテレス、ストア派、キリスト教、中世立憲主義、近代自然法論など、近代立憲主義を育んだ思想的遺産のほとんどすべてがないのです(戸波=松井他「Sシリーズ憲法1」47頁)。
そうすると、思想的遺産がまったくない中で、そのような行動にでることができるのか……。さらには、今後予定されている裁判員制度において、裁判員となった国民や裁判員制度を実施している事件を聞いた国民は、冷静な対応ができるのか……。かなり悲観的な思いをしています。
<追記>
9月15日の朝日新聞(朝刊)に、カレル・ヴァン・ウォルフレン氏(「時流持論」のコラムニスト・外国人ジャーナリスト)が、今回の総選挙について寄稿しています。その記事の中に、次のような記述がありました。それは
と。「自民党内を含め、政治家は、予想以上の自民圧勝が1つのトリックの結果だったと思いこんでいるが、それは、日本の民主主義がいかに弱くなったかを示す兆候でもある。」
外国人から見ると、よりこのような感想を抱くのでしょう。日本人は…、記事を載せた朝日新聞も、同様の感想を持つとよいのでしょうが…。
そのとおりだと思います。国民騙しと情報隠蔽の自公政権と報道各社の実際は、国民の知る権利、政治参加の正当なあり方を妨害してますね。
報道各社は加害者として猛省すべきですね。公正な報道をせよ、ということです。言い訳はききたくないのです。
さて、そこで国民の方でも防衛策を講じなければなりません。そのことは僕のブログでも主張してみました。
つまり、われわれは有権者に対して、野党のホームページ、機関紙誌の購読を訴える運動をブログでも、日常生活でも地道にやっていく中で、国民の民主主義的な統治力を育成していきましょう。
自公政権とメディア各社の国民騙しと情報隠蔽は酷すぎますからね。
もちろん、大量の死票を出す選挙制度は民意を歪める最悪の制度ですから、全国1区の比例制へと速やかに移行させるべきです。
政党政治、政党選択選挙が民主主義国家の基本となるからです。1人で政治など出来るわけがないのです。政治結社としての組織政党で政治を運営することが現実上、当然となります。
それでは、今後ともよろしくお願い申しあげます。
URL | 東西南北 #-[ 編集 ]
>大量の死票を出す選挙制度は民意を歪める最悪の制度ですから、
>全国1区の比例制へと速やかに移行させるべきです。
確かに現在の選挙制度では、各政党の得票数の差以上に、議席数に差が出ていますから、本当にそれでいいのか疑問はありますね。
とはいえ、今のところ公明党が選挙制度を変えようと言わない限り、選挙制度が変わる見込みは少ないでしょうけど……。
>それでは、今後ともよろしくお願い申しあげます。
こちらこそ宜しくお願いします。
公明党に民主主義的選挙制度改革を期待しても無駄です。自民・公明は選択肢から切りましょう。
やはり、正論を態度で貫いているのは日本共産党ですね。まあ、共産主義ですが。思想のことですしね。いろいろあってよいか、と。
問題は選挙制度改革です。社民もあいまいなんですね。社会党の小選挙区制度導入を反省したのは、確か半年前くらいです。それまでは、死票を大量に発生させ、民意を歪める小選挙区制度もあり、だったんですね。社民は不安定ですね。
民主は当然、比例削減で小選挙区に重点を置いてますね。二大政党制論ですので。
やはり、民主主義的な選挙制度改革への近道は日本共産党の躍進です。有権者からすれば最も、確実で、近道です。
投票のみならず、支持拡大の方でも民主主義的選挙制度改革を含めて全政策の民主化を実現し、国民生活を向上させるために、よろしくお願い申しあげます。
ちなみに、公明党は自らの議席さえ確保できれば、比例の定数を削減し、中選挙区制度への移行に合意するでしょう。
公明党は自分党で日本共産党を議会と社会から排除する所に存在意義がある政党ですからね。
民主主義と言いながら民意の反映よりも自らの議席と反共を優先します。
公明党と創価学会の反民主主義性については、僕のブログで事実を挙げながら歴史的に暴いて行く予定なので、こまめに覗いてみてください。
この集団は約820万世帯を組織する日本最大の反共の反民主主義謀略集団ですから、絶対に支持、協力、投票しないでください。
それでは、失礼致します。
……(^^ゞ
>やはり、正論を態度で貫いているのは日本共産党ですね。
>まあ、共産主義ですが。思想のことですしね。いろいろあってよいか、と。
共産主義だろうと関係ないです。正論を分かりやすく説くことは大事なことですから。
共産党だからといって、気にしたことはありません。
>公明党と創価学会の反民主主義性については、僕のブログで事実を
>挙げながら歴史的に暴いて行く予定なので、こまめに覗いてみてください。
今後の予定について教えて頂き、ありがとうございます。ぜひ拝見させて頂きます。
昔は、選挙になると、よく創価学会員(昔の同級生)さんが来たのですが、来なくなりました。詳しい説明は避けますが、その学会員さんに多くの不幸があったようです。弱い立場にある者を手助けをすることが宗教だと思うのですけどね……。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

