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2008/11/23 [Sun] 23:56:16 » E d i t
「国内外で進化する人工臓器の最前線(1)(読売新聞平成20年10月19日(日)朝刊から連載)」(2008/10/27 [Mon] 00:00:04)の続きです。今回は、平成20年11月2・9日の2回分で、連載記事第3回は「人工内耳・人工視覚」であり、第4回は「人工骨」です。



1.もう一度、人工臓器とは何か、について触れておきます(日本人工臓器学会」のHPから引用)。

人工臓器とは?

心臓、肺、肝臓、腎臓などの臓器の機能が損なわれると種々の病気になり、重い場合は生命の危機にさらされます。人工臓器は、このように病んだ臓器の代行を目的として開発されたもので、さまざまな治療を通じて機能補助が行われます。一口に人工臓器といっても、20万人を超える患者さんの命を救っている人工腎臓(血液透析)から、人工肝臓のように臨床使用されていないものまで、さまざまです。」




2.読売新聞平成20年11月2日付17面「進化する人工臓器(3)」

「音声信号リレー」で聴力回復

 「かわいらしく優しい声でした」。静岡県沼津市の運送業、杉山正次(しょうじ)さん(41)は昨年5月、妻の正美さん(37)の声を初めて聞いた瞬間の感動を忘れない。杉山さんは20歳の時、聴神経に腫瘍(しゅよう)が生じる神経線維腫症2型(NF2)と診断され、結婚した2006年3月には両耳の聴力を完全に失っていた。夫婦の会話はほとんどが筆談だった。

 杉山さんが聴覚を取り戻したのは、脳の下部にある脳幹に埋め込まれた電極「聴性脳幹インプラント(ABI)」のおかげだ。耳にかけたマイクの音声信号を受信し、脳幹を電気刺激する。脳幹は聴神経の通り道であり、聴覚を担う大脳へ音声信号をリレーする。

 「夢の中で聞こえるような感じですが、満足している」と杉山さんは喜ぶ。

 聴力回復は、人工臓器の中で最も成功したと言われる「人工内耳」が主流だ。国内だけでも5000人が使う。電極を耳の奥にある聴神経の入り口、蝸牛(かぎゅう)に埋め込む。信号を脳に伝達する仕組みはABIと同じ。杉山さんは、この蝸牛付近の聴神経がやられたため、国内で約10人の実績しかないABIの手術を受けた。

 海外では、脳幹がNF2でダメージを受けた場合の研究が進む。独ハノーバー医大は06年、脳幹の上流にある中脳を刺激する「聴性中脳インプラント(AMI)」を、5人に装着した。先に電極の付いた針を中脳に刺す。同大耳鼻咽喉(いんこう)科のL・ヒューベルト研究員は「AMIで患者の聴力を回復されるのに成功した。脳損傷の心配はない」と語る。

 人工内耳などはすべて海外製品。国立病院機構東京医療センターの加我君孝・感覚器センター長は「関連特許は海外企業が押さえ、医療費の多くが海外に流れている」と現状を憂える。

 一方、失明した人の視力を取り戻す人工視覚は、40年前から世界的に進められるが、実現の道のりは遠い。聴覚に比べ、目はけた違いに複雑で、組織も繊細なため、視覚情報の伝達が難しいからだ。この分野への挑戦も国内で本格的に始まった。

 大阪大の田野保雄教授(眼科)は、愛知県のメーカーと、眼鏡に付けた小型カメラから視力情報を受け取る電子チップの「人工網膜」(5ミリ角)を開発した。視力を失った患者4人の網膜の裏側に2~3時間埋め込み、白い光の明滅で物の動きを「感じる」ことに成功。来年は1か月の長期試験を目指す。「将来的に人の顔が判別できるレベルまで持っていきたい」と語る。

 東北大の小柳光正教授(半導体工学)は、カメラの機能も1個の電子チップに収めた人工網膜を試作。眼球の中に入れるだけで光を感じられるという。動物実験を近く開始する。

 いずれも、日本のお家芸である微細加工や電子工学の技術を活かし、世界をリードしている。」




(1) 人工内耳は、人工臓器の中で最も成功したもののようです。かなり普及してきているためでしょうか、会員の人工内耳使用技術の向上発展と社会生活の向上を目的として「人工内耳の会」[ACITA]が発足しています。

ただ、日本製品はなかなか難しい状況のようです。

 「人工内耳などはすべて海外製品。国立病院機構東京医療センターの加我君孝・感覚器センター長は「関連特許は海外企業が押さえ、医療費の多くが海外に流れている」と現状を憂える。」


また、記事の中で使用者が「夢の中で聞こえるような感じですが、満足している」と述べているように、人工内耳は万能ではなく、「“高”高度難聴用の特殊な補聴器の一種」と考えるべきとされています(名古屋大学大幸医療センター耳鼻咽喉科・服部琢先生より)。



(2) 人工視覚については、「40年前から世界的に進められるが、実現の道のりは遠い」ようです。それでも、開発は進んでいます。「東京工業大学大学院情報理工学研究科 情報環境学専攻 清水・八木研究室」の「人工眼プロジェクト」を見ると、人工眼は電気刺激する場所の違いにより、脳刺激型(Cortical implant)、視神経刺激型(Optic nerve implant)、網膜刺激型(Retinal implant)に分類できます(なお網膜刺激型は日本では人工網膜とも呼ばれています)、バイオハイブリッド型(Bio-hybrid implant)や、神経伝達物質で刺激する化学刺激型という、5種類の人工眼が各国で研究開発されているそうです。

そこで、読売新聞の記事を見てみると、どうやら「網膜刺激型」のみを取り上げたようです。

 「大阪大の田野保雄教授(眼科)は、愛知県のメーカーと、眼鏡に付けた小型カメラから視力情報を受け取る電子チップの「人工網膜」(5ミリ角)を開発した。視力を失った患者4人の網膜の裏側に2~3時間埋め込み、白い光の明滅で物の動きを「感じる」ことに成功。来年は1か月の長期試験を目指す。「将来的に人の顔が判別できるレベルまで持っていきたい」と語る。
 東北大の小柳光正教授(半導体工学)は、カメラの機能も1個の電子チップに収めた人工網膜を試作。眼球の中に入れるだけで光を感じられるという。動物実験を近く開始する。」


ただし、「東京工業大学大学院情報理工学研究科 情報環境学専攻 清水・八木研究室」の「人工眼プロジェクト」をみると、網膜刺激型の適用疾患は、「網膜色素変性、加齢性黄斑変性」の2つのみですから、その他の大半の失明疾患に対応できません。患者救済のことを考えると、できる限り大半の失明疾患に対応できるような人工眼を開発し、そうした開発にこそ国家的に多大な援助を行って欲しいように思います。


また、記事では、「日本のお家芸である微細加工や電子工学の技術を活かし、世界をリードしている」そうです。記事では「網膜刺激型」しか紹介していませんから、「網膜刺激型」では世界をリードしているという意味なのだと思います。

もっとも、「網膜刺激型」を開発しているのは、「南カリフォルニア大学&セカンドサイト社(米国)、ハーバード大学&マサチューセッツ工科大学(米国)、オプトバイオニクス社(米国)、ヒューストン大学(米国)、ボン大学&その他(ドイツ)、インテリジェントインプランツ社(ドイツ)、チュービンゲン大学&その他(ドイツ)、東北大学(日本)、ニデック社&その他(日本)、岡山大学&その他(日本)、ニューキャッスル大学&その他(オーストラリア)、ソウル国立大学(韓国)」に及んでいます。「網膜刺激型」は開発が難しく、しかも、これほど多数の大学と企業が手掛けているなかで、本当に日本は世界をリードしているのでしょうか?




3.読売新聞平成20年11月9日付14面「進化する人工臓器(4)」

骨形成に工業技術応用 浄化フィルターやプリンター

 「この構造は人工骨に使える」。東芝セラミックス(現コバレントマテリアル)の技術者、井村浩一さん(49)は1998年、知人の材料工学の研究者にこう言われて戸惑った。見せたのは、半導体工場で使うセラミックス製の浄化フィルター。小さな穴が、廃液の不純物を除去する構造だ。

 外傷や病気などで欠損した骨を補う人工骨。考えもしなかった応用は、人工骨開発を進める大阪大学医学部にも太鼓判を押され、畑違いの研究がにわかに動き出す。それから5年。材料として骨や歯の主成分ハイドロキシアパタイトを使い、強度を高めた新型人工骨「ネオボーン」が誕生した。

 直径0.15~0.04ミリの大小の気孔が、蟻(あり)の巣のようにつながる構造。従来の人工骨と違って骨形成細胞が入り込み、周囲の骨と同化しやすく丈夫になった。

 2003年の製造承認以降、リウマチや骨腫瘍(しゅよう)などで取り除いた病変部に、はめ込まれた患者は毎年1000人以上。人工骨は手術後に患者の1.5%にみられる骨折が難点だったが、阪大未来医療センターの名井陽・副センター長によれば、骨折の報告例は1件。腫瘍で欠損した骨盤に直径5センチ、厚さ1センチの人工骨を埋め込んだ患者は1か月程度で退院したという。「入院やリハビリ期間も短縮できる」と評価する。

 現在、高い骨形成能力を持たせようと、骨のもとになる細胞を気孔に詰めた新製品の開発に取り組む。井村さんは「医療は全くの素人だったが、異分野交流のおかげで思いもしなかった製品を生み出せた」と語る。

 インクジェットプリンターを使うという奇抜なアイデアで、新型の人工骨を開発したのが東京大学のグループだ。ほおやあごなど顔面の複雑な形状にあった骨を再生した。

 顔をコンピューター断層撮影し、欠損部の立体模型を作製。これを基に、人骨成分に近いリン酸カルシウム粉末の薄膜(厚さ0.1ミリ)を積み重ねて人工骨を作る。粉末は水で固まるが、水を精密に噴射するために目をつけたのが0.1ミリ単位の精度で印刷用インクを使うことができるインクジェットプリンターだ。

 この発想は、東大病院ティッシュ・エンジニアリング部の鄭雄一教授と医療関連ベンチャー「ネクスト21」(東京・本郷)の鈴木茂樹社長との連携で生まれた。鈴木社長が開発した傷口をふさぐスプレー式医療機器をヒントにした。

 06年から東大病院で10人の患者に臨床試験を実施。舌がんで左あご骨の一部を切除した静岡県の女性(57)は「20年来の苦しみから解放された」と喜ぶ。今夏からは全国10病院に臨床試験を拡大。鄭教授は「研究者と技術者と臨床医の熱意が人工骨を実現させた」と話す。工学用品から医療への転用。医工連携が新しい人工臓器を生み出している。」



(1) 人工骨については、「進化する人工臓器(4)」 の記事全部を使って説明しています。ですから、「医工連携が新しい人工臓器を生み出している」例として重要性があるという意味なのかもしれません。わざわざ「東芝セラミックス(現コバレントマテリアル)」という協力した企業の名前も出しているくらいですから。

ただ、読売新聞は、以前、「最新医療:人工骨移植 顔面にもぴったり」(2007年10月5日 読売新聞)という記事において、人工骨について詳しく触れていますので、これほど大きく取り上げる必要があったのか、よく分からないところです。

もっとも、2007年当時の記事では、「東大病院は、年内にも国内9医療機関と協力し、数十人規模の臨床試験(治験)を始める。将来は手足や背骨など、強度が必要な部位にも使えるよう研究を進める。」としていたのに対し、今回の記事では「今夏からは全国10病院に臨床試験を拡大」としていますので、進展があったことが分かります。



(2) 人工骨は「産学連携」がうまくいった例といえ、近年、盛んに行われている「産学連携」を推進する記事でもあります。「産学連携」より新しく生み出された製品は企業の利益になるとともに、患者の利益にもなるですから、否定すべきものではありません。しかし、「産学連携」は、企業のニーズ に合致しない長期的な基礎研究とは相容れないのですから、基礎研究がおろそかになってしまうのではないでしょうか。

 イ:東京新聞平成20年10月9日付24・25面【こちら特報部】

ノーベル賞に4氏…お寒い国内事情 基礎研究食べていけぬ
2008年10月9日

 自分の研究は「主流でなかった」という南部陽一郎・シカゴ大名誉教授、「あなたたちの理論は正しかったと言われるのが嬉(うれ)しい」と話す益川敏英・京都産業大教授、自分の報道は「あまり見たくない」と照れる小林誠・高エネルギー加速器研究機構名誉教授。さらに下村脩・ボストン大名誉教授。魅力的な学者たちのノーベル賞受賞に「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と快哉(かいさい)を叫んだ人も多いはず。でも、お待ちを。日本の「基礎研究」を取り巻くお寒い状況をご存じだろうか-。

◆予算確保へ「役立つ可能性」乱発

 日本人のノーベル賞受賞は2002年の小柴昌俊・東京大学特別栄誉教授(物理学賞)、田中耕一・津島製作所フェロー(化学賞)以来6年ぶり。それだけに関係者やメディアは大興奮。「紙と鉛筆さえあればできるため、敗戦後、優秀な学生が集まった理論物理学は日本のお家芸」とか、益川さんは「英語が苦手な純国産学者」などと手放しの喜びようだ。

 でも、受賞した理論が発表されたのは35年前。現下の状況を冷静に見つめると、基礎研究より実用的研究を優先する風潮、基礎研究では食べていけない実情がある。

 「(基礎研究は)産業に役立つとか国民が儲けるためでもない」「基礎科学や文学が冷や飯では将来の日本の科学技術の発展にマイナス」―このように研究の“経済偏重”を批判してきたのは誰であろう小柴氏だ。

 しかし、小泉改革の一環で「大学にも経済原理を導入する」という04年4月の国立大学の独立行政法人化(独法化)などが影響し、儲からない学問を隅に追いやる傾向は強まるばかりだ。

 「自分が以前よりすこし馬鹿になったような気さえする」。昨年、東京工業大学の学内報に、こんなエッセーを寄せたのは東工大資源化学研究所長の吉田賢右教授(生化学)だ。

 「独法化で研究の独立採算が掲げられたが、基礎科学が儲かるはずがない。研究に百発百中ということはない。しかし、役立つ点をアピールしないと予算が付かない。現実にはあれこれ役立つ『可能性がある』という言葉が乱発されている」と嘆く。「大学人の本務は研究と教育。しかし、独法化後、それとかけ離れたアピールと評価で忙しくなった。申請書の準備、組織いじり、ナントカ会議にカントカ委員会が殺到して時間が奪われる。当然、業績は長期的には落ちていくだろう」

 東大に1959年に入学し、27年間助手を務めた経験のある和光大学の最首悟名誉教授(環境哲学)は「物理学は戦後の化学振興と相まって元来、強い分野だった。でも、業績主義の独法化で基礎研究は細り、研究者のやる気も萎(な)えているのが現状だ」

 「例えば、3年間で結果を出せと言われる。でも、そうはいかない。これは米国型の方式といわれるが実は違う。米国ではその後、研究者が別の大学や研究機関に横滑りできるが、日本では組織への帰属が重視され、それを許さない」

◆実利偏重 学問立ち枯れ

 国立大学で生物学を研究するある准教授は「応用に結びつきやすく(企業などの)外部資金が取りやすい研究に比べ、成果がすぐ出ない研究はやりづらくなっている」。

 小柴氏が理科好きの子を育てようと設立した「平成基礎科学財団」の発起人で、放送大学教授の海部宣男・前国立天文台長も「今後も(日本の科学者が)評価されるか、見通しは暗い」と嘆く。「産業や経済を優先し、短期成果ばかり求めるようなばかなことを続ければ、何年かたった時に日本の科学はどうしようもない状態になる」

■資金獲得の雑務忙しく

 大学に義務づけられる国の第三者評価の手法や基準に問題があるとして、04年3月に学者ら約140人が設立した「大学評価学会」の代表で、総合研究大学院大学の池内了教授(宇宙物理学)も「資金を得るための書類書きなどで忙しくなっている。近視眼的に役立つ分野を優遇した結果、基礎分野が立ち枯れている」。

 池内氏は、日本が非常に優れていた電子顕微鏡の分野が、今や諸外国に後れをとったことを例にあげ「大型計画ばかり進めて、それを支える基礎研究が空洞化している」と指摘した。

 研究開発を担う大学の国際競争力強化を狙った「大学院重視化」で大学院生や博士号を取る人を増やしたものの、就職できない研究者が多いポストドクター問題もある。教授ポスト削減傾向の中、研究者は一層、苦しい立場に追い込まれている。

 理系に限った話ではない。富山大学の小倉利丸教授(現代資本主義論)は「文科省は国立大学への運営交付金(助成)を毎年1%ずつ減らし、大学も人件費を削っている。教員一人当たりの授業時間を増やす一方、科目自体が削られ、公務員試験や就職に役立たない授業が削減されている」。いわば、授業のメニューが少ない「マクドナルド化」(小倉教授)だ。「批判的な考えや違うものの見方は切られ、学問的な土壌は荒れ果てていく」

 教員の評価も外務助成や文科省からの科学研究費をどれだけ引いてこれるかが重んじられ、「国の政策を念頭に置いて採択されやすい研究内容にシフトし、企業などに擦り寄る姿勢が濃くなっている」と指摘する。

 「実学偏重、基礎重視」の風潮は、受験生にも影響している。

 河合塾の元教育研究部員で大学入試事情に詳しい神戸悟氏によれば、生物や化学、特にバイオ分野は人気が高いが物理や数学は低迷している」という。「受験生は大学卒業後や就職を考えて動く。基礎研究を目指すのは優秀かつ、ある程度裕福な家庭の生徒。貧しくとも、基礎研究をやりたいという子は今、いないでしょうね」

■好奇心持つ学生減った

 東海大学の内田裕久副学長(工学部部長)も基礎科学を志す学生が減ったと指摘する。「じっくり基礎科学をやろうという学生が減っている。理学部の受験生が減っているし、そもそも物理で受験する生徒が減った。食べていけるかじゃなく、夢やロマンを求めて科学への純粋な好奇心を燃やしてくる学生が本当に少なくなった。留学生の方が学問に対しハングリーだし元気。日本で後進が育つか心細い」

 前出の最首氏は、米国への人材流出の一因である基礎研究への投資の差は「文字通りけた違い」とし、その最大の理由は研究に対する哲学の違いだという。「目先の利害はもとより国家とか資本主義とかを超えて、西洋近代では研究者は『普遍的な目的を持って現代を否定しつつ進む』という任務を背負う。それが社会的な合意でもある。日本にあるのは一国のナショナリズム。それすら、不況になれば捨てられる。その差が如実に表れている」


<デスクメモ>

 「休みが取れたら何を?」。記者に問われて「もう少し物理をやりたい」と答えた小林誠さん。プロゴルファーの青木功選手が、その昔、同じ問いに「ゴルフがしたい」と答えたという伝説を思い出した。研究者、アスリート…ハッタリ、ゴマすり、処世術と無縁な求道者たちは、やはり美しい。 (隆)」



 ロ:読売新聞は、産学連携についてどういうスタンスでいるのでしょうか。「人工骨」とは別個の問題であるから、問題点は気にしないということなのでしょうか。


テーマ:政治・時事問題 - ジャンル:政治・経済

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