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主に社会問題について法律的に考えてみる。など。
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2010/01/01 [Fri] 11:48:09 » E d i t
新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。
今年は、多くの人が昨年よりも良き日々を過ごせますよう、心から願っています。


1.毎日新聞平成22年1月1日付「余録」

夢見る力

 「磨かぬ鏡」は前からも後ろからも同じ音の連なりとなる回文である。「長き夜の遠の眠(ねぶ)りの皆目覚め波乗り船の音の良きかな」は、この歌を記した宝船の絵を枕の下に置くと良い初夢が見られるといわれた回文歌だ。だが意味は今一つはっきりしない

▲民俗学者の折口信夫はこの歌はもともと眠気よけの呪文との説を述べている。吉夢を見るのに眠れなくてどうするといいたくなるが、宝船の絵そのものも良い夢を運んで来るというより、悪い夢を運び去るまじないから生まれたのだという

▲室町時代には宮廷や貴族の家々で船の絵を配り、人々は除夜にそれを床の下に置いて寝た。船には旧年中の悪夢がすべて積み込まれ、元旦になると川に流すか埋められたという。船の絵にはまだ宝の山も七福神も描かれていなかったそうだ

▲それが吉夢をもたらす宝船に変わり、正月2日夜の初夢のまじないになったのは江戸時代のようだ(折口信夫「古代生活の研究」)。悪夢を払うにせよ、吉夢を求めるにせよ、ひとまず取り散らかった現実に区切りをつけ、新しい時のページを開いてくれる年明けのありがたさだ

▲振り返れば、先行きの不安が人々の足をすくませ、袋小路の悪夢に苦しんだ昨年の日本社会だ。人々は政権交代を通し新しい船による悪夢一掃を求めたが、それも現実の大波に翻弄(ほんろう)されている。その船が年末に運んできた10年先の成長戦略も、まだ紙切れに描かれた宝にすぎない

▲人々の心を引きつけ、すくんだ足を前のめりに踏み出させる夢のほしい今年である。そこは吉夢を見るのに手を尽くしたご先祖をもつ日本人ではないか。「夢見る力」はきっと取り戻せる。

毎日新聞 2010年1月1日 0時18分」



昨年末には、派遣切りにあった失業者らが集まった「年越し派遣村」のような事態が起きましたが、今年は、年末年始に住む所がない失業者らの生活相談に応じ宿泊施設や食事を提供する東京都の“公設派遣村”が平成21年12月28日日、渋谷区の国立オリンピック記念青少年総合センターに開設されています(東京新聞2009年12月28日夕刊)。

同じ「派遣村」の名称はついてはいますが、今回の場合は、年末年始に住む所がない失業者の方たちに対して国や地方地自体が最初からバックアップしている点で大きく違いがあります。
バックアップの影響は大きいとはいえ、世界経済危機は長期化したためもあり、こうした危機的状況に対して大きな騒ぎになっていないのです。

こうした状況であるにしても、昨年は、日本では憲政史上これも初めてといえる本格的な政権交代が行われ、大きな政治変動が起きた年でした。日本の市民は、未来へ向けて変革する意欲は失っていないのです。

◆弱肉強食をこえた生存

 政権交代がありました。国民は政治の行き詰まりを実感していました。しかしそのずっと前、地方自治は変わり始めていました。役所仕事、税の無駄遣いに対する不満が元気な知事や市長を当選させた。日本人の現実主義は身近なところから現実を変えたのです。
 今年はダーウィンの生誕二百年でした。その進化論いわく、強いものが生き残るのでなく、賢いものが生き残るのでもなく、環境に適応したものが生き残る。弱肉強食、ジャングルの掟(おきて)をこえたところに適者生存、静かなる変異の本質はあります。
 このしなやかさも見えざる変化の一つかもしれませんね。
 未来とは夢想ではなく経験と現実が築くのです。」(東京新聞平成21年12月31日付【社説】)


「先行きの不安が人々の足をすくませ、袋小路の悪夢に苦しんだ昨年の日本社会」であっても、日本の市民は古来から、より良い未来へ向けて「ひとまず取り散らかった現実に区切りをつけ」ることをし、「現実を変え」てきたのです。
「夢見る力」をもって、より良い未来へ向けて変化を求めていこうではありませんか。





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コメント
この記事へのコメント
堕落
今年も、子供は見捨てられますか!
 不登校、退学者20万人、精神疾患休職教員5400人。こんな学校に通えば、ひきこもり、ニート、失業者となり、四万人の自殺者が出るのは当然です。
日本国民は、なぜこんなデタラメ教育を許しておくのでしょうか。子供の不幸を見て見ぬふりする堕落した日本人こそ、自民党・官僚政治の愚民化政策が作り出した愚民です。
教育現場から愚民化教育のおぞましい実態を詳細に暴露したのが「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望 日新報道)です。時代錯誤の文科省官僚は、この知識時代に愚民化教育を行い、若者を貧窮させ、犯罪に走らせ、国家衰退を作り続けています。
これは、薬害エイズや薬害肝炎を起こした厚労省官僚を越える大罪です。悪徳官僚への恨みと呪いの声が、親や教師から聞こえてきます。うらめしや、うらめしやと。
今年こそ親たちは目を覚まし、子供を救うために立ち上がるのでしょうか。それとも、薬害肝炎やエイズ、原爆症患者と同じに、日本人は子供を見捨てるのでしょうか。
2010/01/02 Sat 17:01:07
URL | 大和 #mQop/nM.[ 編集 ]
そうですか?
>「夢見る力」をもって、より良い未来へ向けて変化を求めていこうではありませんか。



そうですか?

なるほど、はい、わかりました。
2010/01/02 Sat 17:25:34
URL | ウェルダン穂積 #HfMzn2gY[ 編集 ]
>大和さん(2010/01/02 Sat 17:01:07)
はじめまして。あけましておめでとうございます。


>不登校、退学者20万人、精神疾患休職教員5400人。こんな学校に通えば、ひきこもり、ニート、失業者となり、四万人の自殺者が出るのは当然
>今年こそ親たちは目を覚まし、子供を救うために立ち上がるのでしょうか

子供たちは、明日を担う存在です。そうした明日を担う子供たちが、夢や希望を持って育ち、暮らすことができる社会・教育環境でなければ、明日の日本は衰退の一途を辿るだけです。もちろん、子供本人の将来も危ういものになります。

なぜ、自公政権は、その当時の政権方針のままでは、子供の将来、将来の日本が危うくなることに危機感を感じなかったのか、不思議に思います。

自公政権下と異なり、民主党政権では、子育て支援・教育支援を重視することを表明していますから、いくらか安心できそうです。自民党あたりは、民主党政権に対して、社会主義的政党だなどと喚いていますが、そんな妄言を吐くようでは、早く自民党は消滅してほしいですね。
2010/01/07 Thu 01:24:03
URL | 春霞 #ExKs7N9I[ 編集 ]
>ウェルダン穂積さん(2010/01/02 Sat 17:25:34)
はじめまして。あけましておめでとうございます。
「ウェルダン穂積」というお名前は、今回のコメントで初めて知りました。


>>「夢見る力」をもって
>なるほど、はい、わかりました

年の初めですから、まずは前向きな気持ちが大事だと思っています。
そうした気持ちが出ているコラムを探し、毎日新聞のコラムを引用してみました。
2010/01/07 Thu 01:27:19
URL | 春霞 #ExKs7N9I[ 編集 ]
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  2010年が始まりました。 昨年2009年の日本ではいろいろなことがありました。最大の出来事は政権交代だったでしょうか。 ジミントー政権...
2010/01/02(土) 16:55:52 | 村野瀬玲奈の秘書課広報室
  日本では政府も国民も社会保障や福祉制度や労働政策や教育制度をなかなか上手に構築できないまま年月が過ぎているように思います。ある...
2010/01/02(土) 16:56:26 | 村野瀬玲奈の秘書課広報室
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