FC2ブログ
Because It's There
主に社会問題について法律的に考えてみる。など。
05« 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30.»07
スポンサーサイト 
--/--/-- [--] --:--:-- » E d i t
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 *  TB: --  *  CM: --  * top △ 
2006/11/06 [Mon] 05:13:26 » E d i t
米人気映画「ベンジー」シリーズのジョー・キャンプ監督(67)が、「スポーツニッポン」の単独インタビューに応じて、直木賞作家・坂東眞砂子氏の「子猫殺し」問題を含めて、動物虐待問題について語っていました。この記事についてコメントしたいと思います。

1.「スポーツニッポン」(平成18年11月5日付(日曜)28面)

「ベンジー」監督 動物虐待に激怒  直木賞作家・坂東眞砂子さんは「冷酷」

 人間と犬のふれあいを描いた米人気映画「ベンジー」シリーズのジョー・キャンプ監督(67)が4日、都内で本紙のインタビューに応じ、日本での動物虐待問題を糾弾した。

 「信じられない。理解すらできない」。最も語気を強めたのが、仏領タヒチ在住の直木賞作家・坂東眞砂子さん(48)に対して。新聞のコラムで、飼っている猫が産んだ子猫を崖下に投げ捨てているという告白などを聞きつけ「非人間的であり冷酷。どんな状況下であれ許されないこと」と憤慨した。坂東さんが主張した「(避妊と)同じことだ。子種を殺すか、できた子を殺すかの差」との発言にも反論。「全く違うレベルの話で、殺人とイコール。彼女が米在住であれば、とっくに刑事罰を受けている」と断罪した。

 また、約500匹もの犬が十分な世話を受けずに衰弱していた「ひろしまドッグぱーく」(広島市)に対しても「身震いがする」とまゆをひそめる。ただ、先月28日に犬の管理をしていた業者が刑事告発されたと聞き「問題が取り上げられることで、一般の認知が広がる。草の根レベルから話をし続けて、動物を愛し育てるシステムをつくってほしい」と訴えた。

 キャンプ氏は30年以上、捨て犬や野良犬に飼い主を見つけるための運動を続けている。ベンジー役の犬もすべて動物保護施設で発掘、撮影後も自宅で家族として育てた。74年の第1作公開時には全米で犬約100万匹の飼い主を見つけている。
[ 2006年11月05日付 紙面記事 ] 」



2.映画『ラブいぬ ベンジー はじめての冒険』が11月11日、公開になることから、ジョー・キャンプ監督が来日したようです。

(1) 今回の映画のあらすじは、

 「お話は、ミシシッピー州のある悪質ブリーダー(というか繁殖屋)の犬舎を舞台に、誤って風来坊の雑種犬との間に生まれてしまった“はじかれ者”のベンジーが、無理な多交配がもとで身体をこわしてしまった母犬の危機を救うため、捨て犬のベロンチョと協力して奮闘するというもの。
ベンジーの活躍を支えてくれるのは、ちょっとお間抜けでドジな動物保護官(アニマルコントロール)の二人組と近隣に住む心やさしいフィンチおじさん、現地の保安官や動物保護管理局の人たち、そして悪質ブリーダーを父に持ちながら大の動物好きのコルビー少年。」(All About:『ラブいぬ ベンジー』に見る動物愛護精神 ガイド:坂本 光里 掲載日:2006年10月29日


繁殖業者の問題、捨て犬問題、そういった動物虐待に対応する動物保護管理局など、動物愛護に深く関わる問題を含んだ映画のようです。こうなると、ジョー・キャンプ監督は、当然ながら坂東眞砂子氏の子猫殺し問題や、「ひろしまドッグぱーく」のことについて関心が生じるわけであり、インタビューで言及した、むしろ言及せざるを得なかったといえると思います。


(2) 日本でも非難が殺到したように、ジョー・キャンプ監督も、坂東眞砂子氏の子猫殺し問題について激怒していたようです。

 「「信じられない。理解すらできない」。最も語気を強めたのが、仏領タヒチ在住の直木賞作家・坂東眞砂子さん(48)に対して。……「非人間的であり冷酷。どんな状況下であれ許されないこと」と憤慨した。「(避妊と)同じことだ……」との発言にも反論。「全く違うレベルの話で、殺人とイコール。彼女が米在住であれば、とっくに刑事罰を受けている」と断罪した。」



「非人間的であり冷酷」であるとか、「彼女が米在住であれば、とっくに刑事罰を受けている」と言い切るほどですから、かなり憤慨していることが伺えます。

海外メディアも坂東眞砂子氏の子猫殺し問題を記事にしていて、それがネット上でも公開されていましたから、この問題は世界中で知りうる状態でした。米人気映画「ベンジー」シリーズのジョー・キャンプ監督が知っているということは、もしかしたら、将来、坂東眞砂子氏の子猫殺し問題を題材にした映画が登場するかもしれません。そうすると、「日本人の恥」が映画として永遠に残ることになり、そう思うとひどく憂鬱な気持ちになりました。


(3) ペットジャーナリストの坂本徹也さんはこう述べています。

 「ペットがたんなる愛玩動物ではなく、家族や社会の一員(伴侶動物)
として認められていくにつれてしだいに解消され、
同時に人と動物との正常な共生社会が生まれていく----。
またそれにともなって、動物に関する法律が整備されたり、
ペットをどう飼うかどこで買うかの基準が示されたり、
公共の場や公園が解放されたりしていくわけです。つまり、
社会や国がペットとどう向き合っているかというのは、
社会が正常に成熟しているかどうか、精神的に先進国であるかどうか
の指標だということなんですよね。」(「犬の目・猫の目」の「ペットとどう向き合うかは先進国であるかどうかの指標」より一部引用)



坂東眞砂子氏の行動に対して、少数ながら非難すべきでないという人達がいることは確かであり、四国では当然だというブログ管理人や、坂東氏を擁護する作家もいました。しかし、その人達は「ペットがたんなる愛玩動物ではなく、家族や社会の一員(伴侶動物)」という意識に欠けているのであり、ジョー・キャンプ監督の憤慨に対してまったく理解できないことになるのです。

将来、坂東眞砂子氏のような行動をしない国民ばかりとなり、坂東眞砂子氏のような行動を強く非難する国・国民となるのでしょうか? 日本が先進国であるのか否か……なんて遠い過去のことかと思っていたら、日本はいまだに先進国と評価されないことになりそうです。

テーマ:社会ニュース - ジャンル:ニュース

コメント
この記事へのコメント
「ペット殺しは本当に罪なのか?」はさておき(おくなよ)
ブログの記事と重複しますがその「ペット殺し」をエッセイとして発表したこと、
「ペット殺し」を正当化するような内容は、批判されて当然だと思います。
それが罪なのか以前に、批判されると自ら予見する内容をわざわざ発表する辺り、ナルシシズムが伺えます。
そこに反応して批判する人も多いかと。

おそらく擁護派の方は、文章から滲み出るナルシシズムを感じなかったのではないでしょうか?
それは悪いことではないと思います。
私のように、「文章はナルシシズムを徹底的に排除しなければならない」と考える偏屈者、
「文章からベタベタのナルシシズムが滲み出ようが面白けりゃいい」、
色々考え方はありますよね。
坂東氏やその擁護派は「文章のナルシシズム」を感じない人であり、
私のような偏屈者には「けっ、ベタベタなナルシシズムを
まき散らすなよ!」と感じさせてしまうのではないかと……
要するに、批判派と擁護派は世界が違う人々なのかも……と思うのです。
別にどちらが正しいとか良いとかではなく……

すみません。論点が違いますね……
2006/11/06 Mon 23:40:56
URL | 鞍縞 #-[ 編集 ]
連続投稿ですみません。

私はジョー・キャンプ監督のことを寡聞にして存じ上げず、どういった映画を作った方なのかもわかりません。
しかし記事を見る限り、ペット愛好家の方のようですね。
この問題に強い関心があるならば、映画にするかもしれませんね(無責任に言ってすみません)。

もしもその映画が発表されたら――。
また坂東氏のことが「祭り」(騒ぎ)になりそうですね。
そしてまた怖い物見たさで坂東氏の著作を購入する方々が増えるかもしれない。
不買運動をするほどのこととも思わないのですが、やはり
「ちっ、いい目見やがって。あのエッセイは売名行為なんじゃねーの?」と、悪態つきたくなります。

ジョー・キャンプ監督でなくても、この問題に強い関心を持つ監督、作家は大勢いると思います。
個人的な希望としては、是非発表してほしいと思います。
新たに、ペットの在り方について考える機会ができると思います
(既に坂東氏の問題は風化し始めていると思うので)。

今から、出来るかもわからない映画が上映されたときの「祭り」が楽しみです。
かなり不謹慎ですが、本音です。
2006/11/06 Mon 23:49:54
URL | 鞍縞 #23/F9VpE[ 編集 ]
>鞍縞さん:2006/11/06(月) 23:40:56へのお返事
コメントありがとうございます。お返事が遅れてすみません。

>批判されると自ら予見する内容をわざわざ発表する辺り、ナルシシズム
>が伺えます。

仰るとおり、「ナルシズム」が滲み出ているというのは的確な捉え方だと思います。批判を受けると、逆ギレして論理破綻した言い訳を繰り返す……。坂東氏の本性が垣間見えた気がします。


>坂東氏やその擁護派は「文章のナルシシズム」を感じない人であり、
>私のような偏屈者には「けっ、ベタベタなナルシシズムを
>まき散らすなよ!」と感じさせてしまうのではないかと……

仰るとおり、「擁護派は『文章のナルシシズム』を感じない人」なんでしょう。その点を指摘した上で、擁護すれば、少しは説得力をもった文章になったと思いますけど。


>要するに、批判派と擁護派は世界が違う人々なのかも……と思うのです。

擁護する立場の人とコメントの応酬をしたことがありますが、「世界が違う」と感じました。ジョー・キャンプ監督が言うように「非人間的であり冷酷」だと言われても仕方がない行動のはずなんですけどね~。

もっとも、一般論としては、賛否が分かれた議論において、妥協点を見出すことができず、「世界が違う」ままということは、よくあることですが。


>すみません。論点が違いますね……

論点が違っていても構いません。ご遠慮なく、コメントお願いします。
2006/11/08 Wed 04:40:18
URL | 春霞 #Gu2JBjds[ 編集 ]
>鞍縞さん:2006/11/06(月) 23:49:54へのお返事
コメントありがとうございます。お返事が遅れてすみません。

>もしもその映画が発表されたら――。
>また坂東氏のことが「祭り」(騒ぎ)になりそうですね。

いやー、もうすごい「祭り」(騒ぎ)になるでしょう。日本以外でも映画が公開されるようだと、世界中で騒ぎになるでしょう。善行で騒ぎになるなら良いのですが、悪行で(世界中で)騒ぎになるのは、どうも(汗)。日本人に対して良いイメージを持って欲しいと希望するのは、「愛国者」なんでしょうか(汗)。……あ! 坂東氏擁護派からすれば、「子猫殺し」は善行なのかな~(苦笑)


>ジョー・キャンプ監督でなくても、この問題に強い関心を持つ監督、
>作家は大勢いると思います。

そうでしょうね。昔の日本では「間引き」があったことをも考慮した社会派映画から、坂東氏の私生活を織り交ぜたエログロ的な映画などまで、色々な形での映画になりそうです。


>個人的な希望としては、是非発表してほしいと思います。
>新たに、ペットの在り方について考える機会ができると思います

「ペットの在り方を考える」ということからすれば、是非映画にすべきでしょう。鞍縞さんの仰るとおりです。ペットは玩具ではなく、命あるものという意識を持って欲しいですし。


>(既に坂東氏の問題は風化し始めていると思うので)。

風化は良くないことです。こうして取り上げる機会があったら、積極的に紹介していくつもりですし、そうでなくても、エントリーで書く資料を揃えていますので、これからも書く予定でいます。
2006/11/08 Wed 04:41:57
URL | 春霞 #Gu2JBjds[ 編集 ]
こんにちは
この件に関する新聞や雑誌、ブログなどは、ほぼすべて読んでいます。図書館でタヒチついても少し調べました。
春霞さんの詳細で的確な分析には感心するばかりです。
最新の月刊文藝春秋に坂東の文章が載っています。お金を払うのも腹立たしいので立ち読みしました。
内容は、新たな自己弁護と日本社会の批判で、反省のかけらもありません。警察に呼ばれて事情を聞かれたが、交通違反程度の罰金で済みそうだとか。自分自身で火をつけたにもかかわらず、ネット社会の被害者だと思い込んでいるらしく、犬猫殺しという行為そのものにも、罪の意識が全く無いようです。さらに驚くのは、飼い犬に予防接種を受けさせるために、毎年獣医の下に通っていること。経済的に余裕があり、身近に獣医がいながら、自分勝手な理屈をつけてペットに避妊手術を受けさせず、生まれた子を次々と殺すというのは到底理解できません。
2006/11/11 Sat 14:52:38
URL | もみじ #TSSD.YJ.[ 編集 ]
>もみじさん
コメントありがとうございます。

>この件に関する新聞や雑誌、ブログなどは、ほぼすべて読んでいます

おお! それは素晴らしい。何か読んだ方がいいもの(文献、雑誌、ブログなど何でも)があったら是非教えて下さい。宜しくお願いします。


>春霞さんの詳細で的確な分析には感心するばかりです

ありがとうございます。これからも宜しくお願いします。


>最新の月刊文藝春秋に坂東の文章が載っています

情報ありがとうございます。12月号ですね。私も立ち読みしたのですが、雑誌の最後の方にあったので、気づきませんでした(汗)


>内容は、新たな自己弁護と日本社会の批判で、反省のかけらもありません
>罪の意識が全く無いようです

私も読みました。相変わらずの自分勝手な反論ですね。坂東氏は「日本から発信された悪意に彩られた情報」とか、「日本のネットで騒いだ人々も、ほとんどはエッセイを読んでおらず」とか。

このエッセイでも、坂東氏は「シートベルト無着用と同程度の罰金」だとうそぶいて、子猫殺しはたいした罪ではないと思ってますね。
しかし、シートベルト無着用と子猫殺しは質的に異なります。シートベルト無着用は事故の際に本人の命が失われるから自己責任ですが、子猫殺しは他者の命を奪うのですから。坂東氏は命を奪うことへ罪深さが理解できないようです。

坂東氏のように、理解力が著しく低く、罪の意識を感じない者に対しては、法規制をした意味を失ってしまうので、非常に困ります。不買運動や日本での活動の反対などの方が効果的でしょうね。

文藝春秋でのエッセイを読むと、「日本同様、タヒチ島でも『子猫殺し』のことは、忘れられてしまった」なんて書いていますが、私はもちろん、もみじさんも忘れずにいるわけです。むしろ、坂東氏に賛成する側の方が忘れてしまっているように感じます。痛みを感じない側は、忘れてしまうのが常でしょう。

私は、これからも書く予定ですし、その意思表明のためにも、別個にカテゴリーを作りました。
2006/11/12 Sun 12:41:21
URL | 春霞 #Gu2JBjds[ 編集 ]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://sokonisonnzaisuru.blog23.fc2.com/tb.php/187-f92bc31a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
千葉県富津市のマザー牧場では、牧羊犬の能力を競い合うシープドッグトライアルが開かれました。一定の時間内に5頭のヒツジをどれだけ誘導できたかを競うもので、欧米では、しばしば開かれています。マザー牧場では
2006/11/07(火) 08:26:17 | 2ちゃんにゅーす
なんか、ですね。アメリカの映画監督に坂東真砂子のことが知られたらしい、というか知っていた?、というような感じのような。 OK艦長、ベンジー観にいくよ! つか、考えてみれば坂東のやってる猫殺しって悪質ブリーダーと変わらんな。あー、それ....
2006/11/08(水) 23:30:18 | STAR DATE SG-1 in SoulTaker
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。