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主に社会問題について法律的に考えてみる。など。
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2008/09/21 [Sun] 22:06:54 » E d i t
お彼岸を迎えました。平成20年9月19日、諸宗山無縁寺回向院(東京都墨田区)において秋季彼岸会「家畜総回向」がありましたので、この法要のため参詣してきました(前回の「彼岸会」については、「平成20年春季彼岸会・犬猫小鳥等家畜総回向」(2008/03/18 [Tue] 19:58:09)をご覧下さい)。


諸宗山回向院は、安政大地震、関東大震災、東京大空襲など様々な天災地変・人災による被災者、海難事故による溺死者、遊女、水子、刑死者、諸動物など、ありとあらゆる生命が埋葬供養されており、有縁・無縁にかかわらず生きとし生けるすべてのものを供養する寺院です。この回向院は、今からおよそ350年前の明暦3年(1657年)に開かれた浄土宗の寺院ですが、「有縁・無縁に関わらず、人・動物に関わらず、生あるすべてのものへの仏の慈悲を説く」というのが、この寺院の理念となっています。

近時、ペット供養訴訟については、最高裁が相次いで出ていますが、回向院が当事者となったペット供養訴訟の判決では回向院側が勝訴し(「回向院のペット供養訴訟:「ペットの遺骨保管施設への課税処分は違法」が確定~最高裁平成20年7月17日決定」(2008/07/19 [Sat] 01:17:39))、愛知県春日井市の宗教法人「慈妙院」が当事者となり、ペット供養が法人税課税となるかが問題となった「最高裁平成20年09月12日判決」では、慈妙院側は敗訴しています。こうした対照的な結果がでているため、余計に回向院が動物供養を行っている寺院として知られた存在になったといえるでしょう。



1.お彼岸の頃と重なるのですが、9月20日から26日は、動物愛護週間です。動物愛護管理法4条により、国民の間に広く動物の愛護と適正な飼養についての理解と関心を深めるため、9月20日から26日を動物愛護週間と定めています。そして、動物愛護週間には、全国各地で様々な動物愛護行事が行われます。

例えば、東京都内では、平成20年9月20日及び23日に、環境省・東京都・台東区・動物愛護団体等が協働して、動物愛護週間中央行事「動物愛護ふれあいフェスティバル」を実施しています。

主な行事

●平成20年9月20日(土曜日) 午前11時から午後4時まで
 【上野恩賜公園噴水池前広場、動物園ホール・こども動物園】

動物愛護セレモニー
愛犬のしつけ方教室
ペット写真展
聴導犬実演 等
※大雨の場合、屋外での行事は中止します。

●平成20年9月23日(祝日) 午後1時30分から午後5時まで(午後12時30分受付開始)
 【東京国立博物館平成館講堂】

 動物愛護シンポジウム(基調講演・パネルディスカッション)
 「まもれますか? ペットの健康と安全」」




2.今回、参詣した印象について幾つか書いておくことします。

(1) 現在、両国では大相撲を行っていると同時に、回向院の入り口には、「ぶらり両国街かど実行委員会」の「高札」が立っていました。

下町の魅力を街歩きで 新タワーで東京都墨田区が積極策

 赤穂浪士が討ち入りした吉良邸跡、大相撲の本拠地・国技館などで知られ、高さ約610メートルの新タワー「東京スカイツリー」が2011年完成予定の東京都墨田区。下町らしい魅力を積極的に広めようと、多彩なイベントをこの秋に繰り広げる。

 柱となるのは「橋架け350 ぶらり両国街かど展」(9月14日-11月16日)。今年が、隅田川にかかる両国橋の架橋工事から350年に当たるのを弾みにした。期間中は、吉良邸跡や、池波正太郎さんの「鬼平犯科帳」ゆかりの場所、にぎりずし発祥の地など計50の歴史スポットに高札を立て、街歩きを楽しんでもらう。また水上バスが両国-浅草間で臨時運航し、川面からの眺めを味わえる。両国にある江戸東京博物館の「浅草今昔展」も同期間の開催だ。

 10月11、12の2日間は国技館通りを歩行者天国にして、出店や曲芸、菊人形で江戸のにぎわいを再現する演出もある。

2008/09/03 15:38 【共同通信】



「橋架け350 ぶらり両国街かど展」とは、「両国橋」350年、江戸以来の伝統の町「両国」、その歴史と記憶をたどる記念のイベントのことです。回向院の「高札」には、15番という番号が付いていました。名所・旧跡に「高札」が立ててあるそうですから、「高札」を辿って散策するのもいいのではないでしょうか。



(2) 今回の「家畜総回向」では、前回(平成20年総回向・家畜諸動物施餓鬼会)と異なり、五つの色が順番に縫い付けられた幕である「五色幕(ごしきまく)」が吊るしてありました。本堂に吊り下げられている幕だけでなく、参道の入り口にもありました(旗の形でしたが、これも「五色幕」とのことです)。

五色幕を張ることは、仏教を広めるための道場であること示し、またお釈迦さま以来ご開山(無相大師)さまを経て今日まで伝えられてきた大切な心の教えを、未来永劫にも絶やすことなく伝えていくという強い意思表明でもあるのです(「平成20年春季彼岸会・犬猫小鳥等家畜総回向」(2008/03/18 [Tue] 19:58:09)参照)。



(3) 今年、9月19日の法要は、11時と2時の会があったのですが、例年と比較して参詣者が少なかったように思います。ひどく雨が降っていたわけではないとはいえ、関東に台風が近づいていたために参詣を控えた方が多かったのではないでしょうか。

雨が降っていたためと思いますが、お線香の煙が本堂の建物にずっと立ち込めている状況でした。本堂だけではなく、参詣者が境内にある供養塔に供えるお線香の煙が、境内中に漂ったままでして、そうしたなかで1時間ほどの読経が続いていました。

今回の法要では、以前と異なって椅子と机があり、そこで供養を行った飼い主やペットの名前を読み上げていました。正座して読経しなくてはいけない――とまでは思いませんが、椅子に座って読経するのが仏教界の最近のトレンドなのだろうかと、複雑な思いがしました。

なお、前回の法要(「平成20年総回向・家畜諸動物施餓鬼会」(2008/07/06 [Sun] 22:17:59)参照)と異なり、今回の法要は、以前からの今までずっとお見かけしていた御住職がおられました。代替わりをしたわけではなく、前回の法要では他に用事があったか、お体の具合が悪かっただけのようです。




3.今回も、「家畜総回向」の際に頂いた「散華」(道場にみ佛をお迎えし、佛を讃え供養する為に古来より広く行われてきたもの。元来は、樒の葉や菊の花、蓮弁等の生花を用いていたが、現在は通常蓮弁形に截った紙花を用いている)に書かれていた言葉を引用しておきます。今回の語句(仏教用語)は、禅語の1つであり、この禅語は、中国禅宗の第六祖・慧能(えのう)の語録「六祖壇経(ろくそだんぎょう)」などに記されている教えです。


無常迅速(むじょうじんそく)

 歳月人を待たず 一日一日を大切に




「無常迅速」はそれだけでも引用されますが、通常は、「生死事大(しょうじじだい) 無常迅速(むじょうじんそく)」という形で引用されることが多いと思います。

この禅語は、「現世の物事の移り変わりがきわめて速いことから、人の一生は短く、死期が思い掛けず早く訪れる」とか、「生死を超えるということは最も切迫した人間の課題であるのに、時間だけが素早く過ぎ去っていく」という意味とされています(西村恵信監修「ちょっと困った時、いざという時の『禅語』100選」76頁)。

昔も今も問わず、生き甲斐を失って自殺をする人がいますし、自殺が出来ないからとして、殺人を犯して死刑を願う人まで出てきています。しかし、いろいろな事情はあるにせよ、いつまで生きるのか誰にも分かりません。明日、事故でなくなるかもしれないですし、深刻な疾患が見つかって余命何ヶ月かということになるかもしれないのです。

「死んだら生まれ変わる」という輪廻転生は、一般に仏教の教えとされています。しかし、そんな誰にも分からない死後のことよりも、死がいつ訪れてもいいように現実を見据えて、自分が今やるべきことは何か、一日一日、いや一瞬一瞬をどのように大切にして生きるかが大事なのです。

言い換えれば、他所事に捉われることなく自分のなすべき事を一生懸命にやりなさい――ということなのです。これを説いているのが、この禅語であり、本来の仏教・禅の教えなのです。


テーマ:政治・時事問題 - ジャンル:政治・経済

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