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主に社会問題について法律的に考えてみる。など。
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2009/09/25 [Fri] 02:50:43 » E d i t
フジテレビの報道番組「LIVE2009 ニュースJAPAN」(月~木曜後11・30、金曜後11・58)では、動物愛護週間(9月20日~26日)にちなんで、平成21年9月21日~23日に、ペット、特に犬猫に関する報道を行っていました。短い内容とはいえ、3回にわたっての中身の濃い特集であったことから、紹介しておきます。



1.FNN・フジネットワーク:平成21年9月21日放映「時代のカルテ~命の現場<1>~「深夜眠れぬ子犬たち」

日本のペットが危機に直面している命の現場を取材しました。

動物愛護週間にちなんで、日本のペットが危機に直面している命の現場を取材しました。

日本のペットブームでは、幼い子犬や子猫が人気の中心となっている。
人間の欲望によって、深刻な危機に直面している小さな命の現実に迫った。
午前0時すぎの東京都内、飲食店が立ち並ぶ通りの中で、まばゆいばかりの照明がついた1軒のショップ。
ショーケースには、まだあどけない子犬と子猫たちがいた。

ここ数年、深夜営業のペットショップは増加している。
店の前にいた人は「超かわいい」と話していた。
東京の繁華街にある1軒のペットショップは、午前2時まで営業している。
一番若くて、生後35日のダックスフントの子犬がいた。
乳離れしてまもない子犬や子猫に引き寄せられるのか、真夜中のペットショップには、ひっきりなしに客が訪れていた。
都内にある別の店でも、展示されている主役は、やはり赤ちゃんのような子犬や子猫で、真夜中にたびたびショーケースから取り出され、客の手に抱かれていた。
深夜にもかかわらず、しつこく遊びを仕掛ける客のほか、ショーウインドーのケースをたたいて、眠っている子犬を起こそうとする酔っぱらいの客も少なくない。
そんなときでも、店員は注意せず、黙認している。
FNNの調査では、深夜営業のペットショップは、東京都内だけで少なくとも9店舗ある。
真夜中の光と騒音に長時間さらされて、子犬たちはいつも疲れているようにも見える。
現在の動物愛護法は、幼い時期の販売規制やペットショップの営業時間に明確な数字を示していない。
その結果、競い合うように深夜営業の店が乱立している。

深夜営業ペット店の元従業員は「夜のお仕事をされている方たちが主に多かったです。ぬいぐるみのように、もうワンちゃんを買っていかれたりするんですよね。よく同伴の方とかですかね、男性の方が『買ってあげるよ』と言うんで、買ってあげて」と話した。
深夜営業のペットショップでは、子犬や子猫がブランドバッグと同様、単なる商品として扱われていたという。
深夜営業ペット店の元従業員は「生き物が生き物じゃなく見えてくるんですよね。『モノ』という感じで。仕入れ自体は、オークションから来ているものなので、原価はもう非常に安いですね。それをやっぱり高い値段で、はやりに乗せて売る」と話した。

ペットの行動と中枢神経の関係を研究している麻布大学獣医学部コンパニオンアニマル研究室の菊水健史准教授は、深夜営業は科学的にも影響が大きいと指摘する。
菊水准教授は「発達期の動物というのは、夜、暗い時間に寝ると。その間に成長ホルモンというのが、血中に分泌されるんですね。体の発達だけじゃなくて、脳の発達もおそらくは、何らかの障害を受けることにはなると思います」と語った。
強い光は、ダイレクトに脳を刺激するため、生活パターンが破壊されて、障害が残る可能性があるという。
生後4~5週で売るペットショップなどが存在するが、その影響について聞いた。
菊水准教授は「極端に怖がりになるとか、攻撃的になるとか、次の新しい環境になかなかなじめないという動物が、犬ができてしまうと。ストレスに過敏になってしまって、免疫機能もすごく崩される。8週までは、(母親と)一緒にいるべき」と語った。
かわいらしさで購買欲を誘うため、8週目に満たず販売される子犬たち。
それ故に、問題行動を起こしたり、病気にかかりやすくなる可能性があった。

欧米の中でも動物愛護の精神が強いイギリス。
ペットショップで犬を売ることは、法律で禁じられているため、犬を飼おうとする人は、ブリーダーや犬の保護施設に行くことになっている。
ロンドン郊外で、ワイマラナー犬のブリーダーをしているパッツィー・ホリングスさん。
日本では、生後1カ月余りで子犬が販売されていると聞き、驚きと怒りをあらわにした。
パッツィー・ホリングスさんは「どうして育て上げた子犬たちを、そんなに早く売ってしまうのか、わたしには理解できません。一生を通じて、精神的に影響を及ぼすことになるでしょう。生後8週までは、一緒に生まれた仲間の精神的な刺激と、母親の愛情が必要だからです」と話した。
イギリスでは、子犬の将来を考え、法律によって生後8週に満たない段階での販売を禁止している。
実は日本でも、2005年の法改正のときに、環境省が生後8週未満の販売規制を検討したが、ペット業界の反発などから断念していた。
環境省動物愛護管理室の安田直人室長は「非常に子犬とか子猫に対する需要が高いとか、流通業界でどこまで対応できるかということがあって見送った。規制をかけるっていうことは、やっぱり権利を奪うわけですよね、ある意味」と語った。

業界の利益を優先させて、小さな命の未来を犠牲にした国の判断。
なぜ、子犬は商品として扱われるのか。
その答えは、わたしたち自身の中にあるのかもしれない。
(09/22 00:55)」


YouTube-命の現場① 深夜眠れぬ子犬たち

「イギリスでは、子犬の将来を考え、法律によって生後8週に満たない段階での販売を禁止している」と言うように、欧米では、法律で8週(生後56日)未満は販売できません。「生後8週までは、一緒に生まれた仲間の精神的な刺激と、母親の愛情がないと、社会化を学ぶことができず、噛み癖など問題のある行動を生じやすくなるからです。また、生後8週未満での販売は、「ストレスに過敏になってしまって、免疫機能もすごく崩される」など病気になりやすくなるからです。

これに対して、日本のペットショップを見に行くと、ひどく小さい子犬・子猫をしばしば目にします。それは、日本では、元気で生育が良い子犬や子猫よりも、小さければ小さいほど売れるからです。一番売れるのは、生後40日~50日の方からで、それゆえ、生後10日くらいで親犬猫と引き離すブリーダーも少なくないようです(「空前のブームの陰で…ペットビジネス 悲惨すぎる実態」(3)(日刊ゲンダイ平成21年1月22日(21日発行)11面参照)。

小さい子犬・子猫が売れることから、ペットショップでは、大きくなり過ぎないように、エサや水は少な目に与えることがあり、栄養分が足りないために、小さかったり、大人しかったりするのです。小さいがゆえによく売れ、大人しいためによく売れる――。

生まれて間もなかったり、生後8週に満たない子犬・子猫など何物にも替え難いほど可愛いことは確かです。しかし、こうした小さい子犬・子猫を購入する方は、子犬や子猫は「単なる商品」ではなく、生き物であることが本当に分かっているのでしょうか? 食事や水を減らして無理に身体を小さくさせていることを分かって購入しているのでしょうか?

真っ当なペットショップももちろんあります。生後8週に満たない段階での販売を行うペットショップ業界はもちろん問題があります。ですが、そうしたペットショップ業界の利益を強く後押しするように、生後8週未満という小さい子犬・子猫を求める日本の市民が多数いる限りは、生後8週未満の販売を法律で禁止することは難しいように思います。結局は、市民の側が意識を変えるのかどうか次第なのではないかと思うのです。



2.FNN・フジネットワーク:平成21年9月22日放映「時代のカルテ~命の現場<2>~“子犬工場” …悪質業者の闇」

子犬を生産する工場「パピーミル」、一部の悪質な業者の実態に迫りました。

「動物愛護週間」。子犬を生産する工場「パピーミル」、一部の悪質な業者の実態に迫りました。

長崎県で600坪の敷地を使い、プードルを中心に繁殖させているブリーダー・加藤伸吾さん。
健康を維持するため、朝晩2回、必ず太陽の下で運動させ、夏場は暑さをしのぐために毛を刈っている。
加藤さんは「うちはですね、年に1回ずつしか産ませないです。2回産ませると、子犬が弱かったりとか。(親犬も子犬も弱ってしまうと?)そうですね」と語った。
責任を持って最後まで飼い続けてもらうため、加藤さんは子犬を競りに出さず、契約しているペットショップや飼い主に直接、販売しているという。
加藤さんは「(子どもを産めなくなった犬たちはどうしますか?)そういう犬たちは里親を募集したりとか、なるべく一般の方に飼ってもらえるようにしています。(それでも里親が見つからない場合は?)最後まで面倒見ます」と話した。

管理が徹底しているブリーダーの一方で、問題の大きいブリーダーもまた存在する。
関東地方の、あるブリーダー施設の内部映像を見ると、ふんや尿が放置されたケージには、プードルやミニチュアダックスなどのペットショップで人気の小型犬がおよそ100頭いた。
繁殖だけを目的にした通称「パピーミル」と呼ばれる状態だった。
ブリーダーは「もの(犬)を大事にしていないと言われちゃうからね。こういう汚いところを見せると怒られちゃう」と話した。

動物愛護団体のメンバー・松本卓子さんは、周辺住民から悪臭がすると苦情が出た問題のブリーダーを8月、仲間と訪問した。
松本さんは「フードの腐った臭いと、ふん尿のにおいが充満している感じで。(かなり?)はい。気持ち悪くなったボランティアもいました」と話した。
1日1回の水を加えたドッグフードは、30度を超す暑さの中で、完全に腐敗していた。
手抜きなのか、ケージの給水ボトルはまったく使用していなかった。
動物愛護団体のメンバーが「とにかく水がないっていうのは、一番つらいと思う」と話すと、ブリーダーは「それはね、いわゆる繁殖用」と返した。
すると、動物愛護団体のメンバーは「繁殖用だって言ったって、これはひどいよ。これは虐待だよ、虐待!」と話した。
さらに、松本さんたちを驚かせたのは、犬たちの健康状態だった。
ケージに閉じ込めたまま、運動も手入れもしていないせいか、つめが異様に伸びきっていた。
片目がつぶれたまま放置されていたチワワの子どももいた。
松本さんは「ケージの柵のところに足を引っかけて、骨折とか、壊死(えし)して欠損したんだと思うんですが、ぷっつり取れている犬もいれば、ぶら下がっているような状態の犬もいました」と語った。
大半の犬が皮膚病など、何らかの疾患を抱えていたことから、松本さんたちは、状態の悪い犬を一時保護して、里親を探すことにしたという。
また、歯が全然ない犬もいた。
松本さんは「お医者さんに判断してもらったら、確か5、6歳~7歳とかだったと思うんですけど。たくさん出産すると、歯が、カルシウム溶け出しちゃって」と語った。
このブリーダーは、必要な治療や手当てもせず、6歳前後まで、年2回のペースで出産をさせていたという。
松本さんは「(産めなくなってくると、ブリーダーはどういう対応を?)10匹くらいまとめて、センターに捨てたって。(殺処分するために?)この犬たちも、そういう『いらないグループ』に入ってたんですよね」と語った。

日本全国から業者が集まる犬と猫の競り市場。
ブリーダーの男性は、産まれた子犬をここで売りさばき、利益を上げているという。
ブリーダーは「(生後)40日くらいが一番人気あるの。これが4万~6万というところかな」と語った。
動物に関する政策提言を行っている地球生物会議ALIVEの野上 ふさ子氏は、ブリーダー業者の問題点について、「ブリーダーは誰でもなりたい人がなれます。ブリーダーは『免許制』にして、それなりにきちんとした試験を受けて、受かるっていうくらいに厳しくしないと、こういう悪質な業者を排除するってことは難しいと思います」と指摘した。
母犬の命を使い捨てにして、ひたすら産ませ続ける一部のブリーダー。
ペットショップの店頭に並ぶまでに、子犬たちがどのような道をたどってきたのか。
今、わたしたちが知るべき現実がある。

現在の日本の動物愛護法では、虐待の定義があいまいなため、一部の悪質なブリーダーに対応する場合でも、行政は指導を繰り返すのがせいぜいで、処罰を科すことはほとんどない。
これに比べ、海外ではどのように対応しているのか、イギリスのケースを取材した。
185年の歴史を持つ動物虐待の取り締まりなどを行う専門機関、いわゆる「アニマルポリス」、RSPCA(王立動物虐待防止協会)。
全国に400人以上いるスタッフは、市民からの通報を受け、虐待などがないか調査を行う。
監視官は、現場で水や衛生状態などといった11の法律項目をチェックする。
1つでも満たない場合、飼い主に注意や警告を出す。
それでも改善が見られない場合について、バートル監視官は「刑事告発することもあります。罰金が科せられたり、一定期間、動物を飼う資格がはく奪される場合もあります」と語った。
日本では、動物虐待の認定基準を明確にするなど、できることから早急に実行していくことが必要となる。
(09/23 00:47)」


YouTube-命の現場② “子犬工場” …悪質業者の闇

利益優先で次々と小売店に卸して儲けるために、劣悪な環境で多頭飼育するブリーダーを「パピーミル」(繁殖工場)と呼びます。では、なぜ、「パピーミル」(繁殖工場)といった状態がなくならないのでしょうか?

ブリーダーは免許制ではないため、誰でもなりたい人がなれることから、かつての奴隷商人のように、犬や猫を利益を生む「モノ」のように扱うことが可能なのです。「母犬の命を使い捨てにして、ひたすら産ませ続ける」ことをするような悪質なブリーダーがいたとしても、日本には、いわゆる「アニマルポリス」がないため、「行政は指導を繰り返すのがせいぜいで、処罰を科すことはほとんどない」のですから。

犬の年間販売数は65万匹で、うち約7割(45万匹)がペットオークション経由です。ペットオークションといった取引システムは日本ぐらいのようですが、こうしたペットオークションは全国で約20ヶ所ほどあるとされています(「空前のブームの陰で…ペットビジネス 悲惨すぎる実態」(2)(日刊ゲンダイ平成21年1月21日(20日発行)11面参照)。 良質の子犬を売りたいと考えるブリーダーは、オークションに出したりしないようですが、大量飼育・利益優先のブリーダーにとっては「産まれた子犬をここで売りさばき、利益を上げ」ることができる格好の場所なわけです。悪質なブリーダーが入り込む余地があるペットオークションに依存している現実が、「パピーミル」(繁殖工場)を生んでいるのです。

ペットショップの店頭に並ぶまでに、子犬たちがどのような道をたどってきたのか、考えたことがあるでしょうか? その子犬たちは、「パピーミル」(繁殖工場)で産まれていた可能性が十分にあるのです。ペットショップの店頭に並ぶ子犬たちを、ただ可愛いからといって何も知らずに購入して喜ぶことは、無邪気に奴隷を購入するのと等しく、犯罪的であるように思うのです。




3.FNN・フジネットワーク:平成21年9月23日放映「時代のカルテ~命の現場<3>~「“最後の願い” 殺処分の現実」

年間30万頭の犬や猫が殺処分されている現実とそれを変えようという試みを取材しました。

年間30万頭の犬や猫が殺処分されている現実と、それを変えようという試みを取材しました。
今回、企画の趣旨に賛同していただいた動物愛護センターの協力を得て、殺処分の現場を撮影しました。

早朝、1頭ずつ表に連れ出されていく、およそ60頭の犬たち。
熊本市動物愛護センターでは、毎朝の日課となっている。
秋田犬、雑種、ダルメシアンなど、さまざまな犬種がいる。
犬や猫の「殺処分ゼロ」の方針を掲げる熊本市。
収容している犬は、基本的に里親が見つかるまで育て上げる。
犬の譲渡会は、毎週水曜日に開催し、この日は6頭の犬が里親を見つけることができた。
里親となった男性は「最初は小型犬にしようかと言っていたんですけど、大型犬は引き取り手が少ないと聞いたもんですから」と話した。
また、2週間前に行方不明になった飼い犬と対面を果たした男性もいた。
男性は「ジョン! (飼い主ですか?)もう13年間飼っていて、雷のときにいなくなって。(怖くて逃げちゃったんですね?)はい」と話した。
1999年、熊本市の殺処分数はおよそ1,000頭だったが、取り組みの効果で、2009年4月以降、「殺処分数ゼロ」を続けている。
熊本市動物愛護センターの松崎正吉所長(獣医師)は「いろんな『命のカタチ』があるんですけども、愛護センターの場合は、まだまだ生きられるのに、人間の手で処分せんといかんというのがですね、やっぱり...。(おかしいなと思って?)うーん...、嫌だったし」と話した。
動物園の獣医だった松崎所長が中心となって、「殺処分ゼロ」を目指し、問題のある犬でも、再教育で穏やかな性格に変えていくなど、さまざまな努力を続けている。
同時に、飼育放棄する飼い主に対しては、厳しく指導、引き取りも拒否する姿勢で臨んできた。

こうした取り組みの一方で、最後まで犬を飼う責任を果たさない人が、今も少なくない。
子犬を持ち込んだ男性は「悪いね、いつも処分してもらって申し訳ない」と話した。
おびえて震える、生後2カ月の子犬たち。
飼育放棄の動物を引き取る自治体のトラックに子犬を持ち込んだのは、孫娘を連れてきた男性。
悪びれず、1匹につき2,000円の手数料を払った。
子犬を持ち込んだ男性は「もう面倒見られないということ。かわいそうだ、ハハ、もうしようがない」と話した。
別の男性が持ち込んだ、猟犬のセッター。
大きな腫瘍(しゅよう)ができているのに、満足な治療を受けられず、苦しんでいた。
洋服を着たまま捨てられたシーズーは、飼われて10年目だった。
段ボール箱の中には、生まれてまもない子犬たち。
このあと彼らには、過酷な運命が待ち受けている。

飼育放棄で持ち込まれる犬があとを絶たない、全国の動物愛護センター。
殺処分を待つのは、まだ幼い子犬や白内障の老犬。
雑種に交じって、かつては人気者だったゴールデンレトリバーやシェパードなどの大型犬がいた。
収容期間は自治体によって異なるが、飼育放棄の犬は、短いところでは1日以内。
大半は引き取り手もなく、殺処分される。
年間31万匹の犬猫が殺処分されている。
ペットブームの裏側にある現実。殺処分は毎日のように、日本のどこかの動物愛護センターで行われている。
(09/24 00:41)」


YouTube-命の現場③ “最後の願い” 殺処分の現実

 イ:熊本市動物愛護センターの熱心な取り組みについては、何度か紹介していますが、このフジテレビの番組でも取り上げています。

犬猫の保管日数は、収容経緯により異なるのですが、従来は0~3日程度が一般的でした。しかし、現在では自治体の裁量で延長する傾向にあります。その中でも、熊本市の場合は1年以上の事例があるなど、全国で飛びぬけて長いのです(東京新聞平成21年5月10日付【大図解】「変わる動物行政(No.888)」)。

国の指針では、犬猫の引き取りを17年度までに半減させ、希望者への譲渡などを進めることで殺処分率を減らす、というように動物行政が変わりつつあります。そのなかでも、熊本市動物愛護センターは特に熱心な取り組みがあるからこそ、「2週間前に行方不明になった飼い犬と対面を果たした男性もいた」という幸福も生じたのです。


 ロ:9月23日放映を直接見た方はともかく、見ていない方は、まず、YouTube-命の現場③ “最後の願い” 殺処分の現実を最初から最後まで見て欲しいと思います。これが今の動物愛護センターで実際に行われていることです。

動物愛護センターに、いつものように「生後2カ月の子犬たち」を持ち込む飼い主、飼っていた「猟犬のセッター」を「大きな腫瘍ができているのに、満足な治療」をさせずに持ち込んだ飼い主、飼われて10年も経過しているのに「洋服を着たまま捨てられたシーズー」――。実に、身勝手に飼育放棄する飼い主が、身勝手に殺処分を行っているのです。身勝手に殺処分をするような飼い主は、元々ペットを飼う資格はないというべきです。

映像をみると、孫娘を連れて、飼い犬を殺処分の場に連れてくる祖父がいることが分かります。殺処分を咎めだてしない家族がおり、平気で殺処分の場に孫を連れてくることを問題視しないこともまた、犬や猫の命を軽視し、「モノ」扱いする意識がなくなっていかないように思うのです。

(もちろん、先に述べたペットオークションで売れなかった子犬子猫たちは、ブリーダーとしては繁殖用として使うことが多く、ペットショップの店頭に並んだ子犬子猫が売れなかった場合も、成長するに従って値段を下げていき最終的には売ってしまい、殺処分することはあまりないようです。)


 ハ:「ニュースJAPAN」のキャスターを務める滝川クリステル・アナウンサー(31)は、最後に次のようにまとめていました。この言葉をよく噛み締めてみるべきではないでしょうか。

「ご覧頂いたような殺処分は、毎日のように、日本のどこかの動物愛護センターで行われています。ペットブームの裏側にある現実です。短い生涯の始まりから人間の都合に翻弄され続ける小さな命。その小さな命を大きなふところで、救ってあげられるのは私たち人間だけです。命の現場から決して眼を逸らすことなく、小さな命に向き合っていきたいと思います。」




テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

コメント
この記事へのコメント
人間の都合で捨てられて殺処分される子達はどんな気持ちでしょうか・・ 最愛の飼い主に捨てられた挙げ句、行き着く先はガス室です。 言葉も出ません。

ハッキリ言ってこう言う人達は二度とペットを飼わせない様な法律を作るべきだと思います。 余りにも命を軽く見ている。
何かの事情で飼えなくなったとしても、安心して面倒を見てくれる人を探してあげる事は飼い主としての最低限のマナーだと私は思います。

ただ日本の国自体の問題もあります。 欧米に比べて日本は余りにペットに対する理解が低過ぎます。 その辺りも変えていかなくてはいけないんでしょうね。

2009/09/25 Fri 16:42:49
URL | 迷い猫 #HfMzn2gY[ 編集 ]
滝川クリステルさん、障害者自立支援法が成立したときも、障害者の側に立った取材をしてましたよね。
動物愛護は、松野頼久議員が積極的で、下鴨さんがも理解があったと思います。
2009/09/25 Fri 21:31:22
URL | 散策 #TY.N/4k.[ 編集 ]
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科学展に行きたいのです。でも毎回、仕事が入ってしまい、なかなか行けなくて・・・。
2009/11/02(月) 13:21:33 | 待ってッ!科学展ッ!!
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