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主に社会問題について法律的に考えてみる。など。
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2008/11/26 [Wed] 00:45:14 » E d i t
11月25日~12月1日は「犯罪被害者週間」です。


犯罪被害者週間

犯罪被害者等が、犯罪等により受けた被害から立ち直り、再び地域において平穏に過ごせるようになるためには、地域のすべての人々の理解と配慮、そしてそれ に基づく協力が重要です。内閣府では、犯罪被害者週間(11月25日~12月1日)中、犯罪被害者等の置かれた状況などについて国民の理解を深めるため、 「国民のつどい」を開催します。」(政府広報オンラインより)



11月24日は読売新聞、11月25日は北海道新聞、東京・中日新聞、西日本新聞の新聞紙面において、政府広報が掲載されています。犯罪被害者等の置かれた状況等について国民理解の増進を図るため、「国民のつどい」を始めとして各地でイベントが実施されます。ぜひ、足を運んでみてください。



1.皆さんは、犯罪被害者に対して、どのような意識をもっているのでしょうか。 偏見を抱いていたりしていませんか。

社会の偏見

 日本の社会では、被害者にも何か落ち度があるから、あるいはトラブルがあったから被害者になる、というような被害者に対する偏見も根強い。そのため、被害者を責めるような言動がなされたり、避けるような態度をとられたり、哀れみの視線で見られ遠巻きにされたりすることが多い。

 それは、犯罪被害者等基本法の基本計画の目的の中にも「犯罪被害者等は社会の例外的な存在であって、自分たちとは関係がないという誤った認識や、犯罪被害者等は特別に公的に守られ、尊重され、加害者からの弁償に加えて十分な支援が受けられることで容易に被害から回復できているという誤解もある。こうした認識の誤りもあり、犯罪被害者等に対する支援についての社会の関心は高いとはいえない。」と書かれていることからも分かる。

 また、社会の人たちが求める犯罪被害者像もある。事件から数か月間は嘆き悲しんでいてもその後はしっかりと立ち直り、人付き合いも仕事も普通にこなせるように元気になる被害者が精神的に強い立派な人とされる。それゆえ、被害者は周囲から「早く元気になりなさい。しっかりなさい。嫌なことは早く忘れなさい。」などと叱咤激励される。

 それに応えられない被害者は「弱い人」と周囲の人たちから評価をされがちなため、本当の気持ちを押し隠して表面的に元気なふりをする。そして、暗黙の要求に応えようとするため被害者の本当の姿は周囲に理解されにくい。

 何年か経ち、ようやく自分の気持ちを話せるようになり勇気をふるって、加害者への怒りの気持ちなどを正直に話すと「罪を憎んで人を憎まずというでしょう。加害者の家族も被害者よ」などと言われるため、結局何も言えず孤立感を深める。

 被害者自身も「罪を憎んで人を憎まず」との教育を受けている。「犯罪被害に遭った被害者は心身に深い傷を負い、そのショックが大きいため自分の努力だけで回復することは難しい。もし周囲に被害を受けた人があれば温かい支援の手を差し伸べるのが人としての姿」という教育は受けていない。日本の社会には犯罪被害者支援の必要性が浸透してない。被害者自身も一人で耐えるしかないと思い込んでいるため、頑張れない自分を責めて苦しむ。」(特定非営利活動法人 全国被害者支援ネットワーク編集『犯罪被害者支援必携』(東京法令出版、平成20年)116頁以下)


(1) まず、こうした偏見の目で犯罪被害者に接したりしないことを求めたいと思います。しかし、こうした偏見があるため、被害者支援都民センターで実施した、平成18年度の調査結果によると、犯罪被害者遺族の87.3%が二次被害を受けたと答えています。二次被害を与えた人や機関は、近所の人58.3%、警察51.0%、親戚39.6%、検察34.4%、職場30.2%、裁判所27.1%、マスコミ26.0%となっています(特定非営利活動法人 全国被害者支援ネットワーク編集・前掲117頁)。



(2) 他の犯罪に比べ、性犯罪については一般的に誤ったイメージが根強いのが特徴です。その偏見の一例を挙げておきます。

1 被害者が加害者を挑発した結果,性犯罪が起きる
 「薄着やミニスカートなどの挑発的な服装を見て,急に性的欲求が高まった男性が性犯罪を起こすのだから,そのような服装をしている女性は被害にあっても仕方がない」と思っている人がいるのではないでしょうか。しかし,性犯罪は一部または全部が計画的に行われていることが多いようです。それには被害者の服装や容姿は関係なく,「誰でも良かった」というケースも多数含まれています。もちろん,パンツスーツや,ジーンズに丈の長いコートを着ていても被害にあうことがあります。

2 美しく若い女性が性犯罪の被害にあう
 被害者の年齢は幼児から80代まで,広範囲にわたっています。また,被害者の服装や外見,職業もバラバラです。幼児の場合は女児のみではなく,男児が被害にあって警察に届け出られるケースもあります。
 成人男性が性犯罪の被害を受けた場合は,誰かに相談したり警察に届け出ることもためらわれ,女性より深刻な状況に陥っていることも考えられます。

3 夜,一人歩きしなければ性犯罪にはあわない
 警察へ被害届が出された内容から,夜,一人歩きの女性が被害にあうことが多いのは事実ですが,午前中や夕方にも,性犯罪は起きています。自宅や普段よく行く場所でも事件は発生しており,夜と屋外だけが危険なのではありません。

4 性犯罪は見知らぬ男性から受ける
 顔見知りからの被害は知人にも相談しにくいため,警察へ届け出ることはもっと難しいと考えられますので実態は把握できておりませんが,被害全体に占める割合は高いと考えられています。警察への届け出をされた事件にも,知人からの被害が多数あります。

5 いやだったら,被害者は最後まで抵抗するはずだ
 被害者は恐怖で体が硬直したり,声も出なかったりして抵抗できなくなることがありますが,加害者を受け入れる気持ちがあったわけではありません。

6 性犯罪は大都市でしか起こらない
 事件は地域に関係なくどこでも発生します。地方では周囲の目を気にして警察に届け出られない場合も少なくないと考えられていますが,実態は不明です。

7 性的欲求を爆発させた男性が衝動的に性犯罪を行う
 性犯罪は計画的に行われていることが多く,また,周りに人がいる時や誰かに見つかりそうな場所では行われていないことからも,コントロールできない行動ではないことが判ります。

8 性生活に不満を持っている異常な男だけが性犯罪の加害者となる
 加害者は見るからに異常な男性だろう思われがちですが,社会的に地位があり,信頼されている人物であることも少なくないのです。もちろん,普段は妻や子,恋人と過ごし,家庭でも職場でも人と変わらない生活を送っている加害者もまれではありません。」(「広島県警察被害者支援室/犯罪被害者の現状」のHPより)


このように、「特に他の犯罪と異なり、性犯罪に対しては特有の誤解があるため、他の犯罪による被害者より辛い立場に立たされることが多い」(広島県警察被害者支援室)のですから、性犯罪による被害者への配慮は特に必要性が高いといえます。被害者全体の統計資料によっても、現在でも、「裁判所27.1%」という決して少なくない割合で裁判所で二次被害を受けているのですから、性犯罪被害者の場合は、もっと裁判所で二次的被害を受けていると推測できます。

そうすると、裁判員制度が実施されると、「法廷で市民の前に姿をさらす心理的圧力や尋問によるセカンドレイプ(想起による精神的苦痛)の恐れは一段と高くなる」(東京新聞平成20年11月25日付)のです。こうした裁判員制度下で懸念される性犯罪被害者への「セカンドレイプ」について、東京新聞「こちら特報部」は、連載記事「裁判員制度がわからない」シリーズの一環として記事にしていましたので、紹介したいと思います。



2.東京新聞平成20年11月25日付朝刊24・25面【こちら特報部】

裁判員制度がわからない:性犯罪事件に懸念  被害者問い詰めかねぬ
2008年11月25日

 裁判員制度をめぐる議論で素通りされた課題がある。レイプなど性にまつわる犯罪だ。泣き寝入りしがちな被害者たち。法廷で市民の前に姿をさらす心理的圧力や尋問によるセカンドレイプ(想起による精神的苦痛)の恐れは一段と高くなる。「市民感覚」という世間常識も偏見をぬぐえるとは限らない。「裁判員制度が告発を阻害しかねない」という懸念の声も上がっている。 (田原牧)


◆「被害届 出しにくくなる」 

 「(法廷で)一般の人たちにあれこれ聞かれると思っただけで、被害届は出しにくくなる」。自らの性犯罪被害を実名で語っている小林美佳さんは顔をしかめた。

 小林さんは8年前、男性二人組に襲われ、性的暴行を受けた。事件は未解決で時効。今年4月、手記を出版し、電子メールでの相談を始めた。

 これまでセクハラ(性的嫌がらせ)を含め700人の被害者からメールが来た。迷う相談者には、他の被害者の体験を含め警察や裁判所の対応をありのまま伝えている。

 警察では等身大の男性の人形を使って事件を再現させられる。裁判官に「よく平然と立ってられるね」「普通なら証人に呼んでも来ないよ」と言われた被害者もいる。ある被害者の高校生は警察官に「売春してたんじゃないか」と疑われた。

 「実際、被害に遭って警察に届ける人は1割。告訴が受理されるケースははるかに少ない。相談に返答すると、多くの人があきらめてしまう。加害者の弁護人や裁判官、警察官によるセカンドレイプが怖い。裁判員制度になったらもっとだろう」

 裁判員制度の対象犯罪には通常の強姦(ごうかん)は含まれない。だが、強盗致死傷や強制わいせつ致死傷などは入る。

 昨年の事件数に当てはめると別表の通り、扱う事件の20.3%が対象で、DV(家庭内暴力)絡みの事件を足せばそれ以上になる。

 しかし、裁判員制度をめぐる法曹界の議論で、性犯罪被害者やDV殺人では加害者にもなりうる女性への配慮が課題に上ったことはなかった。

 強姦は被害者が告訴する親告罪だが、強姦致死傷などは違う。「それでも被害者が告発しない限り、発覚はしない」とNPO法人・全国女性シェルターネットの遠藤智子事務局長は指摘する。

 その告発は難しい。司法のシステムだけが理由ではない。「自分を被害者と自覚することは大変なこと。恋愛かも、酒に酔っていたのでは、と自分を懸命に肯定しようとする。世間のいう『傷もの』を恐れる」
。詳細を問われたことでPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症した例もある。

 2000年の刑事訴訟法改正で、法廷での被害者保護は進んだといわれる。裁判長の判断で加害者との遮へいや別室証言(ビデオリンク)も認められるようになった。

 だが、遠藤さんは「肝心な点は変わっていない」と話す。「今も、被害者は性体験を根掘り葉掘り聞かれがち。これは米国の一部の州では禁じられている。日本では問い詰められるのは被害者。『なぜ被害に遭ったの』という逆さまの追及は裁判員制度で増えかねない」

◆世間常識に隠れた偏見

 裁判員制度の“売り”の一つは「市民感覚の反映」だ。しかし、ここにも危うい前提がある。「市民感覚=正しい」という決め付けだ。市民感覚は世間常識とも言い換えられる。それは偏見や差別とも無縁ではない。

 性犯罪被害を扱う裁判では従来、ジェンダーバイアス(性別の偏見)が問題視されてきた。

 1994年、東京地裁で無罪となった強姦致傷事件の判決があった。その判決文には「(被害者は)概(おおむ)ね上品な言葉遣いや態度に終始しているが、時折『おおぼけ(を)こいた』などという言葉を口走るなどして、いわば馬脚を現して」いるので、「慎重で貞操観念があるという人物像は似つかわしくない」ため、「(証言は)信用できない」と記されていた。

 DV事件などに力を注いできた角田(つのだ)由紀子弁護士は「被害者は水商売をしているので信用できない、女の手練手管、などと言い切る裁判官は少なくない」と振り返る。

 「夫の暴力にさらされてきた妻が夫が酒を飲んで眠った直後、殺してしまった事件がある。妻には境遇に同情する別の男性がいた。判決では妻の『不倫』ばかりが責められ、その根にあるDVは振り向かれなかった」

 ところで、裁判官の女性比率は10.3%(06年)。裁判員制度になれば、より多くの女性参加が予測され、これが女性の人権への“追い風”になるとみる向きもある。

 だが、角田弁護士は「そうとは限らない。むしろ、先のような事件でも『自業自得』とワイドショーばりの論理が横行しそう。『世間常識』で司法の建前が弱くなる分、一段と厳しい状況になるのでは」と悲観的だ。

 札幌でDV被害者を援助するNPO法人「女のスペース・おん」の近藤恵子代表理事も角田弁護士の予想に同調する。

 「DVに伴う裁判所の調停で、元校長といった経歴の女性調停員らが『何で結婚したのか』『子どものお父さんを前科者にするつもりか』と妻に譲歩を迫る場面をしばしば見てきた。女性裁判官が被害者女性に冷淡なケースも少なくない」

 法廷での女性の数が増えれば事態が好転するというほど、現実は単純ではなさそうだ。

 前出の遠藤さんも「大学で話したとき、聴衆の男性の一人は『一度や二度殴って何が暴力だ』と憤った。早稲田大学のサークルの集団レイプ事件の話では、女子学生の間で『ついて行った被害者の方が悪い』という反応があった。被害者たたきは男女で変わらない。違いは当人の体験や性差別への理解次第」と話す。

◆「女性の人権 配慮抜けている」

 一方、ジェンダーと司法を研究する原田いづみ弁護士は「ジェンダーバイアスを理解する人が裁判員に入ることで、職業裁判官の偏見を是正できないか」と期待する。

 だが、そんな原田弁護士でも「弁護士の間でもジェンダーを意識する人はまれだし、いまは裁判員制度への実務の準備で手いっぱい」という。

 「実際、法曹界も裁判員のジェンダー構成(男女のバランス)については無視したし、乳児や幼児を抱える保護者の参加についても、託児施設を準備するより辞退の理由としてしまった。女性の人権への配慮という観点がまるで抜けている」

 現状でも女性への偏見が横行する法廷。偏見に無自覚な「世間常識」の重しが加わることで、性犯罪被害者の人権が押しつぶされかねない―当事者や支援者たちはそんな不安を募らせている。

-------------------------------------------------------------------------
■裁判員制度対象事件数(2007年の場合)  *最高裁判所調べ

強盗致死傷―――695件
殺人―――556件
現住建造物等放火―――286件
強姦致死傷―――218件
傷害致死―――171件
強制わいせつ致死傷―――168件
強盗強姦―――129件
覚せい剤取締法違反―――94件
強盗致死(強盗殺人)―――66件
偽造通貨行使―――62件
危険運転致死―――51件
鉄砲刀剣類所持等取締法違反―――29件
麻薬及び向精神薬取締法違反―――28件
集団強姦致死傷―――23件
通貨偽造―――17件
麻薬特例法(略称)違反―――13件
保護責任者遺棄致死―――10件
その他―――27件
総数―――2643件
--------------------------------------------------------------------------
【ジェンダーバイアス】 ジェンダーは生物学的な性差(セックス)とは区別された社会的、文化的な性差を指す。そのバイアス(偏見)は男女の性格、役割の固定観念を意味する。「浮気は男の甲斐(かい)性」「家事や子育ては妻の役割」などはジェンダーバイアスに基づく意識の典型例とされる。
--------------------------------------------------------------------------

<デスクメモ>

 「なぜ、窃盗事件などから始めずに、いきなり重大事件を裁判員制度でやることになったのか、さっぱり分からない。窃盗事件から始めて、うまくいったら重大事件でもやるとか、工夫すべきだった」。実はこれ、検察関係者の意見だ。同感だが、当局者も分からない「改革」って、ほんとに改革? (隆)」



(1) 先に述べたように現在でも、犯罪被害者は裁判所において27.1%という決して少なくない割合で二次被害を受けています。

「「(法廷で)一般の人たちにあれこれ聞かれると思っただけで、被害届は出しにくくなる」。自らの性犯罪被害を実名で語っている小林美佳さんは顔をしかめた。
 小林さんは8年前、男性二人組に襲われ、性的暴行を受けた。事件は未解決で時効。今年4月、手記を出版し、電子メールでの相談を始めた。
 これまでセクハラ(性的嫌がらせ)を含め700人の被害者からメールが来た。迷う相談者には、他の被害者の体験を含め警察や裁判所の対応をありのまま伝えている。
 警察では等身大の男性の人形を使って事件を再現させられる。裁判官に「よく平然と立ってられるね」「普通なら証人に呼んでも来ないよ」と言われた被害者もいる。ある被害者の高校生は警察官に「売春してたんじゃないか」と疑われた。
 「実際、被害に遭って警察に届ける人は1割。告訴が受理されるケースははるかに少ない。相談に返答すると、多くの人があきらめてしまう。加害者の弁護人や裁判官、警察官によるセカンドレイプが怖い。裁判員制度になったらもっとだろう」
 裁判員制度の対象犯罪には通常の強姦(ごうかん)は含まれない。だが、強盗致死傷や強制わいせつ致死傷などは入る。
 昨年の事件数に当てはめると別表の通り、扱う事件の20.3%が対象で、DV(家庭内暴力)絡みの事件を足せばそれ以上になる。
 しかし、裁判員制度をめぐる法曹界の議論で、性犯罪被害者やDV殺人では加害者にもなりうる女性への配慮が課題に上ったことはなかった。(中略)
 2000年の刑事訴訟法改正で、法廷での被害者保護は進んだといわれる。裁判長の判断で加害者との遮へいや別室証言(ビデオリンク)も認められるようになった。
 だが、遠藤さんは「肝心な点は変わっていない」と話す。「今も、被害者は性体験を根掘り葉掘り聞かれがち。これは米国の一部の州では禁じられている。日本では問い詰められるのは被害者。『なぜ被害に遭ったの』という逆さまの追及は裁判員制度で増えかねない」」


次被害を与えた人や機関としては、最も多いのが「近所の人58.3%です。裁判員すべてが近所の人ではないとはいえ、近所の人も裁判員も同じく市民なのですから、その意識が懸け離れているわけではありません。とすれば、裁判員が二次被害を与えることは必然であるように思えるのです。

2000年の刑事訴訟法改正で、法廷での被害者保護は進んだのですが、NPO法人・全国女性シェルターネットの遠藤智子事務局長が述べるように「今も、被害者は性体験を根掘り葉掘り聞かれがち」なのですから、裁判員による「『なぜ被害に遭ったの』という逆さまの追及は裁判員制度で増えかねない」のです。

「実際、被害に遭って警察に届ける人は1割」にすぎず、「加害者の弁護人や裁判官、警察官によるセカンドレイプが怖い」という状況であることも考慮すれば、市民である裁判員制度が実施されれば、セカンドレイプは激増することは必至です。

裁判員制度を実施するに当たり、「裁判員制度をめぐる法曹界の議論で、性犯罪被害者やDV殺人では加害者にもなりうる女性への配慮が課題に上ったことはなかった」ことは確かです。

ですから、自らの性犯罪被害を実名で語っている小林美佳さんが述べるように、裁判員制度が実施されると「(法廷で)一般の人たちにあれこれ聞かれると思っただけで、被害届は出しにくくなる」でしょう。この意味で、最も配慮されべき性犯罪被害者への配慮を欠き、性的犯罪被害者が裁判において二次的被害を受けてしまうのが裁判員制度なのです。



(2) 裁判員制度の“売り”の一つは「市民感覚の反映」です。東京新聞は、「ここにも危うい前提がある」と指摘しています。

「「市民感覚=正しい」という決め付けだ。市民感覚は世間常識とも言い換えられる。それは偏見や差別とも無縁ではない。
 性犯罪被害を扱う裁判では従来、ジェンダーバイアス(性別の偏見)が問題視されてきた。(中略)
 DV事件などに力を注いできた角田(つのだ)由紀子弁護士は「被害者は水商売をしているので信用できない、女の手練手管、などと言い切る裁判官は少なくない」と振り返る。(中略)
 裁判員制度になれば、より多くの女性参加が予測され、これが女性の人権への“追い風”になるとみる向きもある。
 だが、角田弁護士は「そうとは限らない。むしろ、先のような事件でも『自業自得』とワイドショーばりの論理が横行しそう。『世間常識』で司法の建前が弱くなる分、一段と厳しい状況になるのでは」と悲観的だ。
 札幌でDV被害者を援助するNPO法人「女のスペース・おん」の近藤恵子代表理事も角田弁護士の予想に同調する。
 「DVに伴う裁判所の調停で、元校長といった経歴の女性調停員らが『何で結婚したのか』『子どものお父さんを前科者にするつもりか』と妻に譲歩を迫る場面をしばしば見てきた。女性裁判官が被害者女性に冷淡なケースも少なくない」
 法廷での女性の数が増えれば事態が好転するというほど、現実は単純ではなさそうだ。
 前出の遠藤さんも「……早稲田大学のサークルの集団レイプ事件の話では、女子学生の間で『ついて行った被害者の方が悪い』という反応があった。被害者たたきは男女で変わらない。違いは当人の体験や性差別への理解次第」と話す。
 一方、ジェンダーと司法を研究する原田いづみ弁護士は「ジェンダーバイアスを理解する人が裁判員に入ることで、職業裁判官の偏見を是正できないか」と期待する。
 だが、そんな原田弁護士でも……「実際、法曹界も裁判員のジェンダー構成(男女のバランス)については無視したし、乳児や幼児を抱える保護者の参加についても、託児施設を準備するより辞退の理由としてしまった。女性の人権への配慮という観点がまるで抜けている」
 現状でも女性への偏見が横行する法廷。偏見に無自覚な「世間常識」の重しが加わることで、性犯罪被害者の人権が押しつぶされかねない―当事者や支援者たちはそんな不安を募らせている。」


要するに、裁判員制度が実施されれば、「より多くの女性参加が予測され、これが女性の人権への“追い風”」になる可能性があり、「ジェンダーバイアスを理解する人が裁判員に入ることで、職業裁判官の偏見を是正」できる可能性はあるわけです。こうした、女性の増加やジェンダーバイアスを理解する人が加わる可能性を強調すれば、裁判員制度に期待できるともいえそうです。

しかし、「『自業自得』とワイドショーばりの論理が横行」し、「『世間常識』で司法の建前が弱くなる分」より強い偏見に晒される可能性があります。また、NPO法人・全国女性シェルターネットの遠藤智子事務局長によれば「早稲田大学のサークルの集団レイプ事件の話では、女子学生の間で『ついて行った被害者の方が悪い』という反応があった」そうです。ですから、女性だからと言って、被害女性の人権に配慮するという保障はないのです。もちろん、ジェンダーバイアスを理解しているか否かといういわば思想信条で裁判員を選別することはできないのですから、ジェンダーバイアスを理解する人が裁判員に加わることは保障できません。結局は、裁判員「当人の体験や性差別への理解次第」なのです。

そうなると、「現状でも女性への偏見が横行する法廷」なのですから、「偏見に無自覚な『世間常識』の重しが加わることで、性犯罪被害者の人権が押しつぶされかねない」ことは確かといえます。12月1日から被害者参加制度が実施されるのですが、最も保護されるべき「性犯罪被害者の人権」を押しつぶしているのが、裁判員制度なのです。

性犯罪被害者は、周囲や世間の好奇な目に晒されることを恐れています。だからこそ、実際、被害に遭って警察に届ける人は1割という程度の泣き寝入り状態なのです。ところが、裁判員制度は、本来的に市民と言う「世間の目・世間の常識」に裁判をすべて晒す制度ですから、根本的に相容れないように思います。やはり、性犯罪被害者の人権を保護するのであれば、性犯罪に関する事件は、本来的に裁判員制度になじまないと考えます。




<追記>

記事中では、裁判所は、乳児や幼児を抱える保護者のために託児施設を準備することを怠っているようにも読めますが、準備はかなり進んでいるようです。その点に関して、毎日新聞平成20年11月25日付東京朝刊27面の記事を引用しておきます。

裁判員制度:一時保育、9割整備 8地裁・支部「自治体と協議中」

 来年5月に始まる裁判員制度で、乳幼児のいる裁判員のため、全国60地裁・支部の9割近い52カ所が保育所を利用できる見通しになったことが、毎日新聞のアンケートで分かった。一方、東京、金沢など8地裁・支部は自治体と協議中で、制度開始に間に合うかどうかが課題になりそうだ。

 アンケートへの文書回答に、追加取材をしてまとめた。最高裁は乳幼児のいる裁判員候補者の辞退を認める方針だが、各地裁は本人が希望した場合に備え、近くの保育園で一時保育サービスを利用できるよう地元自治体と協議してきた。

 利用者を居住者に限った自治体もあり、近隣市町村の住民も利用できる「広域入所」の整備と、裁判が長引いた場合に備え、通常午後5時までの保育時間を1時間延長できるかどうかが課題だった。

 アンケートでは、23地裁・支部が保育所を「確保できた」と回答。29地裁・支部が制度開始までに「確保できる見通し」と答えた。

 「協議中」と回答したのは東京、名古屋、金沢、京都、松山、大分、宮崎の各地裁と八王子支部。金沢地裁は「金沢市民以外に一時保育サービスが利用できる保育所はないが、来年3月までに近くに完成予定の保育所に受け入れを求める」としている。【川辺康広】

毎日新聞 2008年11月25日 東京朝刊」



テーマ:法律全般 - ジャンル:政治・経済

コメント
この記事へのコメント
http://channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=jjongre&prgid=9893958
偶々見つけたドラマの一話です。
多少とも法理論、理念についての知識の有る人が見れば、幼稚と感じられる部分は有るものの、裁判員制度の危険、更にはこの国の司法、行政の欠陥、宿痾を尖鋭に(デフォルメして)露わにしていて、ちょっと見入ってしまいました。
著作権法に違反する映像ですが、ここに集う方々には是非見てもらいたいですね。 

覚悟の善意と正義が、凡百の善意と正義の只中から産まれると期待するのは、奇跡なのかも知れない。
綺麗なタカと汚れたハト。 この両方を必要とするのが人類の社会です。  しかし、綺麗なタカの地肌が実は汚れていて、汚れたハトが実は純白であることを見通す知性と洞察を、人間に期待するのもまた奇跡なのかも知れません。
2008/12/14 Sun 10:31:51
URL | rice_shower #UXr/yv2Y[ 編集 ]
>rice_showerさん:2008/12/14 Sun 10:31:51
情報ありがとうございます。


>多少とも法理論、理念についての知識の有る人が見れば、幼稚と感じられる部分は有るものの、裁判員制度の危険、更にはこの国の司法、行政の欠陥、宿痾を尖鋭に(デフォルメして)露わにしていて、ちょっと見入ってしまいました

どうもうまく観ることができないのですが、テレビドラマ「相棒」のようですね。それも、裁判員制度をテーマにしたときのもののようです。

裁判員制度をテーマにしたときもそうですが、「相棒」は、実際の刑事事件を幾つも巧みに織り込んでいたりしますので、あり得るかもしれないと思わせるものがあります。


>綺麗なタカの地肌が実は汚れていて、汚れたハトが実は純白であることを見通す知性と洞察を、人間に期待するのもまた奇跡なのかも知れません

難しい問題ですね。
たとえ、「知性と洞察」がある者がいて、その見識を示したとしても、日本人の多くは、その見識を拒絶し、多様な意見・見方を許容する心がないのですから。
2008/12/17 Wed 07:19:20
URL | 春霞 #5oClkA7g[ 編集 ]
おお、『相棒』観ておられましたか、それは嬉しい。 日本のドラマはほとんど観ない小生が珍しくはまっているのですよ。
わたし的には、綺麗なタカ=水谷豊、汚れたハト=岸部一徳、というイメージで観ているのですが、裁判員制度がテーマのこの回では、石橋凌演じる、原理原則理念の前に真摯である、司法の良心、覚悟を象徴するような“綺麗なタカ”的裁判官が、正義と信じる自らの信念のために、汚い手を使ったのではないか、と暗示させるエンディングになっているんですね。
“綺麗なタカの地肌が実は汚れていた”として、それは悪なのか、そもそも汚れと正義は相対する概念なのか.....、ってな事を考えさせられたのでした。

2008/12/17 Wed 10:30:51
URL | rice_shower #UXr/yv2Y[ 編集 ]
>rice_showerさん:2008/12/17 Wed 10:30:51
コメントありがとうございます。
お返事が遅くなってすみません。


>『相棒』観ておられましたか、それは嬉しい

「相棒」は、ここ数年はほぼ全部観てます。ストーリーのよさもありますし、裁判員制度や死刑問題など、刑事法上のテーマも織り込んでいたりして、意欲的である点がいいですね。特に、冤罪事件の事例を織り込んでいたりもしますし、あるドラマでは「これって袴田事件の事例のこと?」と嬉しくなります。

裁判員制度については、法曹三者はずっと広報を行っていますし、新聞報道でも、各紙、紙面ではずっと制度の説明などを行っています。しかし、どれも「人の人生・命を左右すること、冤罪をも背負う覚悟」といった「人を裁くことの覚悟」を押し出したものは、ほとんどないのです。


>原理原則理念の前に真摯である、司法の良心、覚悟を象徴するような“綺麗なタカ”的裁判官が、正義と信じる自らの信念のために、汚い手を使ったのではないか、と暗示させるエンディング

こういうエンディングにするとは、といたく感心しました。この裁判員制度の回では、この裁判官は「人を裁くことの覚悟」を何度も示していましたから、その一環なのかもしれません。「正義と信じる自らの信念」を貫くための覚悟として、ここまでできるのだ、と。(もっとも、ドラマでは「汚い手」を使ったことを肯定していませんが。)

ただ、汚い手を使ってでも「正義」を説くという覚悟は、いまの裁判官にはないです。裁判官の多くは、実に小心者ばかりですから。(とても公言できないようなエピソードもあります。)


>“綺麗なタカの地肌が実は汚れていた”として、それは悪なのか、そもそも汚れと正義は相対する概念なのか.....、ってな事を考えさせられた

現段階の裁判員制度では冤罪の防止など法の理念・正義が貫けないことと、その正義を貫くために汚れた手を使うことのギャップをどう考えるか、ですね。

正義を貫くために「汚い手」をも正当化することは、「目的のためには手段を選ばず」ということになっているのですから、危うい面があります。

ただ、一方で、司法への国民参加という美名の下に、国民が裁判員に強制され、被告人も十分に防御できない制度・現状であるのに強制されるという、著しい不利益が生じるのに、安易に参加させようと宣伝する国や法曹三者。今の経済状況で、そんな危ない遊びに、好き好んで参加する国民がどれほどいるのかさえも、国は分からないでいるのです。少しも給料に困らない人々は喜んで参加するのでしょうが。

このように明らかに正義が損なわれようとしている場合には、「汚い手」を使うことは許されるのではないか、と考えさせられるエンディングでした。
2008/12/22 Mon 08:02:35
URL | 春霞 #5oClkA7g[ 編集 ]
偽悪者が偽善者なり、偽善者が偽悪者となり、当然のごとく彼ら自身、そして私自身、“真善美”の在り処を知らずとも、発せられる美しい言葉、旋律には未だ具現化、顕在化されぬ、未知なる“真善美”の種子が存するに違いない、そう思わねば生きて行けません、少なくとも私は。

2008/12/23 Tue 13:28:40
URL | rice_shower #UXr/yv2Y[ 編集 ]
>rice_showerさん:2008/12/23 Tue 13:28:40
コメントありがとうございます。
お返事が大変遅くなり申し訳ありません。


>偽悪者が偽善者なり、偽善者が偽悪者となり、当然のごとく彼ら自身、そして私自身、“真善美”の在り処を知らずとも、発せられる美しい言葉、旋律には未だ具現化、顕在化されぬ、未知なる“真善美”の種子が存するに違いない

「偽悪者」と「偽善者」に触れた、あるブログにヒントを得て。

どういう言葉遣いであっても、いかに悪態をついているものであっても、「その実真剣に考えてくれていて、いざと言う時応援・手助けをしてくれる」人は、「偽悪者」であっても尊敬に値する人です。そうした人が発する言葉は、表面上はともかく、その実質は「美しい言葉」であるように思います。


話は少しずれますが、「真善美」と聞いて、次のサイトを思い出しました。
cafeglobe.comの「COOL! People」欄での、分子生物学者・福岡伸一 さんへのインタビュー記事です(「III.温暖化、狂牛病、遺伝子組み換え…… 現代の問題は科学の限界に多い」)。真善美と絡めて、論じています。一部を引用しておきます。

青木: 科学的に実験を繰り返してぎりぎりのところまで調べても見極められない問題はじつは少なくないわけですね。現在の状態を放置すると、取り返しのつかない事態になるかもしれないし、ならないかもしれない。地球温暖化、狂牛病(BSE)、遺伝子組み換え食品から、養殖サーモンやハマチに含まれる重金属やダイオキシンはどのくらい食べても大丈夫かといったことまで、この科学の限界に存在している問題は多そうです。

福岡: 科学の限界に突き当たったらどういう風に判断をしていかなければならないかという次の問題が出てきますよね。私は、人間の物事の判断には「真・善・美」の3つのフェーズ(相)があると思っています。カントじゃないですが(笑)。これはどちらがどちらに優先するということはありません。

「 真」は科学的な手法によって真か偽か見極められるフェーズです。二酸化炭素濃度が0.0370%から0.0371%に上がったことを見つけられる解像度の高い手法を私たちは持っています。二酸化炭素の上昇が年々起こっている。これは真。でもこれが地球温暖化に関わっているかどうかは見極められない。ここから先、この問題は真のフェーズを離れるわけです。私たちは未来のために対策をすべきかどうか、それは私たちが何を「善」と考えるかの問題ですよね。それは科学者ひとりが考えるべきことではないし、政治家だけが判断することではない。リスクを被る可能性のある社会のみんな、つまり市民がこれについてどうするか考えなければいけないんです。

青木: 私は、取り返しの付かない事態が起こる可能性があるなら、かなりの努力をしてでも安全なほうにいるのが善だと思う派です。でも、世の中にはそう思わない人もいるみたいで。

福岡: 問題なのは、今、真のフェーズと善のフェーズがごっちゃになっていることです。つまり、科学的に見極められる真偽のレベルと、そうすべきかすべきでないかという善悪のレベルがごっちゃになっている。たとえば私が研究している狂牛病では、アメリカ産牛肉を輸入すべきかすべきでないか、全頭検査をすべきかすべきでないかという議論があります。これはじつは科学的には今は見極められないところにある問題です。病気自体にまだ解明されていないことが多いし、全頭検査でどれだけ見つけられるかも本当のところはわかりません。アメリカ産牛肉がどのくらい感染しているかだって、そもそもアメリカが調べていないので未知数です。」
http://www.cafeglobe.com/cool/people/cp20080122.html
2008/12/29 Mon 15:56:35
URL | 春霞 #5oClkA7g[ 編集 ]
今年も、戯言にお付き合い頂き、感謝至極であります。 
来る年が、世界の人々にとって、少しでも生きやすく、少なくとも死よりはまし、と感じられるようであれば、と祈るばかりです。
川端康成がノーベル文学賞受賞記念講演において、“真善美”に言及する一方で、一休和尚の「仏界入り易く、魔界入り難し」という逆説的至言を紹介しています。 
福岡伸一先生の『生物と無生物のあいだ』は近年読んだ本の中でも、Top 5に入れたい本です。 純人文系のわりには物理学とか生物学とかには、そこそこ明るい方だと自負(“思い上がり”とも言う)しているのですが、“諸行無常、万物流転”はやはり真理だな、と再確認させてもらいましたから。
ご紹介の記事で、福岡氏は「科学的に真であっても、私には美しくないと思えるということはあると思うんです。 その場合は真であるからといって無理に受け入れる必要はない」と述べておられますが、理論物理学者も「その方程式は美しいか否か」を正しいか否か判断基準にしたりしますね。
正義の絶対的基準を求めるには、我々人類は未だ未だ無知に過ぎ、愚かに過ぎます。

未来の風を恐れず、先達の言葉を聞き逃さず、一歩一歩注意深く前へ、これが私の考える保守主義なんですね。



2008/12/30 Tue 10:28:20
URL | rice_shower #UXr/yv2Y[ 編集 ]
>rice_showerさん:2008/12/30 Tue 10:28:20
コメントありがとうございます。


>今年も、戯言にお付き合い頂き、感謝至極であります。 

(このブログに集う方の多くの言葉にも当てはまることでもありますが、)rice_showerさんの言葉は、新た問題を考える切っ掛けを下さっています。考え調べることは、私にとって無上な喜びであり、大変感謝しています。今年もありがとうございました。


>来る年が、世界の人々にとって、少しでも生きやすく、少なくとも死よりはまし、と感じられるようであれば、と祈るばかりです。

同感です。「少なくとも死よりはまし」という方ばかりでは、困りますが……。


>正義の絶対的基準を求めるには、我々人類は未だ未だ無知に過ぎ、愚かに過ぎます。

「正義」とは何かは難しい問題です。思えば、カリスマ被害者は「正義」を振りかざし、ブッシュ大統領も正義を振りかざしていました。「正義」とは相対的なものなのでしょうが、最低限、誰もが一致するような「絶対的なもの」は、どこかにあるのでしょうね。


>未来の風を恐れず、先達の言葉を聞き逃さず、一歩一歩注意深く前へ、これが私の考える保守主義なんですね。

保守派の多数が、rice_showerさんが考えるような、真っ当な保守主義が妥当である、と考えて欲しいものです。
2008/12/31 Wed 21:27:59
URL | 春霞 #5oClkA7g[ 編集 ]
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2009/04/16 Thu 12:19:29
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